「後鼻漏」って、ご存知ですか? 鼻水が喉の方に流れてくる不快な症状のことです。
喉にネバネバしたものが張り付く、ドロッとしたものが鼻から喉に流れてくる…そんな不快感に悩まされている方も多いのではないでしょうか?
実は、後鼻漏の症状改善に、食事の時間が深く関わっていることをご存知でしたか?
今回は、東洋医学の観点から後鼻漏の原因を紐解き、症状改善に効果的な食事の時間帯を詳しく解説していきます。
後鼻漏とは?
後鼻漏とは、鼻水が鼻の奥から喉へ流れる症状のこと。
健康な状態でも、1日に作られる鼻水の一部は喉へ流れていきます。しかし、鼻炎や副鼻腔炎などで鼻水が増えると、後鼻漏の量も増加し、不快感を覚えるようになります。
後鼻漏の原因は?東洋医学的な考え方
東洋医学では、後鼻漏は「脾(ひ)」の機能低下が原因と考えられています。
- 脾:消化吸収を担う臓器で、体内の水分代謝にも関わっています。
脾の機能が低下すると、水分の代謝が滞り、鼻水が過剰に分泌されやすくなります。
後鼻漏を改善する食事の時間とは?
東洋医学の考え方では、体の各臓器には最も活発に働く時間帯があります。
これを「子午流注(しごるちゅう)」といいます。
後鼻漏の原因となる脾が最も活発に働く時間帯は、朝の9時~11時です。
この時間帯に食事をとることで、脾の働きを助けて消化吸収を促し、水分代謝を改善することで後鼻漏の症状緩和が期待できます。
9時~11時は難しい…そんな方は?
「9時~11時は仕事や学校で食事は難しい…」という方もいるでしょう。
その場合は、7時~9時に食事をとることをおすすめします。
7時~9時は、胃の働きが活発になる時間帯です。
胃腸の働きを整えることで、間接的に脾の機能を高める効果も期待できます。
後鼻漏改善におすすめの食事とは?
後鼻漏改善には、脾の働きを助ける「黄色くて甘い食べ物」が良いとされています。
東洋医学でいう「甘い」は砂糖の甘さではなく、でんぷんのような自然な甘さを指していますので、以下のような食物がおすすめです。
- かぼちゃ
- じゃがいも
- とうもろこし
食事の際に気を付けること
食事は、ゆっくりとよく噛んで食べるようにしましょう。
よく噛むことで、消化吸収が促進され、脾への負担を軽減することができます。
まとめ
今回は、後鼻漏の原因となる「脾」の働きを改善する食事の時間をお伝えしてきました。
9~11時で脾の働きが活発になるので、この時間で食事を摂ってみてください。
難しい方は7~9時でも大丈夫です。
当院では、脾の働き低下を改善する鍼灸治療も行っています。
脾の働きが改善すると後鼻漏の症状も改善していきますので、後鼻漏でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
武蔵小杉鍼灸接骨院
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