Blog記事一覧 > 後鼻漏 - 武蔵小杉鍼灸接骨院の記事一覧
皆さんこんにちは。武蔵小杉鍼灸接骨院の石丸です。
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は「後鼻漏解消ツボ3選」こちらを紹介していこうと思います。
以前にも後鼻漏のツボをYouTubeで紹介しているのですが、その動画の反響が思いのほかありました。それだけ後鼻漏で悩まれている方が多いということですよね。そこで今回は他の後鼻漏におススメのツボがありますので、そちらを紹介していきます。
今回のブログでは⒈後鼻漏の説明 ⒉後鼻漏の原因 最後に⒊後鼻漏解消におススメのツボを3つ紹介していきます。
⒈後鼻漏とは
それでは最初は後鼻漏の説明です。
後鼻漏とは鼻水が喉に落ちてくる状態ですね。鼻水が鼻の前に出てくるのを前鼻漏、喉の方(後ろ)に落ちてくるのを後鼻漏といいます。喉の奥にドロドロしたものが貼りついているような不快感、粘り気のある痰、口臭が気になるなどの症状が表れる方もいらっしゃいます。1番よく耳にする症状としては、喉の奥にねばねばしたものが貼りついていて気持ち悪い、ドロッとしたものが鼻から流れ落ちてくるのが不快という症状ですね。
当院では、このような後鼻漏で不快な思いをしているという相談をよく受けます。先にも述べた通り、後鼻漏は鼻水が喉の奥に流れてくるので、鼻水を口から吐き出すか飲み込むかしか解決法がないんですよね。ですから、ひどい人になると日常生活に支障をきたします。夜眠れない、食事がしにくいなどの症状から、とてもひどい人になると息がめちゃくちゃ吸いにくい、それがより酷くなると呼吸困難になりますので本当にツラいと思います。
⒉後鼻漏の原因
ここからは東洋医学での“後鼻漏の原因”について説明していきます。
東洋医学で後鼻漏について考えますと、胃腸の弱りか呼吸器の弱りと考えます。
東洋医学には五臓の働きという考え方があります。五臓とは肝臓と心臓と脾臓と肺と腎臓の5つです。東洋医学ではその5つを肝、心、脾、肺、腎と呼び、この五臓を基本として病いついて考えていきます。
人体の中でこの五臓が日々働いていると考えるのですが、この中で胃腸の機能を指すのは脾、呼吸器を指すのは肺となります。つまり、この脾か肺が弱って後鼻漏の症状が出てると考えます。
それでは、脾と肺をそれぞれ説明していきます。
脾のタイプ
まずは胃腸の弱り、脾のパターンからです。
東洋医学には「脾は痰を発生させる源であり、肺は痰を貯蔵する器である」という言葉があります。脾は先ほど言ったように、胃腸の機能のことです。本来体に必要な水分は胃腸で作られ肺にためて全身に運ばれると東洋医学では考えます。胃腸の働きが弱いと消化吸収が悪くなるのと同時に水の処理機能も下がるため痰(水が停滞してドロドロになったもの)がたまりやすくなります。
つまり胃腸の調子(脾)が悪いと痰が溜まりやすく後鼻漏の症状が出やすくなると考えます。この胃腸が弱った状態を脾虚(ひきょ)と呼びます。脾虚の方に多い他の症状としては主に疲れやすい、食欲がない、空腹感が無い、体が重だるい、日中眠気が出るなどがあります。食後に後鼻漏が悪化する人はこのタイプだと思います。これがひとつ胃腸の弱りのタイプですね。
肺のタイプ
次に呼吸器の弱りのタイプです。後鼻漏は鼻という漢字が使われるだけあって呼吸器と関係していると考えます。
東洋医学では鼻の機能を担当しているのが肺になります。脾と肺は親子の関係にあるので肺は脾から元気をもらって助けてもらっています。脾が弱ると肺を助ける元気もなくなるので、脾が弱ってから肺も芋ずる式に弱るパターンもあります。
肺の元気がなくなると呼吸機能の低下が起こりますが、これを肺虚(はいきょ)と言います。肺虚の方に多い症状は咳や鼻炎息切れや風邪をひきやすいなどがあります。また、この肺が弱ると水分を全身に送る機能が落ちますので鼻水などがよく出やすくなります。
以上の2つのパターンからなると私は考えますね。
⒊後鼻漏解消のツボ
それでは今回の本題、後鼻漏解消におススメのツボを3つ紹介します。
