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みなさん、こんにちは。
神奈川県川崎市武蔵小杉駅で鍼灸接骨院をやっております、武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。
本日は「耳が詰まった感じがする」「自分の声が大きく聞こえる」などの症状が出る【耳管開放症】(じかんかいほうしょう)についてブログを書いていきますね。
毎日、様々な症状の患者さんがいらっしゃってまして、その中には耳管開放症の症状の方もいらっしゃいます。今回は実際に耳管開放症が改善したケースと当院での耳管開放症の施術法、また耳管開放症におススメのツボの紹介と対処法について説明していこうと思います。
耳管開放症とは?
では、まず初めに耳管開放症についての説明です。
耳管は耳と鼻をつないでる管のことです。その管のことを耳管と言うわけですね。この管を通して耳と鼻の換気が行われていて、鼓膜の奥の圧力とかを調整してくれてるところになります。
普段はこの耳管ってのは閉まっています。閉まっている状態で物を飲み込んだり、あくびをしたりする時にパカっと開くんですね。開くことで鼓膜の奥の圧力を調整してくれています。
よく高いとことかに登ると耳がこうグーっと詰まるじゃないですか。詰まったときに唾を飲みこんだりすると治りますよね。
あれは耳管が一瞬だけ開いて圧力を調整してくれて、また閉じて戻ってという働きがあるわけです。
今回の耳管開放症は、何らかの原因でこの耳管が開いたまま閉じなくなってしまう状態ですね。これが耳管開放症です。
耳管開放症の症状
次に耳管開放症の症状です。自分の声が響く、自分の呼吸音が聞こえる、耳が詰まった感じ、耳鳴りという症状などがありますね。
私の経験上、耳のそばで響くって方もいれば後頭部の辺りでワンワンワンワ~ンと響くって方もいらっしゃいますので、一概にここで響くとは言えないんですよね。どこで響きます?と聞いても耳のそばの人もいれば、後頭部の人もいますから。まあ、いろんなパターンの人がいるなという印象です。
耳管開放症の原因
耳管開放症になる原因なんですけど、よく言われるのが自律神経失調症と、加齢です。あとは体重減少でも起こると言われてますね。
耳管開放症の施術法
それでは、当院では耳管開放症をどのように施術していくのかを説明していきます。
東洋医学では五臓の働きというのを重要視します。五臓というのは肝臓、心臓、脾臓、肺、腎臓の五つの臓器で五臓です。体の中でこの肝、心、脾、肺、腎の五つの機能がバランスよく働いていると不調が出ずに元気ですよって考えです。
耳は腎の機能の一つですので、体全体にある腎の機能を高めるツボを使って施術していきます。
実際に耳管開放症が改善したケースなんですけど、まず先ほど出ました腎のツボをベースにツボを選びます。しかし、体質というのは十人十色ですので腎のツボだけではなく、その方にどういったときに調子が悪くなるか?や、どういったときに調子が良かったですか?などその方の症状の特徴を聞いて、それも改善していくように考えてやっていきました。
例えば「食後にすっごく調子が悪くなるんです」という方ですと、食後ということで消化器に負荷がかかると悪化しやすいと考えます。
消化器は五臓の中の脾の機能になります。食後に調子が悪くなる=脾の機能が落ちてるのかな?と考えまして、腎のツボをベースにして脾のツボも使って胃腸の機能を上げるお灸を使ったりします。
また、「睡眠不足だと調子が悪くなりますね」「睡眠時間はしっかり取れているけど朝からすごく眠いんです。そういう時は調子が悪いんです~」ですと眠りが浅いのかな?と考えます。眠りの深さは肺の機能になりますので、さっき言った腎の機能を高めるツボを使いつつ肺のツボに鍼やお灸をしていくという感じになりますね。
他にも眼精疲労ですね。「すごい目が疲れると調子が悪いんです~」と言われたら、やはりベースは腎のツボでやっていって、目だと肝のツボの機能になりますので肝のツボを使って眼精疲労の鍼とかお灸をしながら狙っていくという感じでやっていきます。
当院の施術のやり方って話にもつながっていくんですけども、この東洋医学での腎っていうのは耳の機能のツボですので腎のツボは必須になります。それだけではなく、その方の体調を整えて自己治癒力を上げるんです。自己治癒力を上げて、その方ご自身のお体で症状を治していく感じでやっていきます。
私の経験上話なんですが、耳管開放症も治りやすい人と治りにくい人がいるなという印象です。加齢に伴ってでた耳管開放症っていうのは結構時間がかかる印象です。ちょっとずつ良くなっていったり、ちょっと悪くなったりっていう一進一退を繰り返す印象ですね。
逆に若くして出た人、それが尚且つ男性だったらすごい良くなる印象です。やっぱり若いという点で自己治癒力が高いのだと思います。
耳管開放症のツボと対処法
では最後に耳管開放症のツボと対処法についてご紹介します。
より詳しい説明はこちらをご覧ください。
YouTube⇒【実践】耳管開放症になった時、自分でできる対処法を紹介します
ブログ⇒【実践】耳がこもる?!耳管開放症になった時に簡単に自分でできる対処法を紹介します!!
