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みなさん、こんにちは。
神奈川県川崎市武蔵小杉駅で鍼灸接骨院をしています、武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。
本日は低体温、体の芯から冷える冷えを改善させてくれる【生姜白湯】をご紹介していきます。
以前の動画で『【10倍】高血圧に効く成分10倍にする〇〇の食べ方を紹介します。』の動画をご紹介したのですが(文章でご覧になりたい方はこちら⇒「高血圧、うつ、末端冷え性に効果的!!有効成分を【10倍】にする生姜の取り方。」)その中で【生姜白湯】をご紹介しました。その生姜白湯なんですが、私自身が試してみたところ、手軽ですごく良かったのでこの生姜白湯だけのブログを書くことにしました。
生姜の、体を温める成分を10倍にする方法が気になる方は上のリンクから見てみてください。
この動画では、なぜ生姜白湯が深部の冷えや低体温解消にいいのか? 次に実際の生姜白湯の作り方をご紹介します。
低体温や体の芯から冷えて困っている方は是非最後までご覧ください。
生姜白湯が低体温や深部の冷えに効く理由
では早速、なぜ生姜白湯が低体温や深部の冷えにいいのか?について解説していきます。
生の生姜には【ジンゲロール】というものが含まれています。このジンゲロールの効果は末梢の血管を広くしてあげることで、血流を促進し末端を温めてくれます。末梢の血管なので手足の冷えがひどい方ですかね。そんな方には特におすすめです。
先ほど言ったジンゲロールですが、加熱することで【ショウガオール】という成分に変化します。このショウガオールの効果は胃腸の壁を刺激し熱産生を促すことによって、体を芯から温めてくれます。食後に体が温かくなるのは、胃腸の働きが活発になることで熱が作られて中から体が温まりやすくなりますので、それと似た効果だと考えられます。
まとめると“末端冷え性の方”は《生の生姜》、“低体温や芯から冷える冷え性の方”は《加熱した生姜》を摂取した方が冷えの解決につながりやすいということですね。
生姜白湯の作り方
先ほど紹介しましたショウガオール。こちらを手軽に取れるのが生姜白湯です。
用意するものは3つ。①生姜 ②保温できる水筒 ③熱湯 こちらを準備してください。
・まず2㎜ほどにスライスした生姜を保温できる水筒に入れます。
・次に、この水筒に熱湯を入れてすぐに蓋をします。
・そのまま3時間置けばショウガオールをたっぷり含んだ生姜白湯の出来上がりです。
作るときのポイントは、生姜は皮ごと使うことです。皮の下に生姜の薬効成分が多く含まれていますので、なるべく皮ごと使うのがおススメです。生姜を水洗いして土などの汚れを落とし、気になるところは包丁で切り落とし、できるだけ皮が残るようにして使ってください。
二つ目のポイントは生姜の縞模様に平行してスライスしてもらうことです。縞模様と平行に切ることで、生姜の繊維を断ち切ることができます。繊維を断ち切ることで有効成分が出やすくなりますので、スライスする方向も気にかけてみてください。大体2㎜ぐらいの厚さで、包丁ではなくスライサーでも大丈夫です。最初は生姜1枚から始めて、生姜とお湯の量を調整していってください。
ちなみに、私は355mlのタンブラーにスライスした生姜2枚を入れて職場に持ってきてます。
飲んでみた感想
実際に飲んでみた感想は、飲んだ直後からお腹周りがジワ~と温かくなってきて、次に胸の辺りがまたジワ~と温かくなってくるのを感じました。
蓋を開けたときに生姜のいい香りがします。味も素朴で、とても飲みやすく美味しいです。
それと、作ってみて思うのがめっちゃ簡単に作れます!!私は、予め生姜をカットしておいて冷蔵庫に入れてるんですけど、水筒に生姜を入れてお湯を入れて蓋をするだけなので、めちゃくちゃ簡単に作れます。
この生姜白湯、かなり手軽にできますし美味しくて本当に体が温まるので、中の方の冷えや低体温でお困りの方は是非一度試してみてください。
本日は体を温めてくれる生姜白湯をご紹介しました。
みなさん、こんにちは。
神奈川県川崎市武蔵小杉駅で鍼灸接骨院をやっております、武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。
患者さんからいただく相談の中で、冷えに関する相談って季節を問わずあるんですよ。冬はもちろんのこと寒暖差の激しい春や秋。夏はエアコンの冷えでツラいと感じている方も多いようですね。
そんな時に私は「生姜を取るといいですよ~」とお伝えしています。
生姜が冷えにいいのは有名なので皆さんご存じだと思うのですが、取り方によって効果の出方が変わってきますので本日は『温める有効成分を10倍にする生姜の取り方』について説明していきますね。
冷えを解消してくれるだけではなく、生姜を正しく取ることで血管を拡張して血圧を下げてくれたり、鬱を防いでくれたり、免疫を上げてくれる効果なども期待できますので、それらの症状に悩まれている方も是非最後までご覧ください。
生姜の有効成分2つ
では、さっそく『温める有効成分を10倍にする生姜の取り方』を解説していきます。
生姜の温める成分に【ジンゲロール】というものがあります。それは末梢の血管を拡張させることで、血流を促進し体を温めてくれると言われています。生の生姜にはこの【ジンゲロール】が多く含まれています。
生の生姜を加熱すると、先に出ました【ジンゲロール】が【ショウガオール】というものに変化します。加熱した【ショウガオール】の機能は胃腸の壁を刺激して熱産生を促し、体の深部を温めてくれると言われています。冒頭でもお伝えしました、血管を拡張して血圧を下げたり、鬱を防いでくれたり、免疫力を上げる効果が期待できると考えられているのが、この【ショウガオール】です。
ですので、手足の先が冷える末端冷え性の方は末梢の血管を拡張してくれる【ジンゲロール】、いわゆる生の生姜がおススメです。
体の芯から冷える人や体温が低い人は中から温めてくれる【ショウガオール】、加熱した生姜の方が向いているということになりますね。
加熱してショウガオールを引き出す
ジンゲロールは生のままなので説明はいらないかと思いますので、ここからは加熱が必要なショウガオールについて説明していきます。
生姜を加熱する最適温度は80℃と言われています。80℃で加熱するとショウガオールが最も増えるようです。
80℃で加熱って、結構難しいと思うんですよね。沸騰だと分かりやすいのですが、いちいち温度計で確認もめんどくさい。分かります。なので、そんな方でも簡単にショウガオールを効率よく摂取できる『生姜白湯』について説明していきますね。
準備するものは 1生姜、2保温できる水筒、3熱湯、これだけです。
①保温できる水筒に生姜を10g入れます。生姜10gは2㎜にスライスした生姜が大体1枚ぐらいです。
②生姜を入れた水筒に熱湯を入れてすぐに蓋をし、3時間おきます。
これでショウガオールをたっぷり含んだ生姜白湯の出来上がりです。簡単ですよね!