ツボは額にある上印堂(かみいんどう)と鼻の横にある巨髎(こりょう)、もう一つ鼻の横にある迎香(げいこう)です。後鼻漏には、この3つのツボをおススメします。
上印堂
まずは上印堂です。こちらは以前も後鼻漏のツボとしてご紹介していました。
YouTube⇒後鼻漏の【改善方法】とオススメの【食べ物】【ツボ】の紹介。
ブログ⇒【後鼻漏】を改善するツボ
鼻の症状の時にはよく使うツボなのですが、後鼻漏でもよく使います。
場所は眉毛と眉毛の間から少し上の方に撫で上げた時に押してツーンとするところですね。ここが上印堂になります。
こちらを優しく押してもらってもいいですし、私がよくおススメするあずきの力などの低温のカイロを使って温めてもらってもいいと思います。敏感なところなので火傷しないように気を付けてください。
巨髎
次におススメするツボは鼻の横にある巨髎です。
巨髎は鼻水の排泄をスムーズにしたり、鼻通りをよくしたり、蓄膿症にも使われるツボです。それと合わせて胃の機能も上げてくれるツボなのでここを選びました。
場所は瞳孔線上、黒目の縦のライン上になります。瞳孔線上の尾翼下縁と同じ高さ。
尾翼下縁は鼻のこの高さ。この高さの瞳孔線上の場所。ここが巨髎。押すとちょっとツンと痛いのでここを優しく押してあげます。
迎香
もう一つおススメのツボは鼻の横にある迎香。迎える香りと書きます。
ツボの効果は宣通鼻竅(せんつうびきょう)といい、鼻の穴を通すことや鼻の疾患によく使われるツボです。合わせて大腸のツボのグループに含まれます。大腸は肺と表裏の関係にありますので、大腸を良くすると肺の機能も良くなると言われています。そんなわけで、このツボを選びました。
ツボの場所は小鼻の外側の凹み。これも、この辺りを押してツーンと響くところ。そこが迎香です。迎香の場所を見つけたら軽く尾翼と平行にこするように刺激します。
ツボの押し方のコツも過去に上げていますので参考にしてください。
YouTube⇒ツボの押し方のコツ
まとめ
本日のまとめです。
後鼻漏とは鼻水が喉に落ちてくる状態。
原因は東洋医学では胃腸の弱りか、呼吸器の弱りと考えられています。
後鼻漏におススメのツボは額にある上印堂、鼻の横にある巨髎、もう一つ鼻の横にある迎香がおススメのツボです。
本日は後鼻漏におススメのツボを3つ紹介しました。
みなさん、こんにちは。武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。本日は後鼻漏の方におススメの飲み物をご紹介していきます。
このブログでは後鼻漏の原因、後鼻漏の対処法、後鼻漏におススメの飲み物の順で紹介していきます。
後鼻漏の症状
まず初めに後鼻漏についてです。
後鼻漏とは鼻水が喉の奥に流れてくる症状です。流れるだけではなく、喉の奥の方に痰の塊みたいなのが貼りついたような感じがするという方もいらっしゃいます。
この後鼻漏、喉の奥に流れてくるので口から吐き出すか飲み込むかしか処理の仕方がないんですよね。ですから、症状がひどい人になりますと夜眠れないことや、食事が食べにくいなどと日常生活に支障をきたします。
後鼻漏の原因
一般的には後鼻漏の原因は風邪やアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎などが原因で発症するのが多く、その他にも自律神経失調症などで発症するとも言われています。
ここからは東洋医学で後鼻漏をどう考えていくかの解説をします。
東洋医学では五臓のというツボの働きで考えていきます。五臓とは肝臓、心臓、脾臓、肺、腎臓の5つで五臓となります。東洋医学ではこの五臓の働きを重要視します。
中でも後鼻漏の場合は肺か脾のツボをよく使います。
肺は皆さまご存じの通り呼吸器ですので、鼻の症状とも深く繋がりがあります。ですから、肺の機能が弱って後鼻漏の症状が出るタイプの方は後鼻漏だけではなく、日頃から呼吸が浅いこともありますし喘息などの症状をお持ちの方もいらっしゃいます。
他にも肺のツボは自律神経とも深く関係してきますので自律神経が乱れている人も割といらっしゃいますね。このような肺のツボの弱りが原因で後鼻漏の症状が出ている方は、肺のツボで施術していきます。