ツボ
耳管開放症のツボは耳の裏にある翳風(えいふう)です。耳たぶの後ろになるんですけど、耳たぶの裏側に乳様突起という骨の突起があるんですね。この突起の前の凹みです。
この辺り押してみてツンとするところがあると思いますので、そこが翳風になります。
翳風を見つけたら、ふーっと息を吐きながらグーっと痛気持ちいいくらいの強さで押していただくのがいいと思います。
5秒ぐらい押して、それを1日3セットくらいやっていただければいいかなと思います。
私も実際の施術で耳管開放症の方がいらっしゃた時に翳風のツボをよく使いますね。私は鍼で狙うんですけど、ツボ押しでも効果は出せるかなと思います。
YouTube⇒ツボの押し方のコツ
ブログ⇒ツボの押し方のコツ
対処法
次に耳管開放症になったときの対処法なんですけども、これは頭を下げるのがいいと思います。
色んなタイプの耳管開放症の方を見てきて、様々な耳管開放症の方の意見を聞いたんですけども、経験上これが1番一旦落ち着くかな?っていうのがお辞儀をするでした。お辞儀をして頭を下げて、落ち着いたら元に戻すってことですね。頭を下に持っていくことで血を持っていくんでしょうね。これで落ち着くという方が1番多かったので、耳管開放症になったらお辞儀をするような感じで頭を下に持って行って落ち着いたら元に戻すっていうのがいいんじゃないかなと思います。
まとめ
当院の耳管開放症の施術法としましては、耳の機能に関係する腎のツボを使いながら、どういったときにこの耳管開放症の症状がでるのか、どういったときに調子が良くなるかなどを聞きつつ、その方の他の症状を取っていくことで、自己治癒力を高め改善させていきます。
また、耳管開放症におススメのツボは耳たぶの後ろにある翳風(えいふう)です。翳風のツボに加え、耳管開放症になったときのおススメの対処法は頭を下に下げ、落ち着いたら元に戻すのがおススメです。
本日は耳管開放症について解説していきました。
みなさん、こんにちは。
神奈川県川崎市武蔵小杉駅で鍼灸接骨院をやっております、武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。
本日は【耳管開放症】(じかんかいほうしょう)になったときに簡単にできるおススメの対処法を紹介していきます。
このブログでは・・・耳管開放症になったときの対処法だけではなく耳管開放症の症状の説明、次に耳管開放症の原因、最後に耳管開放症になったときのおススメの対処法を順番に説明していきますので、耳管開放症で悩んでいる方は是非最後まで読んでいってください。
耳管開放症の症状
耳管とは
まずは耳管開放症のこの「耳管」についてです。耳管とは鼻と耳をつないでいる管のことですね。その管のことを耳管と呼ぶのですが、この耳管を通して耳と鼻の換気が行われます。それによって、鼓膜の奥の圧力とかを調整してくれています。
耳管は閉じているのが正常な状態なんですね。閉じていて物を飲み込んだりあくびをしたりすると、この耳管がパカっと開くんですよ。開いたときに、この耳の奥の方の圧力とかを調整してくれるんです。
分かりやすい例だと標高の高い山に登ったりすると耳がグーっと詰まるじゃないですか。詰まった時に唾を飲みこんだりすると治ったりしますよね。あれは唾を飲みこむと耳管が一瞬パカっと開いて圧力を調整してまた閉じるという感じなんですけど、この耳管開放症は何らかの原因でこの耳管が開きっぱなしで、閉じなくなった状態のことをいいます。
よくある症状
耳管開放症の症状としては自分の声が響く、自分の呼吸音が聞こえる、耳が詰まった感じがする、耳鳴りといった症状が出ると言われていますね。
私の経験上、自分の声が耳のそばで響くって言う方もいれば後頭部付近でガンガン響くという方もいますね。ですから一概にどこで響くとは言えないんですよね。どの辺で響きます?って聞いても耳のそばの人もいれば後頭部の人もいるわけなので。
耳管開放症の原因
次に耳管開放症の原因なんですけども、よく言われるのが自律神経失調症ですね。あとは加齢や体重減少などがよく言われる原因です。
【自律神経失調症】絶対飲んでほしい飲み物と効果的な飲み方をご紹介!!
自律神経失調症でお悩みな方は↑↑こちら↑↑もご覧ください。
耳管開放症の対処法
最後に耳管開放症の対処法をご紹介します。これは【お辞儀をする】なんですね。
お辞儀をすると言っても、軽く会釈をする感じではなく深く頭を下に下げます。目安としては頭の高さが心臓よりも下になるくらいまで下げます。頭を下にグワーッと下げることにより、耳管の周りの血管が膨らんで管が狭くなることにより症状が一時的に軽くなると言われています。椅子に座りながらでもできますので、倒れたりよろけない体勢でやってください。
私も色んな方から様々な対処法を聞いたんですけど、結局これが1番効果がある人が多かったですね。
ちょっと実際にやっていきます。
コツは頭が心臓よりも下になるくらいの高さまで下げることなので、結構頭を下げることになります。この姿勢ですと、頭を臍と同じ高さくらいまで下げます。ですので再び言いますが転ばないように注意してください。
お辞儀をしてすぐに症状が落ち着く方もいれば3秒くらいかかる方もいました。頭を下にして大体5秒くらいお辞儀をして戻していただければいいと思います。
以上が耳管開放症の対処法になります。
過去にも
など耳管開放症にお悩みの方向けの動画を上げていますので気になる方はご覧ください。
みなさんこんにちは。
神奈川県川崎市武蔵小杉駅で鍼灸院をやっています、武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。
当院では日々様々な症状の患者さんがいらっしゃいます。今回はその中でも耳の症状にフォーカスを当ててお話していこうかなと思います。
本日は【突発性難聴】について東洋医学的な説明も交えて解説していきます。
このブログでは、私のこれまでの突発性難聴を施術してきた経験からの考え方、当院での実際の施術法、また突発性難聴でよく使うおススメのツボの順番で書いていきます。