生姜白湯を作るときのポイントは生姜は皮ごと使うことです。皮のすぐ下に有効成分があるので、なるべく皮ごと使ってください。生姜を水洗いして土などの汚れを落とし、黒くなってる部分など気になるところだけ包丁で取り除きます。
もう一つは生姜の縞模様と平行にスライスすることです。繊維を断ち切った方が食べやすいので縞模様に平行に2㎜ぐらいの厚さに切っていきます。スライサーでもOKです。すごく簡単に作れますので是非試してみてください。
今日の本題『温める有効成分を10倍にする生姜の取り方』
最後にメインでもあります『温める有効成分を10倍にする生姜の取り方』をご紹介していきます。
それは生姜を蒸して乾燥させることです。
作り方はスライスした生姜を蒸し器で30分蒸します。この蒸しあがった生姜を乾燥させて水分を飛ばしていきます。笊などにのせてでもいいですし、干し網を使ってもいいと思います。この蒸しあがった生姜を天日干しなら1日、室内干しなら1週間ほどで乾燥させた生姜が出来上がります。
この乾燥させた生姜は生の生姜の10倍のショウガオールが含まれていると言われているんです。少し手間はかかりますが、冷えや血圧、鬱で悩まれている方は是非試してみてください。
まとめ
手足の末端などが冷えている方は生の生姜に含まれるジンゲロールの作用で末端の血流を良くすることがおススメです。
体の芯から冷える、体温が低い方は生姜を加熱してショウガオールの作用で胃腸など体を中から温めるのが向いています。
手軽にショウガオールを摂取したい方は生姜白湯を試してみてください。
作り方は保温ができる水筒に10gの生姜を入れ熱湯を注ぐだけ。そのまま蓋をして3時間すれば出来上がります。
本題でもあります『温める有効成分を10倍にする生姜の取り方』は、生姜を1回蒸して乾燥させ水分を飛ばします。
生姜を蒸し器で30分蒸した後、笊や干し網などに入れて乾燥させます。天日干しなら1日、室内干しなら1週間程で完成です。
本日は『温める有効成分を10倍にする生姜の取り方』をご紹介しました。
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こちらもおススメです。
みなさん、こんにちは。
武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。
本日は『寝つきを良くする飲み物』をご紹介していきます。
こちらは実際に私も試してみましたところ…ビックリするくらいスッキリとよく寝れました。簡単ですし、効果も期待できるのでおススメです。
このブログでは⒈作り方 そして、いつ飲めばいいかなどの⒉効果的な飲み方 をご説明していきますので、気になる方は是非最後までご覧ください。
寝つきを良くする飲み物は・・・?
