こんにちは。武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。
本日は応急処置としての尿意を抑えるツボをご紹介していきます。
ピンチな時ってありますよね
日常生活でも急な尿意を我慢しないといけない状況に陥ることって、みなさんも経験があると思うんです。
例えば、電車やバスなど乗り物に乗っていてトイレがない場合や、会議や試験中などその場から離れにくい理由があったりと。
私も結構トイレが近い方で、先日それこそ高速バスに乗っていて尿意に襲われたんですよ。次のサービスエリアでの休憩まで20分ほどでしたので、この20分をなんとか凌げる方法はないかと考えました。
鍼灸師として仕事で普段からツボを扱っているので、この尿意もツボで何とかできないか?!とね。そんな時に私が思いついたツボを、今回は皆様にお伝えしようと思います。
尿意を抑えるツボ、それは…
そんな膀胱が緊急事態の最中に私が思いついた尿意を抑えるツボは【液門】(えきもん)です。
一般の方はまず聞いたことがないツボだと思います。【液門】は三焦(さんしょう)というグループの中のツボです。三焦とは体の中の水の通路全般を総括している実体のない、東洋医学独特な考え方です。腎や膀胱よりも広い範囲の水に関係していると考えられています。
その中でも【液門】は水の出入りするツボと言われてまして水分調節などに使うツボになります。
場所は手の甲の小指と薬指の間の水掻きの上の凹んでるところ、ここが【液門】になります。
トイレに行きたい、でもすぐには行けそうにない、耐えなきゃいけない…そんな時はこの【液門】を息を吐きながら押してみてください。強さは“痛気持ちいい”くらいの刺激でいいと思います。左右どちらの【液門】がいいの?と考える方もいらっしゃると思いますが、その時に押せるほうでいいと思いますよ。とにかく息を吐きながら、痛気持ちいいくらいの強さで押すのが重要です。
ツボの押し方はこちらのブログ【ツボの押し方のコツ】で説明していますので、そちらを見ていただければなと思います。
今回のツボはあくまでも応急処置なので、トイレに行ける状況になれば我慢することなくトイレに行ってくださいね。
それと膀胱炎など、何か別な理由があるために発生した尿意には効果は期待できないと思います。
まとめ
尿意を我慢しないといけない緊急事態な状況での尿意を抑えるツボとして、水の調整に関わる【液門】をご紹介させていただきました。