突発性難聴の症状と原因
まず初めに突発性難聴の症状について書いていきます。
ほとんどの症状は片側に起きます。1番多く聞く症状としては耳閉感ですね。「耳がこもる」とか「塞がったように感じる」と仰る方、他には耳鳴りですね。また圧迫感などの症状を感じる方もいらっしゃいます。それに加えて、響くような感じやめまいを伴うこともあるようです。
突発性難聴の原因は、耳の中にある、有毛細胞という音を脳に伝える細胞があります。この有毛細胞が何らかの理由で傷ついて症状が出ると考えられています。
有毛細胞に傷がつくということですが、その傷つく原因としてはウイルス、ストレス、過労、睡眠不足と言われています。
東洋医学からみた原因
さて、この突発性難聴を東洋医学的にはどう考えているかということですが…当院では【五臓の働き】という東洋医学独特な考え方で施術しています。
五臓というのは肝臓・心臓・脾臓・肺・腎臓の五つで五臓になります。肝、心、脾、肺、腎それぞれのツボが体の中で繋がっていると考えていて、私たちは常にツボの働きによって消化、吸収、尿の生成や睡眠サイクルなどの生理作用が行われていると考えてます。
これが上手く働いていると元気で何の症状もでないのですが、どこかのツボの流れが悪くなると生理作用が上手く機能せず不調として体調に現れます。突発性難聴ですと腎と肺のツボを使うことが多いことから、肺や腎のツボの働きが落ちて起きるということになります。
肺のツボは肺って言うくらいなので呼吸器と深く関りがあります。その他にも自律神経を整えるのにも役目を担っていますので、突発性難聴で肺のツボを使うケースもあります。
腎のツボは体の中の水分の調整をしているツボですが、耳の機能にも関係してくるので突発性難聴と聞いたらまずはこのツボを考えます。
当院での施術
当院ではどのように施術していくかと言いますと、体中にある腎や肺の機能を高めるツボを使い下がってしまった機能を戻そうとします。最初に行うカウンセリングや脈、お腹の状態から腎と肺のどちらをメインで施術するかを決め、そこからその方に合ったツボを選んでいきます。
私が思うポイント
この突発性難聴ですが、時間との勝負とよく言われています。私の経験上ですが、大体1~2か月くらいで症状が固定されていきまして、3か月目以降の症状の改善というのがとても難しくなってくるかなと思います。ですからご自身が突発性難聴を発症したり、知り合いが突発性難聴になったと聞いた際には、まずは専門医のとこに相談しに行っていただいて、そのあとにお近くの東洋医学専門の鍼灸院にご相談されるのがいいんじゃないかなと私は思っています。
このブログを見ていただいてる方は、突発性難聴に困っている方や、もしかしたら突発性難聴じゃないいのかな~とか、友達が突発性難聴で困ってるとかそういう方が多いと思います。突発性難聴は本当に時間との勝負なので、迷っている暇はありません。
まずは専門医に行って診断受けて適切な処置を受ける!そして、東洋医学専門の鍼灸院で体の機能を上げるのが完治への近道だと私は思っています。
突発性難聴におススメのツボ
それでは、最後に突発性難聴の方におススメのツボのご紹介をしていきます。
それは、耳たぶの裏にある翳風(えいふう)というツボになります。
場所は、耳たぶの裏ですね。耳たぶの裏に乳様突起という骨があります(詳しくはブログの最後にありますYouTubeをご覧ください)この乳様突起の前側の凹み、ここが翳風になります。
耳鳴りや難聴など耳の症状の方によく使うツボになります。この翳風の緊張を取ってあげるというのを意識して押すのがいいと思います。この翳風らへんの緊張しているところを見つけて息をふーっと吐きながら押す。痛気持ちいいくらいで押すのがいいと思いますね。大体5秒くらい押していただいて、これを3セットくらいやっていただきたいですね。
ツボの押し方の動画やブログもありますので参考にしてください。
YouTube⇒ツボの押し方のコツ
ブログ⇒ツボの押し方のコツ
まとめ
・東洋医学的な考え方の当院の突発性難聴の施術方法としましては、主に腎と肺のツボを考えます。
・突発性難聴は時間との勝負なので、ご自身が突発性難聴かな~思ったり、知り合いが突発性難聴っぽいなとなったら、まずは専門医へ行っていただいて適切な処置を受け、そのあとに東洋医学専門の鍼灸院にご相談されるといいと思います。
・突発性難聴の方におススメのツボは、耳たぶの裏の翳風(えいふう)ですね、翳風のところの緊張を取るというのがすごくいいと思います。
本日は突発性難聴における鍼灸施術について解説していきました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さんこんにちは。武蔵小杉鍼灸接骨院の石丸です。
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は「後鼻漏解消ツボ3選」こちらを紹介していこうと思います。
以前にも後鼻漏のツボをYouTubeで紹介しているのですが、その動画の反響が思いのほかありました。それだけ後鼻漏で悩まれている方が多いということですよね。そこで今回は他の後鼻漏におススメのツボがありますので、そちらを紹介していきます。
今回のブログでは⒈後鼻漏の説明 ⒉後鼻漏の原因 最後に⒊後鼻漏解消におススメのツボを3つ紹介していきます。
⒈後鼻漏とは
それでは最初は後鼻漏の説明です。
後鼻漏とは鼻水が喉に落ちてくる状態ですね。鼻水が鼻の前に出てくるのを前鼻漏、喉の方(後ろ)に落ちてくるのを後鼻漏といいます。喉の奥にドロドロしたものが貼りついているような不快感、粘り気のある痰、口臭が気になるなどの症状が表れる方もいらっしゃいます。1番よく耳にする症状としては、喉の奥にねばねばしたものが貼りついていて気持ち悪い、ドロッとしたものが鼻から流れ落ちてくるのが不快という症状ですね。