結論から言うと、寝つきを良くしてくれる飲み物は【レモン白湯】です。
ただの白湯ではなく、なぜレモン白湯がおススメなのかと言いますと、白湯にもレモンにも寝つきに関係する理由がしっかりあるからです。
①白湯が寝つきに効果的な理由
以前『自律神経を整える飲み物』でも紹介していますが、寝る前に白湯を飲むことで体や胃腸が温まります。胃腸が温まることで、副交感神経の働きを活発にしてくれますので、寝つきが良くなると紹介しました。
詳しく知りたい方は 動画『【自律神経失調症】絶対飲んでほしい飲み物!』 ブログ『【自律神経失調症】絶対飲んでほしい飲み物!』 こちらもご覧ください。
②レモンと寝つきの関係
続きまして、レモンを入れると寝つきが良くなる理由を説明していきますね。これは【酸味】がポイントになります。
東洋医学では【五臓の働き】というものがあります。五臓というのは肝臓、心臓、脾臓、肺、腎臓の五つで五臓です。この五臓それぞれが東洋医学的にきちんと働いていると体調に不調が起こりにくいのですが、ストレスや食べすぎ、過労、気候の変化などで働きが乱れると不調が起きてきます。
五臓の中でも、肝臓は目や怒りと関係する臓器になります。例えば、パソコン作業が多く眼精疲労に悩まされている方や寝る直前までスマホを見ていて目の負担が多い方、イライラするようなストレスが多い方は、この肝臓の働きが悪くなり寝つきも悪くなると言われています。現代の人にとても多いタイプの睡眠の悩みです。
東洋医学の五臓には、それぞれを癒してくれる味があります。先ほどポイントとして挙げた【酸味】は肝臓を癒してくれる味として古来から使われてきました。ですので、酸味を取ることで肝臓の働きを回復させて寝付く力を上げてあげるということです。
酸味ですのでレモンの他に梅や酢でも大丈夫なのですが、私は手軽で飲みやすいレモンを使いました。
レモン白湯の作り方
では、ここからは【レモン白湯】の作り方を紹介していきます。
まず普通に白湯を作ります。
白湯の作り方は3ステップです。
①やかんに水を入れ沸騰するまで強火で沸かします。
②やかんの蓋を取り、大きな泡が出るくらいの火力で3~10分その状態を維持します。
③火を止め50℃くらいになるまで自然に冷まします。これで白湯の完成です。
過去に上げた動画『【白湯】の正しい作り方。手順は3つ!白湯の飲み方も併せてご紹介します。』やブログ『【白湯】正しい白湯の作り方。手順は3つ!白湯の飲み方も併せてご紹介します。』でも詳しく説明していますので、気になる方はご覧ください。
白湯が出来上がったら、そこにレモンを入れます。私はポッカレモンを使いました。
このコップ一杯程度(大体200㎖)の白湯に対して5滴のポッカレモンを入れます。混ぜればこれで【レモン白湯】の完成です。ゆっくりと10分くらいかけて飲み、体や胃腸を温めてください。
飲むタイミングは寝る30分前くらいが良いと思います。結構おいしいのでレモンの酸味を味わって、ゆっくり飲んでください。
余談ですがレモン果汁には【リモネン】という成分が入っており、このリモネンは免疫力を上げてくれたり、代謝を上げて内臓脂肪を減らす効果も期待できるようでダイエットにもつながる可能性があります。
寝つきを良くしてくれて、免疫力を上げて、ダイエットにも効果的。
そんな簡単で万能な【レモン白湯】是非ご家庭で作ってみてください。
みなさん、こんにちは。
神奈川県川崎市武蔵小杉駅で鍼灸接骨院をやっております武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。
本日は『自律神経失調症の人に絶対飲んでほしい飲み物』こちらをご紹介していきます。
自律神経失調症の方に絶対飲んでほしい飲み物それは…
絶対飲んでほしい飲み物は【白湯】(さゆ)なんですね。
このブログでは
- 1.なぜ自律神経失調症に白湯がおススメなのか?
- 2.美味しい白湯の作り方
- 3.自律神経失調症に効果的な白湯の飲み方
- 4.まとめ
の順番でご紹介していきます。
自律神経失調症でお悩みの方は、是非最後までご覧になってください。
要点だけ知りたい方は最後のまとめだけを読んでいただければ分かるようになってますので、必要なところだけでも読んでいってください。
宜しくお願いいたします。
⒈自律神経失調症に白湯がおススメな理由
まずは、なぜ自律神経失調症に白湯がおススメなのか?こちらを先に解説していきます。
最近はテレビや本などでも【自律神経】という言葉は耳にすると思います。自律神経の働きが乱れることで起きる症状がたくさんありすぎて、様々な症状の原因として【自律神経の乱れ】が紹介されています。
私たちの身体には手足のように自分の意思で自由に動かすことができる神経と、内臓の働きのように自分の意思では動かせない神経に分かれます。後者である『自分の意思では動かせない神経』のことを自律神経と呼ぶんですね。
この自律神経には【交感神経】(こうかんしんけい)と【副交感神経】(ふくこうかんしんけい)の二種類があります。昼間は身体や心を活動的にさせる交感神経が優先的に働くようになっていて、夜は睡眠への準備として心も身体もリラックスした状態をつくるために副交感神経が優先になります。
常にどちらも働いてはいるのですが、その働きには優先順位があるんですね。
自律神経が乱れずにしっかりと整っている時は、この交感神経と副交感神経、どちらを優先させるかのスイッチの切り替えが上手くいきます。反対に自律神経が乱れている時はこの切り替えが上手くいかないことで様々な不調が起こります。
例えば、私たちが日ごろから感じる内臓の不調は、肝臓や腎臓よりも胃腸などの消化器官、特に便秘や下痢などの腸の症状が分かりやすいですね。
交感神経が優先的に働いている時は腸の働きはゆるやかになり(活動中に頻繁にトイレに行かないようになってます)、副交感神経が優先的に働いている時は腸の働きが活発になります。
