「後鼻漏」とは、鼻水が喉の方に流れてくる不快な症状です。喉の奥に何かが張り付いているような感覚や、粘り気のある痰が絡むなど、日常生活に支障をきたすこともあります。
当院では、後鼻漏の原因を東洋医学的に「お腹の弱り」と「呼吸器の弱り」の2つのパターンに分け、それぞれに対応するおすすめの食べ物を提案しています。
後鼻漏の原因
東洋医学では、人間の身体は五臓(肝臓、心臓、脾臓、肺、腎臓)の働きによってバランスが保たれていると考えます。この五臓の中で、お腹の機能を司るのが「脾」、呼吸器を司るのが「肺」です。
後鼻漏は、この「脾」または「肺」が弱ることによって引き起こされると考えられています。
1. お腹の弱り
東洋医学では「脾は痰を生ずる源、肺は痰を貯蔵する器」という言葉があります。脾の働きが弱ると、消化吸収が悪くなり、体に必要な水分がうまく運ばれずに痰が溜まりやすくなります。
2. 呼吸器の弱り
肺は呼吸機能を担っており、脾から送られてくる水分を全身に運ぶ役割も担っています。肺の働きが弱ると、呼吸機能の低下や水分の循環が悪くなり、鼻水が過剰に分泌されやすくなります。
後鼻漏解消におすすめの食べ物
後鼻漏を解消するためには、原因別に適切な食べ物を摂取することが重要です。
【お腹の弱りタイプ】におすすめの食べ物
お腹の弱りタイプには、黄色くて甘い食べ物がおすすめです。
- かぼちゃ: 脾の働きを元気にして体を温める効果があります。粘膜を丈夫にし、風邪に対する抵抗力を高める効果も期待できます。
- じゃがいも: 脾を元気にして、消化吸収を助ける効果があります。
- とうもろこし: 食物繊維が豊富で、便通を良くする効果があります。
その他にも、脾を元気にする食べ物として、栗、しいたけ、干し柿、みかん、お米、もち米、かつお、酒、はちみつなどがあります。
【呼吸器の弱りタイプ】におすすめの食べ物
呼吸器の弱りタイプには、白くて辛い食べ物がおすすめです。
- 白ごま: 肺の機能を高め、腸を潤す効果があります。
- 大根: 肺の機能を高める効果があります。また、消化を促進する効果も期待できます。
- 玉ねぎ: 肺の機能を高める効果に加え、炎症を抑える効果も期待できます。
その他にも、肺を元気にする食べ物として、白菜、きくらげ、ねぎ、ゆば、ししゃもなどがあります。
食生活の改善で後鼻漏を解消しよう!
後鼻漏でお悩みの方は、ぜひこれらの食べ物を積極的に食事に取り入れてみてください。ご自身の体質や症状に合わせて、適切な食材を選び、食生活を改善することで、後鼻漏の解消を目指しましょう。
武蔵小杉鍼灸接骨院では、後鼻漏をはじめ、様々な症状に対する鍼灸治療を行っております。
お困りの症状がございましたら、お気軽にご相談ください。
武蔵小杉鍼灸接骨院
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