当院では、このような後鼻漏で不快な思いをしているという相談をよく受けます。先にも述べた通り、後鼻漏は鼻水が喉の奥に流れてくるので、鼻水を口から吐き出すか飲み込むかしか解決法がないんですよね。ですから、ひどい人になると日常生活に支障をきたします。夜眠れない、食事がしにくいなどの症状から、とてもひどい人になると息がめちゃくちゃ吸いにくい、それがより酷くなると呼吸困難になりますので本当にツラいと思います。
⒉後鼻漏の原因
ここからは東洋医学での“後鼻漏の原因”について説明していきます。
東洋医学で後鼻漏について考えますと、胃腸の弱りか呼吸器の弱りと考えます。
東洋医学には五臓の働きという考え方があります。五臓とは肝臓と心臓と脾臓と肺と腎臓の5つです。東洋医学ではその5つを肝、心、脾、肺、腎と呼び、この五臓を基本として病いついて考えていきます。
人体の中でこの五臓が日々働いていると考えるのですが、この中で胃腸の機能を指すのは脾、呼吸器を指すのは肺となります。つまり、この脾か肺が弱って後鼻漏の症状が出てると考えます。
それでは、脾と肺をそれぞれ説明していきます。
脾のタイプ
まずは胃腸の弱り、脾のパターンからです。
東洋医学には「脾は痰を発生させる源であり、肺は痰を貯蔵する器である」という言葉があります。脾は先ほど言ったように、胃腸の機能のことです。本来体に必要な水分は胃腸で作られ肺にためて全身に運ばれると東洋医学では考えます。胃腸の働きが弱いと消化吸収が悪くなるのと同時に水の処理機能も下がるため痰(水が停滞してドロドロになったもの)がたまりやすくなります。
つまり胃腸の調子(脾)が悪いと痰が溜まりやすく後鼻漏の症状が出やすくなると考えます。この胃腸が弱った状態を脾虚(ひきょ)と呼びます。脾虚の方に多い他の症状としては主に疲れやすい、食欲がない、空腹感が無い、体が重だるい、日中眠気が出るなどがあります。食後に後鼻漏が悪化する人はこのタイプだと思います。これがひとつ胃腸の弱りのタイプですね。
肺のタイプ
次に呼吸器の弱りのタイプです。後鼻漏は鼻という漢字が使われるだけあって呼吸器と関係していると考えます。
東洋医学では鼻の機能を担当しているのが肺になります。脾と肺は親子の関係にあるので肺は脾から元気をもらって助けてもらっています。脾が弱ると肺を助ける元気もなくなるので、脾が弱ってから肺も芋ずる式に弱るパターンもあります。
肺の元気がなくなると呼吸機能の低下が起こりますが、これを肺虚(はいきょ)と言います。肺虚の方に多い症状は咳や鼻炎息切れや風邪をひきやすいなどがあります。また、この肺が弱ると水分を全身に送る機能が落ちますので鼻水などがよく出やすくなります。
以上の2つのパターンからなると私は考えますね。
⒊後鼻漏解消のツボ
それでは今回の本題、後鼻漏解消におススメのツボを3つ紹介します。
ツボは額にある上印堂(かみいんどう)と鼻の横にある巨髎(こりょう)、もう一つ鼻の横にある迎香(げいこう)です。後鼻漏には、この3つのツボをおススメします。
上印堂
まずは上印堂です。こちらは以前も後鼻漏のツボとしてご紹介していました。
YouTube⇒後鼻漏の【改善方法】とオススメの【食べ物】【ツボ】の紹介。
ブログ⇒【後鼻漏】を改善するツボ
鼻の症状の時にはよく使うツボなのですが、後鼻漏でもよく使います。
場所は眉毛と眉毛の間から少し上の方に撫で上げた時に押してツーンとするところですね。ここが上印堂になります。
こちらを優しく押してもらってもいいですし、私がよくおススメするあずきの力などの低温のカイロを使って温めてもらってもいいと思います。敏感なところなので火傷しないように気を付けてください。
巨髎
次におススメするツボは鼻の横にある巨髎です。
巨髎は鼻水の排泄をスムーズにしたり、鼻通りをよくしたり、蓄膿症にも使われるツボです。それと合わせて胃の機能も上げてくれるツボなのでここを選びました。
場所は瞳孔線上、黒目の縦のライン上になります。瞳孔線上の尾翼下縁と同じ高さ。
尾翼下縁は鼻のこの高さ。この高さの瞳孔線上の場所。ここが巨髎。押すとちょっとツンと痛いのでここを優しく押してあげます。
迎香
もう一つおススメのツボは鼻の横にある迎香。迎える香りと書きます。
ツボの効果は宣通鼻竅(せんつうびきょう)といい、鼻の穴を通すことや鼻の疾患によく使われるツボです。合わせて大腸のツボのグループに含まれます。大腸は肺と表裏の関係にありますので、大腸を良くすると肺の機能も良くなると言われています。そんなわけで、このツボを選びました。
ツボの場所は小鼻の外側の凹み。これも、この辺りを押してツーンと響くところ。そこが迎香です。迎香の場所を見つけたら軽く尾翼と平行にこするように刺激します。
ツボの押し方のコツも過去に上げていますので参考にしてください。
YouTube⇒ツボの押し方のコツ
まとめ
本日のまとめです。
後鼻漏とは鼻水が喉に落ちてくる状態。
原因は東洋医学では胃腸の弱りか、呼吸器の弱りと考えられています。
後鼻漏におススメのツボは額にある上印堂、鼻の横にある巨髎、もう一つ鼻の横にある迎香がおススメのツボです。
本日は後鼻漏におススメのツボを3つ紹介しました。
みなさん、こんにちは。
神奈川県川崎市武蔵小杉駅で鍼灸接骨院をしています、武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。
本日は低体温、体の芯から冷える冷えを改善させてくれる【生姜白湯】をご紹介していきます。
以前の動画で『【10倍】高血圧に効く成分10倍にする〇〇の食べ方を紹介します。』の動画をご紹介したのですが(文章でご覧になりたい方はこちら⇒「高血圧、うつ、末端冷え性に効果的!!有効成分を【10倍】にする生姜の取り方。」)その中で【生姜白湯】をご紹介しました。その生姜白湯なんですが、私自身が試してみたところ、手軽ですごく良かったのでこの生姜白湯だけのブログを書くことにしました。
生姜の、体を温める成分を10倍にする方法が気になる方は上のリンクから見てみてください。
この動画では、なぜ生姜白湯が深部の冷えや低体温解消にいいのか? 次に実際の生姜白湯の作り方をご紹介します。