緊張などのストレスが多いときは、交感神経で身体を奮い起たせないといけないのですが、その人が元々持っている身体のキャパシティを超えるストレスになると自律神経が乱れ始めます。
そうするとお腹が痛くなったり、下痢をしたり、反対に便秘になる方もいらっしゃいますね。これが分かりやすい自律神経の乱れです。
これは一時的な緊張やストレスの話であって、このブログを読んでくださってる方は長期的なストレスにさらされて自律神経が乱れてしまった方がほとんどだと思います。
今回ご紹介する白湯は、腸を通して副交感神経を整えるのが目的となります。
白湯を飲むと胃腸が温まり、副交感神経が働きやすくなり同時に心も落ち着きやすくなります。ですから、特に自律神経の乱れが気になる方は就寝前に白湯を飲むことで副交感神経の働きをよくし、眠りにつきやすくする効果も期待できるということです。
⒉美味しい白湯の作り方
では、ここからは美味しい白湯の作り方を紹介していきます。
作り方は3ステップです。
- ①やかんに水を入れ、強火で沸騰させます。
- ②沸騰したらやかんの蓋を取り、大きな泡がポコポコと出るくらいの火力にして3~10分その状態を維持します。
- ③火を止めて50℃くらいになるまで自然に冷まします。
これで美味しい白湯が作れます。時間が無ければ電気ケトルなどを使っていただいても構いませんが、しっかり沸騰させた白湯の方が効果が高いと私は思っています。ですので時間があればで構わないのですが、先ほど言った沸騰させた白湯を飲んでみてください。
↓↓白湯の作り方ブログ↓↓
『【白湯】正しい白湯の作り方。手順は3つ!白湯の飲み方も併せてご紹介します。』
↓↓白湯の作り方動画↓↓
『【白湯】の正しい作り方。手順は3つ!白湯の飲み方も併せてご紹介します。』
⒊自律神経失調症に効果的な白湯の飲み方
飲み方にもコツがあります。
自律神経失調症の人におススメの白湯の飲み方は、寝る30分前にコップ一杯程度(大体200㎖ぐらい)の白湯を10分くらいかけてゆっくりと飲むことです。
コップ一杯の白湯を飲むことで副交感神経の働きを促して、眠りにつきやすくなることが期待できると思います。
4.まとめ
自律神経には交感神経と副交感神経があり、白湯は副交感神経を整えるのに効果的です。
白湯の作り方は3ステップ。①やかんに水を入れ、強火で沸騰させます。②沸騰したらやかんの蓋を取り、大きな泡がポコポコと出るくらいの火力にして3~10分その状態を維持します。③火を止めて50℃くらいになるまで自然に冷まします。
飲むタイミングは就寝の30分くらい前。200mlの白湯を10分くらいかけてゆっくりと飲むのがコツです。
以上が自律神経失調症の方に絶対飲んでほしい飲み物、白湯のご紹介でした。1回ではなかなか変化は出づらいですが継続して飲んでいけば少しずつ変化は出てくると思いますので、是非やってみてください。
みなさん、こんにちは。
神奈川県川崎市武蔵小杉駅で鍼灸接骨院をやっております武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。
本日もブログをご覧くださってありがとうございます。
今回は『寝ても寝ても眠い春の睡気』について東洋医学的な考え方も交えて解説していきます。
近頃、どんどん春の陽気になってきて過ごしやすくなってきましたね。
この時期になると患者さんからよく
「眠い、とにかくボーッとする」
「日中も眠くて仕事にならない」
「いつもは大丈夫なのに、この季節だけ朝が起きられない」
などと、睡眠に関する相談が一気に増えます。
そこで今日のブログは
- ⒈春が眠い原因
- ⒉春の睡眠のコツ
- ⒊春におススメの食べ物
- ⒋寝ても寝ても眠い時におススメのツボ
- まとめ
の順番で解説していきます。
急いでいる方は【まとめ】だけでも分かるように用意してありますので、どうぞご覧ください。
春の眠気で悩まれている方の、解決のヒントになれば幸いです。
⒈春が眠い原因
ではまず、春が眠い原因から解説していきます。
私は原因は大きく分けて3つあると考えてます。
- 寒暖差
- 環境の変化
- 肝の弱り
の3つです。
3つめは東洋医学的な考え方となりますね、。
それでは、1つずつ説明していきますね。
①寒暖差
まずは1つめの寒暖差です。
春の陽気は《三寒四温》(さんかんしおん)と言うだけあって、春らしくポカポカして暖かい日もありますし、花冷えと言われるように肌寒い…よりも体感では寒く感じる日もあります。
春は1年の中で最も寒暖差が激しい季節と言われ、この『寒い』『暖かい』を繰り返すと身体が気温差で疲れてしまい、自律神経が乱れやすくなると言われてます。
自律神経とは?
私たちの身体には、筋肉を動かしたり感覚を感じたりする【体性神経】と環境に身体を適応させるように体温や血流などを調整していたり、食事、睡眠、排尿のコントロールなどをしてくれる【自律神経】があります。
この自律神経は日中の活動中に優先される【交感神経】と、暗くなってから睡眠の準備をするために身体をリラックスさせる時に優先される【副交感神経】があります。
この2つを自律神経とよびます。この自律神経のバランスが崩れると体のリズムも崩れやすくなってきます。
そうすると夜の寝つきが悪くなったり昼間に眠くなったりと睡眠に影響が出やすくなると言われています。これが1つめの原因です。
②環境の変化
2つめは環境の変化です。
春のこの季節は卒業式や入学式、就職や移動など環境の変化が多いシーズンになります。
大きな変化じゃなくても、職場のメンバーが変わったり通勤や通学でいつも乗っている電車のメンバーが変わったりと、些細な変化はたくさん出てきます。
ご自身が思っている以上に身体は変化に敏感です。些細な変化でも身体が緊張しやすくなり、そうすると先ほど言った自律神経のうちの交感神経が活発な時間が多くなり、夜になっても落ち着かず寝つきが悪くなったり睡眠の質が落ちたりしてしまいます。
特に睡眠の質が良くないのが問題で、自分ではしっかり十分な時間眠ったつもりでいても眠れていないことや、思っているより眠りが浅く睡眠の質がよくなかったりします。