次に脾のタイプですね。東洋医学では脾は主に胃腸の機能と関係しています。胃腸の機能が落ちると痰が出やすくなると考えられていますので、脾が弱ると後鼻漏の症状が出やすくなります。脾のタイプの人は食欲が落ちてる時やお腹を触ると冷えていたり、食後に症状が悪化するという特徴があります。
後鼻漏もタイプがありますので、タイプを見極めて施術していきます。
後鼻漏の対処法
ここからは後鼻漏の対処法をご紹介していきます。対処法もタイプによって使い分けます。
まず肺のタイプは、後鼻漏以外にも呼吸器系の症状があったり自律神経の乱れなどの後鼻漏以外の症状もあることが多いのでそこからケアします。東洋医学には《五悪》(ごあく)という、各ツボの苦手なものがあります。肺のツボは乾燥を嫌う傾向にありますので、マスクで呼吸器が乾燥しないようにしたり、ご自宅ですと加湿器などを使って乾燥対策をされるといいと思います。
次に脾のタイプですね。お腹を触ると冷えていたり食後に症状が悪化したりするタイプになります。このタイプの方の対処法は胃腸に負担をかけないことが重要ですのでゆっくりとよく噛んで食べたり、なるべく冷たいものや油っこいものは避け消化に優しいものを普段の食生活に取り入れられるといいと思います。なるべく胃腸に負担をかけないようにするのが大切になってきます。
後鼻漏におススメの飲み物
それでは最後に後鼻漏の方におススメの飲み物をご紹介します。
後鼻漏の方におススメなのは【なた豆茶】です。
これは実際に後鼻漏の症状がある患者さんに教えていただきました。みなさん【なた豆】ってご存じですか?私は知らなかってので少し調べました。
この、なた豆は大きな豆の種類で九州地方で有名みたいです。豆のさやの形が刀や刃物のナタに似ていることから【なた豆】と呼ばれるみたいです。なた豆は生命力がとても強くグングン成長することから、ジャックと豆の木のモデルになったという説もあるみたいです。とても元気のある豆なんですね。実は福神漬けの中にも入っているみたいです。
そして、このなた豆の効能は古くから漢方で使用されており『膿を取ってくれる豆』として【膿取り豆】とも呼ばれ、蓄膿症などにも使われていたみたいです。また、なた豆に含まれるウレアーゼやコンカナバリンaとういう成分が腎機能を高める効果が期待でき、他にもむくみや糖尿病の進行を抑制する効果が期待できるといわれております。
この、なた豆には種類があって白なた豆、赤なた豆、タチなた豆の3種類があります。教えてくださった方も色々試されたみたいなのですが、赤なた豆茶が何となく1番効くと言っていたので、私は後鼻漏の方にはこの【赤なた豆茶】をおすすめしています。
調べていましたら、タチなた豆は毒性が強く食用には向かないので必然的に赤なた豆か白なた豆になるのですが、赤なた豆にも弱い毒性があるので焙煎してからお茶にするみたいなので、そこに違いがあるのかもしれないですね。
ちなみにその方曰く、冷たい赤なた豆茶より【ホットの赤なた豆茶】のが効く気がすると言っていたので、なた豆茶を飲むときはホットをおススメしています。
まとめ
東洋医学では後鼻漏は肺か脾のタイプで考えます。
肺は呼吸器の弱りなので、後鼻漏以外に喘息などの呼吸器の症状があったり自律神経の乱れがあることが多いです。
脾は消化器の弱りなので、お腹が冷えていたり食欲が無かったり食後に悪化する場合が多いです。
ちなみにそれぞれおすすめの食べ物というものもありまして、肺のタイプの人は白い食べ物がおすすめです。白い食べ物は例えば白ごま、白菜、白身魚そういったものを食べていただくといいと思います。
脾のタイプの方には黄色い食べ物がいいと言われています。例えばかぼちゃ、じゃがいも、とうもろこしなどがおすすめです。脾のタイプの人はゆっくりとよく噛んで食べるようにしてください。
おススメの飲み物はなた豆茶。種類があって白なた豆、赤なた豆、タチなた豆があります。その中でも赤なた豆茶がおすすめで、さらにホットで飲むのがおススメなので試してみてください。