低体温や体の芯から冷えて困っている方は是非最後までご覧ください。
生姜白湯が低体温や深部の冷えに効く理由
では早速、なぜ生姜白湯が低体温や深部の冷えにいいのか?について解説していきます。
生の生姜には【ジンゲロール】というものが含まれています。このジンゲロールの効果は末梢の血管を広くしてあげることで、血流を促進し末端を温めてくれます。末梢の血管なので手足の冷えがひどい方ですかね。そんな方には特におすすめです。
先ほど言ったジンゲロールですが、加熱することで【ショウガオール】という成分に変化します。このショウガオールの効果は胃腸の壁を刺激し熱産生を促すことによって、体を芯から温めてくれます。食後に体が温かくなるのは、胃腸の働きが活発になることで熱が作られて中から体が温まりやすくなりますので、それと似た効果だと考えられます。
まとめると“末端冷え性の方”は《生の生姜》、“低体温や芯から冷える冷え性の方”は《加熱した生姜》を摂取した方が冷えの解決につながりやすいということですね。
生姜白湯の作り方
先ほど紹介しましたショウガオール。こちらを手軽に取れるのが生姜白湯です。
用意するものは3つ。①生姜 ②保温できる水筒 ③熱湯 こちらを準備してください。
・まず2㎜ほどにスライスした生姜を保温できる水筒に入れます。
・次に、この水筒に熱湯を入れてすぐに蓋をします。
・そのまま3時間置けばショウガオールをたっぷり含んだ生姜白湯の出来上がりです。
作るときのポイントは、生姜は皮ごと使うことです。皮の下に生姜の薬効成分が多く含まれていますので、なるべく皮ごと使うのがおススメです。生姜を水洗いして土などの汚れを落とし、気になるところは包丁で切り落とし、できるだけ皮が残るようにして使ってください。
二つ目のポイントは生姜の縞模様に平行してスライスしてもらうことです。縞模様と平行に切ることで、生姜の繊維を断ち切ることができます。繊維を断ち切ることで有効成分が出やすくなりますので、スライスする方向も気にかけてみてください。大体2㎜ぐらいの厚さで、包丁ではなくスライサーでも大丈夫です。最初は生姜1枚から始めて、生姜とお湯の量を調整していってください。
ちなみに、私は355mlのタンブラーにスライスした生姜2枚を入れて職場に持ってきてます。
飲んでみた感想
実際に飲んでみた感想は、飲んだ直後からお腹周りがジワ~と温かくなってきて、次に胸の辺りがまたジワ~と温かくなってくるのを感じました。
蓋を開けたときに生姜のいい香りがします。味も素朴で、とても飲みやすく美味しいです。
それと、作ってみて思うのがめっちゃ簡単に作れます!!私は、予め生姜をカットしておいて冷蔵庫に入れてるんですけど、水筒に生姜を入れてお湯を入れて蓋をするだけなので、めちゃくちゃ簡単に作れます。
この生姜白湯、かなり手軽にできますし美味しくて本当に体が温まるので、中の方の冷えや低体温でお困りの方は是非一度試してみてください。
本日は体を温めてくれる生姜白湯をご紹介しました。
みなさん、こんにちは。
神奈川県川崎市武蔵小杉駅で鍼灸接骨院をやっております、武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。
患者さんからいただく相談の中で、冷えに関する相談って季節を問わずあるんですよ。冬はもちろんのこと寒暖差の激しい春や秋。夏はエアコンの冷えでツラいと感じている方も多いようですね。
そんな時に私は「生姜を取るといいですよ~」とお伝えしています。
生姜が冷えにいいのは有名なので皆さんご存じだと思うのですが、取り方によって効果の出方が変わってきますので本日は『温める有効成分を10倍にする生姜の取り方』について説明していきますね。
冷えを解消してくれるだけではなく、生姜を正しく取ることで血管を拡張して血圧を下げてくれたり、鬱を防いでくれたり、免疫を上げてくれる効果なども期待できますので、それらの症状に悩まれている方も是非最後までご覧ください。
生姜の有効成分2つ
では、さっそく『温める有効成分を10倍にする生姜の取り方』を解説していきます。
生姜の温める成分に【ジンゲロール】というものがあります。それは末梢の血管を拡張させることで、血流を促進し体を温めてくれると言われています。生の生姜にはこの【ジンゲロール】が多く含まれています。
生の生姜を加熱すると、先に出ました【ジンゲロール】が【ショウガオール】というものに変化します。加熱した【ショウガオール】の機能は胃腸の壁を刺激して熱産生を促し、体の深部を温めてくれると言われています。冒頭でもお伝えしました、血管を拡張して血圧を下げたり、鬱を防いでくれたり、免疫力を上げる効果が期待できると考えられているのが、この【ショウガオール】です。
ですので、手足の先が冷える末端冷え性の方は末梢の血管を拡張してくれる【ジンゲロール】、いわゆる生の生姜がおススメです。
体の芯から冷える人や体温が低い人は中から温めてくれる【ショウガオール】、加熱した生姜の方が向いているということになりますね。
加熱してショウガオールを引き出す
ジンゲロールは生のままなので説明はいらないかと思いますので、ここからは加熱が必要なショウガオールについて説明していきます。
生姜を加熱する最適温度は80℃と言われています。80℃で加熱するとショウガオールが最も増えるようです。
80℃で加熱って、結構難しいと思うんですよね。沸騰だと分かりやすいのですが、いちいち温度計で確認もめんどくさい。分かります。なので、そんな方でも簡単にショウガオールを効率よく摂取できる『生姜白湯』について説明していきますね。
準備するものは 1生姜、2保温できる水筒、3熱湯、これだけです。
①保温できる水筒に生姜を10g入れます。生姜10gは2㎜にスライスした生姜が大体1枚ぐらいです。
②生姜を入れた水筒に熱湯を入れてすぐに蓋をし、3時間おきます。
これでショウガオールをたっぷり含んだ生姜白湯の出来上がりです。簡単ですよね!