そうすると、結局疲れがしっかり取れず、次の日の日中にぼんやりしたり眠くなったりします。これが2つめの原因ですね。
③肝の弱り(東洋医学的な考察)
3つめは肝の弱りです。
東洋医学では【五臓の働き】というものがあります。五臓とは肝臓・心臓・脾臓・肺・腎臓の五つで五臓です。
体の中で、この五臓がきちんと働くことで気のめぐりや血流が保たれていて日々生活を営むことができるという考えなのですが、この中で春に症状が出やすいと言われているのが【肝】のツボなんですね。
この肝が弱るとイライラしやすくなって寝付けなくなったり、寝ても眠い状態になると言われています。
これが3つめの原因ですね。
⒉春の睡眠のコツ
それでは、次に春の睡眠のコツです。
これは『少し遅めに寝て、少し早く起きる』このように寝るのが良いと思います。
人間は太陽のリズムに合わせて生活するのが良いといわれています。冬から春に向かっていくということは、日の出が早まり日の入りも遅くなっていきます。太陽の出ている時間が長くなっていきますね。なので、それに合わせた睡眠のリズムを作るのが良いと思います。
春の睡眠は冬に比べて少し遅めに寝て少し早く起きる。眠いのに睡眠時間を削るの?!と思われそうですが、体内時計を季節に合わせることで自律神経も整いやすくなります。
さて、この『少し』ってどのくらいなんだと聞かれそうですけども、大体30分前後で調整するのが私はいいんじゃないかなと思ってます。
⒊春におススメの食べ物
次は春の眠気におススメの食べ物をご紹介していきます。
先ほどお伝えしたように、春は肝の症状が出やすいんです。この肝の働きを助けて元気にしてくれる味が【酸味】と言われています。
特に春の時期に眠いのなら春に旬を迎える柑橘類が良いと思います。具体的には甘夏、デコポン、伊予柑などがおススメなので食べてみてください。
⒋寝ても寝ても眠い時におススメのツボ
最後になりましたが、春に寝ても寝ても眠い方に私がおススメするツボを2つ紹介します。①【失眠】(しつみん) ②【太衝】(たいしょう)の2つです。
①【失眠】は失った眠りを取り戻すと言われている眠りを改善させるツボです。
場所はかかとの裏の中央の少し凹んだところ。こちらが失眠になります。この失眠を温かいペットボトルで温めたり、私が良く使いますのは《あずきの力》などのレンジで温めるタイプのでカイロですね。そういった優しい温かさのもので温めるのが良いと思います。簡単なのでやってみてください。
②【太衝】は先ほど言った肝のツボになるので春の眠い時にはおススメしたいツボです。
場所は足の甲の親指と人差し指の交わるところからやや指先よりの凹み、そこが太衝です。ここを優しく押すか、お灸などができるととてもいいですね。ツボ押しのコツやお灸のやり方は、過去の動画やブログもありますので、そちらを参考にしてください。
↓↓動画はこちらから↓↓
↓↓ブログはこちらから↓↓
まとめ
⒈春の眠気の原因は⒊つ。
①寒暖差
②環境の変化
③肝の弱り
⒉春の睡眠のコツ
冬に比べて少し遅く寝て、少し早く起きる。30分前後で調整するのがいいです。
⒊おススメの食べ物
春の眠気にいいとされている味は酸味なので、食べ物は春に旬を迎える柑橘類。具体的には甘夏、デコポン、伊予柑などがおススメです。
⒋春に眠気におススメのツボ
かかとにある【失眠】と、足の甲にある【太衝】。
失眠はかかとの裏の中央の少し凹んだところ、太衝は足の甲の親指と人差し指の交差するところからやや指先よりのちょっとした凹み。ツボ押しもいいけど温めるとより効果が出ると思います。
本日は春の眠気について東洋医学的な考察も交えて説明していきました。
みなさん、こんにちは。
武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。
私は神奈川県川崎市の武蔵小杉で鍼灸接骨院をやっています。
本日は正しい白湯の作り方、こちらをご紹介していきます。
この前、患者さんとお話しする中で「白湯いいですよー」とお伝えしたところ、「白湯っていつ飲めばいいのー?」「どうやって作ればいいですかね?」などと質問をいただきましたので、この動画では⒈白湯の効果 ⒉白湯の作り方 ⒊白湯の飲み方 についてご説明していこうと思います。
⒈白湯の効果
まず、白湯の効果です。
よく言われるので、みなさんもご存じかもしれませんが冷えの改善が有名です。温かいお湯を取りますので、体の冷えが改善されますということですね。
次に考えられる効果は、胃腸の機能の活性化です。内臓が温められることによって胃腸の働きが活性化することが期待できます。
また、胃腸の働きが活性化することによって便秘の解消などにも繋がるので、デトックス効果も同時に期待できますね。
そして、内臓が温まることによって体全体も温まりやすくなりますので、リラックス効果も期待できると思います。
⒉白湯の作り方
ここからは、正しい白湯の作り方をご紹介いたします。
手順は3つですね。
- やかんに水を入れ、沸騰するまで強火で沸かします。
- 沸騰したら、やかんの蓋を取ります。この時、大きな泡がこぽこぽ出るくらいの火力にして、3分~10分その状態で火にかけておきます。
- 時間になったら火を止め、50度くらいまで自然に冷まします。
この方法だと美味しい白湯が作れますので、是非試してみてください。
⒊白湯の飲み方
ただゴクゴクと飲むよりも効果的な飲み方がありますので、こちらでは効果的な白湯の飲み方をご紹介していきますね。
白湯を飲むおススメの時間帯は朝がおススメです。朝は何時間も水分を取っていない状態になりますので体が乾いてる状態になりますし、体がまだ起きていないので代謝も低く温まっていない状態です。なので、ここで白湯を飲むことによって体を芯から温めることができます。
飲み方としましては、コップ一杯くらいの白湯(大体200㎖)でいいと思います。これを10分くらいかけて、ゆっくり飲むのが良いと思います。