生姜白湯を作るときのポイントは生姜は皮ごと使うことです。皮のすぐ下に有効成分があるので、なるべく皮ごと使ってください。生姜を水洗いして土などの汚れを落とし、黒くなってる部分など気になるところだけ包丁で取り除きます。
もう一つは生姜の縞模様と平行にスライスすることです。繊維を断ち切った方が食べやすいので縞模様に平行に2㎜ぐらいの厚さに切っていきます。スライサーでもOKです。すごく簡単に作れますので是非試してみてください。
今日の本題『温める有効成分を10倍にする生姜の取り方』
最後にメインでもあります『温める有効成分を10倍にする生姜の取り方』をご紹介していきます。
それは生姜を蒸して乾燥させることです。
作り方はスライスした生姜を蒸し器で30分蒸します。この蒸しあがった生姜を乾燥させて水分を飛ばしていきます。笊などにのせてでもいいですし、干し網を使ってもいいと思います。この蒸しあがった生姜を天日干しなら1日、室内干しなら1週間ほどで乾燥させた生姜が出来上がります。
この乾燥させた生姜は生の生姜の10倍のショウガオールが含まれていると言われているんです。少し手間はかかりますが、冷えや血圧、鬱で悩まれている方は是非試してみてください。
まとめ
手足の末端などが冷えている方は生の生姜に含まれるジンゲロールの作用で末端の血流を良くすることがおススメです。
体の芯から冷える、体温が低い方は生姜を加熱してショウガオールの作用で胃腸など体を中から温めるのが向いています。
手軽にショウガオールを摂取したい方は生姜白湯を試してみてください。
作り方は保温ができる水筒に10gの生姜を入れ熱湯を注ぐだけ。そのまま蓋をして3時間すれば出来上がります。
本題でもあります『温める有効成分を10倍にする生姜の取り方』は、生姜を1回蒸して乾燥させ水分を飛ばします。
生姜を蒸し器で30分蒸した後、笊や干し網などに入れて乾燥させます。天日干しなら1日、室内干しなら1週間程で完成です。
本日は『温める有効成分を10倍にする生姜の取り方』をご紹介しました。
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こちらもおススメです。
みなさん、こんにちは。
武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。
本日は『寝つきを良くする飲み物』をご紹介していきます。
こちらは実際に私も試してみましたところ…ビックリするくらいスッキリとよく寝れました。簡単ですし、効果も期待できるのでおススメです。
このブログでは⒈作り方 そして、いつ飲めばいいかなどの⒉効果的な飲み方 をご説明していきますので、気になる方は是非最後までご覧ください。
寝つきを良くする飲み物は・・・?
結論から言うと、寝つきを良くしてくれる飲み物は【レモン白湯】です。
ただの白湯ではなく、なぜレモン白湯がおススメなのかと言いますと、白湯にもレモンにも寝つきに関係する理由がしっかりあるからです。
①白湯が寝つきに効果的な理由
以前『自律神経を整える飲み物』でも紹介していますが、寝る前に白湯を飲むことで体や胃腸が温まります。胃腸が温まることで、副交感神経の働きを活発にしてくれますので、寝つきが良くなると紹介しました。
詳しく知りたい方は 動画『【自律神経失調症】絶対飲んでほしい飲み物!』 ブログ『【自律神経失調症】絶対飲んでほしい飲み物!』 こちらもご覧ください。
②レモンと寝つきの関係
続きまして、レモンを入れると寝つきが良くなる理由を説明していきますね。これは【酸味】がポイントになります。
東洋医学では【五臓の働き】というものがあります。五臓というのは肝臓、心臓、脾臓、肺、腎臓の五つで五臓です。この五臓それぞれが東洋医学的にきちんと働いていると体調に不調が起こりにくいのですが、ストレスや食べすぎ、過労、気候の変化などで働きが乱れると不調が起きてきます。
五臓の中でも、肝臓は目や怒りと関係する臓器になります。例えば、パソコン作業が多く眼精疲労に悩まされている方や寝る直前までスマホを見ていて目の負担が多い方、イライラするようなストレスが多い方は、この肝臓の働きが悪くなり寝つきも悪くなると言われています。現代の人にとても多いタイプの睡眠の悩みです。
東洋医学の五臓には、それぞれを癒してくれる味があります。先ほどポイントとして挙げた【酸味】は肝臓を癒してくれる味として古来から使われてきました。ですので、酸味を取ることで肝臓の働きを回復させて寝付く力を上げてあげるということです。
酸味ですのでレモンの他に梅や酢でも大丈夫なのですが、私は手軽で飲みやすいレモンを使いました。
レモン白湯の作り方
では、ここからは【レモン白湯】の作り方を紹介していきます。
まず普通に白湯を作ります。
白湯の作り方は3ステップです。
①やかんに水を入れ沸騰するまで強火で沸かします。
②やかんの蓋を取り、大きな泡が出るくらいの火力で3~10分その状態を維持します。
③火を止め50℃くらいになるまで自然に冷まします。これで白湯の完成です。
過去に上げた動画『【白湯】の正しい作り方。手順は3つ!白湯の飲み方も併せてご紹介します。』やブログ『【白湯】正しい白湯の作り方。手順は3つ!白湯の飲み方も併せてご紹介します。』でも詳しく説明していますので、気になる方はご覧ください。
白湯が出来上がったら、そこにレモンを入れます。私はポッカレモンを使いました。
このコップ一杯程度(大体200㎖)の白湯に対して5滴のポッカレモンを入れます。混ぜればこれで【レモン白湯】の完成です。ゆっくりと10分くらいかけて飲み、体や胃腸を温めてください。
飲むタイミングは寝る30分前くらいが良いと思います。結構おいしいのでレモンの酸味を味わって、ゆっくり飲んでください。
余談ですがレモン果汁には【リモネン】という成分が入っており、このリモネンは免疫力を上げてくれたり、代謝を上げて内臓脂肪を減らす効果も期待できるようでダイエットにもつながる可能性があります。
寝つきを良くしてくれて、免疫力を上げて、ダイエットにも効果的。
そんな簡単で万能な【レモン白湯】是非ご家庭で作ってみてください。
こんにちは。
武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。
本日は『自律神経失調症の人に絶対飲んでほしい飲み物』こちらをご紹介していきます。
自律神経失調症の方に絶対飲んでほしい飲み物それは…
絶対飲んでほしい飲み物は【白湯】なんですね。
このブログでは ⒈なぜ自律神経失調症に白湯がおススメなのか? ⒉美味しい白湯の作り方 ⒊自律神経失調症に効果的な白湯の飲み方をご紹介していきます。
自律神経失調症でお悩みの方は、是非最後までご覧になってください。
⒈自律神経失調症に白湯がおススメな理由
なぜ自律神経失調症に白湯がおススメなのか?先にこちらから解説していきます。
まず自律神経は【交感神経】と【副交感神経】の二種類があります。通常は昼間は活動的になりますので交感神経が活発になり、夜は睡眠への準備としてリラックスした状態になりますので副交感神経が活発になります。
自律神経がしっかりと整っている時は、この交感神経と副交感神経のスイッチの切り替えが上手くいきます。反対に自律神経が乱れている時はこの切り替えが上手くいかないことで様々な不調が起こります。
この自律神経は、内臓の働きの調節もしてくれています。私たちが日ごろから感じる内臓の不調は、肝臓や腎臓よりも胃腸などの消化器官、特に腸の症状が分かりやすいと思います。もっと詳しく説明しますと、交感神経が働いている時は腸の働きはゆるやかになり、副交感神経が働いている時は腸の働きが活発になります。ストレスが多いとお腹が痛くなったり便秘や下痢を引き起こすのも、自律神経が乱れて腸の働きが狂ってしまうことが原因です。
副交感神経が働くべき時にしっかり働いていれば、腸の働きが整っているので便秘や下痢などが解消されます。それによって、腸内環境もよくなっていき、結果的に自律神経も正常になると考えられています。
そこで、この副交感神経の働きを整えるのにおススメなのが白湯です。白湯を飲むと胃腸が温まり、副交感神経が働きやすくなり同時に心も落ち着きやすくなります。ですから、特に自律神経の乱れが気になる方は就寝前に白湯を飲むことで副交感神経の働きをよくし、眠りにつきやすくする効果も期待できるということです。
⒉美味しい白湯の作り方
では、ここからは美味しい白湯の作り方を紹介していきます。
作り方は3ステップです。
①やかんに水を入れ、強火で沸騰させます。
②沸騰したらやかんの蓋を取り、大きな泡がポコポコと出るくらいの火力にして3~10分その状態を維持します。
③火を止めて50℃くらいになるまで自然に冷まします。
これで美味しい白湯が作れます。時間が無ければ電気ケトルなどを使っていただいても構いませんが、しっかり沸騰させた白湯の方が効果が高いと私は思っています。ですので時間があればで構わないのですが、先ほど言った沸騰させた白湯を飲んでみてください。
↓↓白湯の作り方ブログ↓↓
『【白湯】正しい白湯の作り方。手順は3つ!白湯の飲み方も併せてご紹介します。』
↓↓白湯の作り方動画↓↓
『【白湯】の正しい作り方。手順は3つ!白湯の飲み方も併せてご紹介します。』
⒊自律神経失調症に効果的な白湯の飲み方
飲み方にもコツがあります。
自律神経失調症の人におススメの白湯の飲み方は、寝る30分前にコップ一杯程度(大体200㎖ぐらい)の白湯を10分くらいかけてゆっくりと飲むことです。
コップ一杯の白湯を飲むことで副交感神経の働きを促して、眠りにつきやすくなることが期待できると思います。
以上が自律神経失調症の方に絶対飲んでほしい飲み物、白湯のご紹介でした。1回ではなかなか変化は出づらいですが継続して飲んでいけば少しずつ変化は出てくると思いますので、是非やってみてください。
みなさん、こんにちは。
武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。
本日は寝ても寝ても眠い、そんな春の睡気について東洋医学的な考え方も交えて解説していきます。
近頃、どんどん春の陽気になってきて過ごしやすいなと思っているのですが、この時期になると患者さんからよく、このような相談を受けるんです。「眠い、とにかくボーッとする」「日中も眠くて仕事にならない」「いつもは大丈夫なのに、この季節だけ朝が起きられない」など、睡眠の相談が一気に増えます。そこで今日のブログは ⒈春が眠い原因 ⒉春の睡眠のコツ ⒊春におススメの食べ物 最後に⒋寝ても寝ても眠い時におススメのツボを紹介していきます。
春の眠気で悩まれている方の、解決のヒントになれば幸いです。
⒈春が眠い原因
ではまず、春が眠い原因から解説していきます。
私は原因は大きく分けて3つあると考えてます。①寒暖差 ②環境の変化 ③肝の弱りです。3つめは東洋医学的な考え方となります。
それでは、1つずつ説明していきますね。
①寒暖差
まずは1つめの寒暖差です。春の陽気は三寒四温と言うだけあって、春らしくポカポカして暖かい日もありますし、花冷えと言われるように肌寒い…よりも体感では寒く感じる日もあります。春は1年の中で最も寒暖差が激しい季節と言われ、この寒いや暖かいを繰り返すと体が気温差についていけず自律神経が乱れやすくなると言われてます。
自律神経とは日中の活動モードの時に活発になる交感神経と、暗くなってからのリラックスモードの時に活発になる副交感神経があります。自律神経はこの二つからなります。この二つの自律神経のバランスが崩れると体のリズムも崩れやすくなってきます。
そうすると夜の寝つきが悪くなったり昼間に眠くなったりと睡眠に影響が出やすくなると言われています。これが1つめの原因です。
②環境の変化
2つめは環境の変化です。
春のこの季節は卒業式や入学式、就職や移動などが多いシーズンになります。自分には特別変化が無くても、職場のメンバーが変わるなど環境の変化が訪れがちです。そうすると体が緊張しやすくなり、先ほど言った自律神経の交感神経が活発な時間が多くなり、夜になっても寝つきが悪くなったり睡眠の質が落ちたりしてしまいます。
特にこの睡眠の質が良くないのが問題で、自分ではしっかり眠ったつもりでいても眠れていないことや、思っているより眠りが浅かったりします。そうすると、結局疲れがしっかり取れず、次の日の日中にぼんやりしたり眠くなったりします。これが2つめの原因ですね。
③肝の弱り(東洋医学的な考察)
3つめは肝の弱りです。
東洋医学では【五臓の働き】というものがあります。五臓とは肝臓・心臓・脾臓・肺・腎臓の五つで五臓です。
体の中で、この五臓がきちんと働くことで気のめぐりや血流が保たれていて日々生活を営むことができるという考えなのですが、この中で春に症状が出やすいと言われているのが【肝】のツボなんですね。この肝が弱るとイライラしやすくなって寝付けなくなったり、寝ても眠い状態になると言われています。