一つ注意点がありまして、白湯は確かに体を温める効果があるんですけども、あまりにも多くの量を取りすぎてしますと結果的に体に水が多くなりすぎてしまいます。これも、冷えの原因となりますので、飲めば飲む程いい訳ではなく、量に注意しながら飲まれるとより効果的に飲めると思います。
※他の動画では症状別にそれぞれ白湯の飲み方をご紹介していますので、そちらも参考にしていただけたら嬉しいです。
⇒『【自律神経失調症】絶対に飲んで欲しい飲み物!作り方や飲み方も紹介』
⇒『体の深部から温めてくれる【生姜白湯の作り方】を紹介します。準備する物は3つ!』
⒋まとめ
本日のまとめです。
白湯の効果は冷えの改善や胃腸の活性化、それに伴うデトックス効果やリラックス効果、この辺りが期待できると思われます。
白湯の正しい作り方は ①やかんに水を入れ沸騰するまで強火で沸かす ②沸騰したらやかんの蓋を取り、大きな泡が出るくらいの火力に調整し、その火力で3~10分火にかける ③3~10分経ったら火を止め自然に50℃まで冷ます 以上になります。
白湯を飲むおススメの時間帯は朝で、コップ一杯(大体200㎖)くらいを10分くらいかけてゆっくり飲むのがおススメです。
すごく手軽にできますので、ぜひ白湯ライフを試してみたください。
武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。
本日は足先の冷えでお悩みの方に、おススメのカイロを貼る場所をご紹介していきます。
私は、神奈川県川崎市武蔵小杉で鍼灸接骨院をやっています。
日々、色んな患者さんから身体に関する相談を受けるのですが、毎年寒い時期や今のように暖かくなったり寒くなったりと寒暖差が激しい季節、また夏は冷房での末端の冷えの相談を受けることがよくあります。
末端とは言いましたが、特に足先が冷えて困っている方が多いと思いますので、本日は足先の冷えにおススメのカイロを貼る場所をご紹介していきます。
ここに貼るといいです!
結論から言うと『内くるぶし』にカイロを貼るのがおススメです。
カイロを貼るポイントは2つありますので、それをご紹介していきます。
ポイント1
1つ目のポイントは、くるぶしの上に貼ることですね。
言葉では分かりにくいので図を用意しました。
足の内側、足の親指側のくるぶしですね。内側のくるぶしの上に被さるように、カイロを貼ります。これが1つ目のポイントになります。
ポイント2
2つ目のポイントは図のように、内くるぶしにカイロの端が重なることです。言葉で説明するとややこしいんですけど実際はとても簡単で、カイロの4つの角のうち下にくる端っこを内くるぶしに被せるように貼り、もう1つの下にくる端はアキレス腱に重なるようにします。
要は内くるぶしと、後ろのアキレス腱側をカイロを貼って温めたいということですね。
そこを温める理由
では、何で内くるぶしを温めると足先の冷えにいいのかと言いますと、内くるぶしの近くに後脛骨動脈(こうけいこつどうみゃく)という動脈が走っています。この後脛骨動脈は内くるぶしの後ろを通って足先に酸素を届けてくれる血管なので、その足先に行く血管の根元を温めてあげるっていうことなんですね。
先程のイラストで言いますと
この辺りを後脛骨動脈が走っていきます。ですので、カイロを内くるぶしの端からアキレス腱に被せて貼ることで足先にいく血液を温めるという効果が期待できます。
まとめ
足先の冷えの原因は様々ありまして、自律神経の乱れや血液循環の悪化、また下着や服などの締め付けやホルモンの乱れなどが考えられます。
今回の方法は、その中でも特に血液循環の悪化が原因での冷えのタイプの方に特にオススメしたいですね。
真冬や寒暖差が大きな時期、または冷房を使うような季節になりますと足先の冷えで悩む方が多くなるように感じます。
冷えるからと言って重ね着をしすぎて下着や靴下などで締め付け、結果的により冷えてしまうことがないように注意していただきながら、このカイロを貼ると効果的かなと思います。
本日は足先に冷えにオススメのカイロの場所をご紹介させていただきました。
みなさん、こんにちは。武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。本日は後鼻漏の方におススメの飲み物をご紹介していきます。
このブログでは後鼻漏の原因、後鼻漏の対処法、後鼻漏におススメの飲み物の順で紹介していきます。
後鼻漏の症状
まず初めに後鼻漏についてです。
後鼻漏とは鼻水が喉の奥に流れてくる症状です。流れるだけではなく、喉の奥の方に痰の塊みたいなのが貼りついたような感じがするという方もいらっしゃいます。
この後鼻漏、喉の奥に流れてくるので口から吐き出すか飲み込むかしか処理の仕方がないんですよね。ですから、症状がひどい人になりますと夜眠れないことや、食事が食べにくいなどと日常生活に支障をきたします。
後鼻漏の原因
一般的には後鼻漏の原因は風邪やアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎などが原因で発症するのが多く、その他にも自律神経失調症などで発症するとも言われています。
ここからは東洋医学で後鼻漏をどう考えていくかの解説をします。
東洋医学では五臓のというツボの働きで考えていきます。五臓とは肝臓、心臓、脾臓、肺、腎臓の5つで五臓となります。東洋医学ではこの五臓の働きを重要視します。
中でも後鼻漏の場合は肺か脾のツボをよく使います。
肺は皆さまご存じの通り呼吸器ですので、鼻の症状とも深く繋がりがあります。ですから、肺の機能が弱って後鼻漏の症状が出るタイプの方は後鼻漏だけではなく、日頃から呼吸が浅いこともありますし喘息などの症状をお持ちの方もいらっしゃいます。
他にも肺のツボは自律神経とも深く関係してきますので自律神経が乱れている人も割といらっしゃいますね。このような肺のツボの弱りが原因で後鼻漏の症状が出ている方は、肺のツボで施術していきます。
次に脾のタイプですね。東洋医学では脾は主に胃腸の機能と関係しています。胃腸の機能が落ちると痰が出やすくなると考えられていますので、脾が弱ると後鼻漏の症状が出やすくなります。脾のタイプの人は食欲が落ちてる時やお腹を触ると冷えていたり、食後に症状が悪化するという特徴があります。
後鼻漏もタイプがありますので、タイプを見極めて施術していきます。
後鼻漏の対処法
ここからは後鼻漏の対処法をご紹介していきます。対処法もタイプによって使い分けます。
まず肺のタイプは、後鼻漏以外にも呼吸器系の症状があったり自律神経の乱れなどの後鼻漏以外の症状もあることが多いのでそこからケアします。東洋医学には《五悪》(ごあく)という、各ツボの苦手なものがあります。肺のツボは乾燥を嫌う傾向にありますので、マスクで呼吸器が乾燥しないようにしたり、ご自宅ですと加湿器などを使って乾燥対策をされるといいと思います。
次に脾のタイプですね。お腹を触ると冷えていたり食後に症状が悪化したりするタイプになります。このタイプの方の対処法は胃腸に負担をかけないことが重要ですのでゆっくりとよく噛んで食べたり、なるべく冷たいものや油っこいものは避け消化に優しいものを普段の食生活に取り入れられるといいと思います。なるべく胃腸に負担をかけないようにするのが大切になってきます。
後鼻漏におススメの飲み物
それでは最後に後鼻漏の方におススメの飲み物をご紹介します。
後鼻漏の方におススメなのは【なた豆茶】です。
これは実際に後鼻漏の症状がある患者さんに教えていただきました。みなさん【なた豆】ってご存じですか?私は知らなかってので少し調べました。
この、なた豆は大きな豆の種類で九州地方で有名みたいです。豆のさやの形が刀や刃物のナタに似ていることから【なた豆】と呼ばれるみたいです。なた豆は生命力がとても強くグングン成長することから、ジャックと豆の木のモデルになったという説もあるみたいです。とても元気のある豆なんですね。実は福神漬けの中にも入っているみたいです。
そして、このなた豆の効能は古くから漢方で使用されており『膿を取ってくれる豆』として【膿取り豆】とも呼ばれ、蓄膿症などにも使われていたみたいです。また、なた豆に含まれるウレアーゼやコンカナバリンaとういう成分が腎機能を高める効果が期待でき、他にもむくみや糖尿病の進行を抑制する効果が期待できるといわれております。
この、なた豆には種類があって白なた豆、赤なた豆、タチなた豆の3種類があります。教えてくださった方も色々試されたみたいなのですが、赤なた豆茶が何となく1番効くと言っていたので、私は後鼻漏の方にはこの【赤なた豆茶】をおすすめしています。
調べていましたら、タチなた豆は毒性が強く食用には向かないので必然的に赤なた豆か白なた豆になるのですが、赤なた豆にも弱い毒性があるので焙煎してからお茶にするみたいなので、そこに違いがあるのかもしれないですね。
ちなみにその方曰く、冷たい赤なた豆茶より【ホットの赤なた豆茶】のが効く気がすると言っていたので、なた豆茶を飲むときはホットをおススメしています。
まとめ
東洋医学では後鼻漏は肺か脾のタイプで考えます。
肺は呼吸器の弱りなので、後鼻漏以外に喘息などの呼吸器の症状があったり自律神経の乱れがあることが多いです。
脾は消化器の弱りなので、お腹が冷えていたり食欲が無かったり食後に悪化する場合が多いです。
ちなみにそれぞれおすすめの食べ物というものもありまして、肺のタイプの人は白い食べ物がおすすめです。白い食べ物は例えば白ごま、白菜、白身魚そういったものを食べていただくといいと思います。
脾のタイプの方には黄色い食べ物がいいと言われています。例えばかぼちゃ、じゃがいも、とうもろこしなどがおすすめです。脾のタイプの人はゆっくりとよく噛んで食べるようにしてください。
おススメの飲み物はなた豆茶。種類があって白なた豆、赤なた豆、タチなた豆があります。その中でも赤なた豆茶がおすすめで、さらにホットで飲むのがおススメなので試してみてください。
こんにちは。武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。
今回は自宅でも簡単にできるセルフお灸のやり方を解説していきます。
よく患者さんやYouTubeの視聴者さんから
『家でもお灸やりたいんですけど、どうしたらいいですか?』
というご質問をいただきます。
お灸は鍼灸院で定期的にしていただくのもいいのですが、自宅でこまめに施灸していただくことで免疫力も上がります。また、正しくツボにお灸することによって症状の緩和やツボの効果を最大限に引き出すことができますので、自宅でも施灸していただけると私たちも嬉しいです。
しかし、お灸は火を使いますので火傷のリスクなどあります。本日は是非、正しいお灸のやり方を覚えていってください。
⒈自宅施灸で準備するもの
それではまず準備するものをご紹介します。
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お灸
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灰皿
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ライター
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ペン
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濡れタオル
ここからは1つずつ説明していきます。
まずはお灸です。
こちらがご自宅でも簡単にできるタイプのお灸で、台座灸といいます。有名なのは《せんねん灸》ですね。
この様にシートになっているものもありますし、バラバラで入っているものもあります。台座灸ではないのですが、でんぷん糊を水で潤わせて皮膚に粘着させる物もありますので、皮膚が弱く台座灸の粘着面に皮膚が負けてしまう方はでんぷん糊タイプがおすすめです。