これが3つめの原因ですね。
⒉春の睡眠のコツ
それでは、次に春の睡眠のコツです。
これは『少し遅めに寝て、少し早く起きる』このように寝るのが良いと思います。
人間は太陽のリズムに合わせて生活するのが良いといわれています。冬から春に向かっていくということは、日の出が早まり日の入りも遅くなっていきます。太陽の出ている時間が長くなっていきますね。なので、それに合わせた睡眠のリズムを作るのが良いと思います。
春の睡眠は冬に比べて少し遅めに寝て少し早く起きる。眠いのに睡眠時間を削るの?!と思われそうですが、体内時計を季節に合わせることで自律神経も整いやすくなります。
さて、この『少し』ってどのくらいなんだと聞かれそうですけども、大体30分前後で調整するのが私はいいんじゃないかなと思ってます。
⒊春におススメの食べ物
次は春の眠気におススメの食べ物をご紹介していきます。
先ほどお伝えしたように、春は肝の症状が出やすいんです。この肝の働きを助けて元気にしてくれる味が【酸味】と言われています。
特に春の時期に眠いのなら春に旬を迎える柑橘類が良いと思います。具体的には甘夏、デコポン、伊予柑などがおススメなので食べてみてください。
⒋寝ても寝ても眠い時におススメのツボ
最後になりましたが、春に寝ても寝ても眠い方に私がおススメするツボを2つ紹介します。①【失眠】(しつみん) ②【太衝】(たいしょう)の2つです。
①【失眠】は失った眠りを取り戻すと言われている眠りを改善させるツボです。
場所はかかとの裏の中央の少し凹んだところ。こちらが失眠になります。この失眠を温かいペットボトルで温めたり、私が良く使いますこちらの《あずきの力》などで温めるのが良いと思います。簡単なのでやってみてください。
②【太衝】は先ほど言った肝のツボになるので春の眠い時にはおススメしたいツボです。
場所は足の甲の親指と人差し指の交わるところからやや指先よりの凹み、そこが太衝です。ここを優しく押すか、お灸などができるととてもいいですね。ツボ押しのコツやお灸のやり方は、過去の動画やブログもありますので、そちらを参考にしてください。
↓↓動画はこちらから↓↓
↓↓ブログはこちらから↓↓
まとめ
⒈春の眠気の原因は⒊つ。
①寒暖差
②環境の変化
③肝の弱り
⒉春の睡眠のコツ
冬に比べて少し遅く寝て、少し早く起きる。30分前後で調整するのがいいです。
⒊おススメの食べ物
春の眠気にいいとされている味は酸味なので、食べ物は春に旬を迎える柑橘類。具体的には甘夏、デコポン、伊予柑などがおススメです。
⒋春に眠気におススメのツボ
かかとにある【失眠】と、足の甲にある【太衝】。
失眠はかかとの裏の中央の少し凹んだところ、太衝は足の甲の親指と人差し指の交差するところからやや指先よりのちょっとした凹み。ツボ押しもいいけど温めるとより効果が出ると思います。
本日は春の眠気について東洋医学的な考察も交えて説明していきました。
みなさん、こんにちは。
武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。
私は神奈川県川崎市の武蔵小杉で鍼灸接骨院をやっています。
本日は正しい白湯の作り方、こちらをご紹介していきます。
この前、患者さんとお話しする中で「白湯いいですよー」とお伝えしたところ、「白湯っていつ飲めばいいのー?」「どうやって作ればいいですかね?」などと質問をいただきましたので、この動画では⒈白湯の効果 ⒉白湯の作り方 ⒊白湯の飲み方 についてご説明していこうと思います。
⒈白湯の効果
まず、白湯の効果です。
よく言われるので、みなさんもご存じかもしれませんが冷えの改善が有名です。温かいお湯を取りますので、体の冷えが改善されますということですね。
次に考えられる効果は、胃腸の機能の活性化です。内臓が温められることによって胃腸の働きが活性化することが期待できます。
また、胃腸の働きが活性化することによって便秘の解消などにも繋がるので、デトックス効果も同時に期待できますね。
そして、内臓が温まることによって体全体も温まりやすくなりますので、リラックス効果も期待できると思います。
⒉白湯の作り方
ここからは、正しい白湯の作り方をご紹介いたします。
手順は3つですね。
- やかんに水を入れ、沸騰するまで強火で沸かします。
- 沸騰したら、やかんの蓋を取ります。この時、大きな泡がこぽこぽ出るくらいの火力にして、3分~10分その状態で火にかけておきます。
- 時間になったら火を止め、50度くらいまで自然に冷まします。
この方法だと美味しい白湯が作れますので、是非試してみてください。
⒊白湯の飲み方
ただゴクゴクと飲むよりも効果的な飲み方がありますので、こちらでは効果的な白湯の飲み方をご紹介していきますね。
白湯を飲むおススメの時間帯は朝がおススメです。朝は何時間も水分を取っていない状態になりますので体が乾いてる状態になりますし、体がまだ起きていないので代謝も低く温まっていない状態です。なので、ここで白湯を飲むことによって体を芯から温めることができます。
飲み方としましては、コップ一杯くらいの白湯(大体200㎖)でいいと思います。これを10分くらいかけて、ゆっくり飲むのが良いと思います。
一つ注意点がありまして、白湯は確かに体を温める効果があるんですけども、あまりにも多くの量を取りすぎてしますと結果的に体に水が多くなりすぎてしまいます。これも、冷えの原因となりますので、飲めば飲む程いい訳ではなく、量に注意しながら飲まれるとより効果的に飲めると思います。
※他の動画では症状別にそれぞれ白湯の飲み方をご紹介していますので、そちらも参考にしていただけたら嬉しいです。
⇒『【自律神経失調症】絶対に飲んで欲しい飲み物!作り方や飲み方も紹介』
⇒『体の深部から温めてくれる【生姜白湯の作り方】を紹介します。準備する物は3つ!』
⒋まとめ
本日のまとめです。
白湯の効果は冷えの改善や胃腸の活性化、それに伴うデトックス効果やリラックス効果、この辺りが期待できると思われます。
白湯の正しい作り方は ①やかんに水を入れ沸騰するまで強火で沸かす ②沸騰したらやかんの蓋を取り、大きな泡が出るくらいの火力に調整し、その火力で3~10分火にかける ③3~10分経ったら火を止め自然に50℃まで冷ます 以上になります。
白湯を飲むおススメの時間帯は朝で、コップ一杯(大体200㎖)くらいを10分くらいかけてゆっくり飲むのがおススメです。
すごく手軽にできますので、ぜひ白湯ライフを試してみたください。