当院ではこのシートになっているタイプを使ってますので、本日はこのシートタイプで説明していきます。
台座灸はこの台座の上にもぐさが詰まった筒があります。
ここに火をつけることでお灸である艾(もぐさ)が燃えて温熱刺激を皮膚に与えることができます。
お灸は様々な強さの熱さが用意されてますので、初めは温度が低いものから始めるのがおすすめです。ほとんどの台座灸はパッケージに熱さのレベルの記載があります。メーカーによって表記の仕方が違ってきますので、そのメーカーの中の一番弱いものから始めてみてください。
つぎは灰皿です。どういった灰皿でもいいのですが、入れるところが広く、中に水を張れるものですとより安全にできます。
ライターですが、ライターもどんなものでも結構です。私はこのような100円均一の物を使っています。ターボライターは火力が強く炎の先端が見えずらいので火傷には特に注意してください。
それとペンですね。ツボの印をつけるために使いますので、どういったペンでも大丈夫です。水で簡単に消えるものが痕にならなくていいと思います。
最後に濡れタオルです。無くても大丈夫ですがあるとより安全にできます。
⒉お灸のやり方
ここから実際にお灸をやってみます。今回はこの手首にある【陽池】(ようち)というツボにお灸をします。
まずペンでツボの場所に印をつけます。
次にお灸の裏側のシールをはがします。ここでポイントなんですがツボに貼ってから火をつけるのではなく、一旦指に貼って火をつけてからツボに貼ります。実際にやってみます。
火が付きましたので指からツボに貼り替えます。火を着けてすぐであれば、まだ台座は熱くありません。
ここで注意点なのですが、気や熱は上に行きますのでこの筒の部分を必ず上に向けます。重要なのでもう一度言います。筒の部分は必ず上に向けてやって下さい。このように下に向けると火傷の原因になりますので絶対にやらないでください。
火がついてツボに乗せたらそのまま4~5分放置します。
大体1分ぐらいたってこのようになると温熱刺激が感じられるようになります。ここで再び注意点ですが、温かいぐらいですと問題ないのですがチリチリやピリピリするような刺激を感じましたら熱さを我慢せずに途中でとって灰皿に入れてください。
この時、台座は熱くなっておりますので、先ほど用意した濡れタオルで親指と人差し指を湿らせてから取るといいです。慣れていると指を湿らせなくても触れると思いますが最初は湿らせた方が安全です。
大体4,5分経つと温熱刺激がなくなりますのでお灸を外します。この時に上に真っ直ぐとるのではなく少し捻りながら取ると取りやすいのでやってみてください。外しましたら水を張った灰皿にお灸を入れます。これで終わりです。
自宅でやるお灸の場合はお灸の回数は大体1回やれば十分な場合が多いので、あまり回数にとらわれることなく自分のリラックスできる時間を見つけて、気軽にやっていただけるといいと思います。
先ほど言ったように、チリチリやピリピリした刺激があるときは熱すぎる場合が多いのでやりすぎに気を付けて、じんわり温かいぐらいの刺激で日々継続してやっていただくのが1番効果があるんじゃないかと思います。
⒊お灸の注意点
最後に大切なことなので注意点をまとめます。
①お灸は指に貼ってから火をつけてツボに貼ること。
②筒の部分を必ず上に向けること。
③チリチリやピリピリする刺激を感じたらお灸をとること。
この3点に気つけてお灸をやってみてください。本日は自宅でのお灸のやり方をご紹介しました。
こんにちは。武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。
本日は応急処置としての尿意を抑えるツボをご紹介していきます。
ピンチな時ってありますよね
日常生活でも急な尿意を我慢しないといけない状況に陥ることって、みなさんも経験があると思うんです。
例えば、電車やバスなど乗り物に乗っていてトイレがない場合や、会議や試験中などその場から離れにくい理由があったりと。
私も結構トイレが近い方で、先日それこそ高速バスに乗っていて尿意に襲われたんですよ。次のサービスエリアでの休憩まで20分ほどでしたので、この20分をなんとか凌げる方法はないかと考えました。
鍼灸師として仕事で普段からツボを扱っているので、この尿意もツボで何とかできないか?!とね。そんな時に私が思いついたツボを、今回は皆様にお伝えしようと思います。
尿意を抑えるツボ、それは…
そんな膀胱が緊急事態の最中に私が思いついた尿意を抑えるツボは【液門】(えきもん)です。
一般の方はまず聞いたことがないツボだと思います。【液門】は三焦(さんしょう)というグループの中のツボです。三焦とは体の中の水の通路全般を総括している実体のない、東洋医学独特な考え方です。腎や膀胱よりも広い範囲の水に関係していると考えられています。
その中でも【液門】は水の出入りするツボと言われてまして水分調節などに使うツボになります。
場所は手の甲の小指と薬指の間の水掻きの上の凹んでるところ、ここが【液門】になります。
トイレに行きたい、でもすぐには行けそうにない、耐えなきゃいけない…そんな時はこの【液門】を息を吐きながら押してみてください。強さは“痛気持ちいい”くらいの刺激でいいと思います。左右どちらの【液門】がいいの?と考える方もいらっしゃると思いますが、その時に押せるほうでいいと思いますよ。とにかく息を吐きながら、痛気持ちいいくらいの強さで押すのが重要です。
ツボの押し方はこちらのブログ【ツボの押し方のコツ】で説明していますので、そちらを見ていただければなと思います。
今回のツボはあくまでも応急処置なので、トイレに行ける状況になれば我慢することなくトイレに行ってくださいね。
それと膀胱炎など、何か別な理由があるために発生した尿意には効果は期待できないと思います。
まとめ
尿意を我慢しないといけない緊急事態な状況での尿意を抑えるツボとして、水の調整に関わる【液門】をご紹介させていただきました。