「後鼻漏」とは、鼻水が喉に流れ落ちてくる症状のこと。鼻の奥にネバネバしたものが張り付いていたり、ドロッとしたものが鼻から喉に流れてくる不快感、粘りのある痰が絡むといった症状に悩まされている方も多いのではないでしょうか?
今回は、後鼻漏の原因や改善策として、ご自宅で簡単にできるストレッチをご紹介していきます。
後鼻漏の原因とは?
後鼻漏の原因は、東洋医学的に見ると、「脾」と「肺」の機能低下が関係していると考えられています。
東洋医学では、人間の身体は五臓(肝・心・脾・肺・腎)の働きによって成り立っていると考えます。この中で、「脾」は消化吸収を、「肺」は呼吸機能をつかさどっています。
「脾」の機能が低下すると、消化吸収が悪くなり、体内に「痰」が溜まりやすくなります。この状態を「脾虚」と言い、疲れやすい、お腹が張る、食欲がない、口内炎がよくできる、重だるい、日中眠気が出る、あざができやすいなどの症状が現れます。食後に後鼻漏が悪化する場合は、「脾虚」の可能性が高いでしょう。
一方、「肺」の機能が低下すると、呼吸器の機能が低下し、鼻水が出やすくなります。これを「肺虚」と言い、鼻炎、呼吸が苦しい、皮膚が弱い、息切れ、風邪をひきやすいなどの症状が現れます。
後鼻漏解消におすすめのストレッチ
後鼻漏解消には、首にある「胸鎖乳突筋」のストレッチが効果的です。
東洋医学では、「経絡」と呼ばれるツボの通り道が体中に流れていると考えられています。胸鎖乳突筋には、「胃」と「大腸」の経絡が通っています。
「大腸」の経絡は、手から始まり、首を通って足まで続く経絡で、「胃」と「大腸」は表裏の関係にあります。そのため、「大腸」を元気にすることで「肺」も元気になると考えられています。
「胃」と「大腸」の経絡が通る胸鎖乳突筋をストレッチすることで、経絡の流れをスムーズにし、後鼻漏の改善に繋がると考えられます。
胸鎖乳突筋ストレッチの方法
- 胸鎖乳突筋の場所を確認します。
- 胸鎖乳突筋は、耳の後ろから鎖骨にかけてついている筋肉です。首を横にすると見やすくなります。
- 鎖骨の少し下を両手で押さえます。
- 手で押さえながら顎を斜め上に引き上げます。
- グーッと伸ばして、胸鎖乳突筋が伸びているのを感じましょう。
- 呼吸をしながら、その体勢を10秒キープします。
- 反対側も同じように伸ばします。
- これを1日3セット行いましょう。
毎日続けることで、少しずつ効果が出てくると思います。ぜひ、継続して実践してみてください。
【YouTube】後鼻漏を解消する簡単に出来るストレッチを紹介します
後鼻漏でお悩みの方は、鍼灸接骨院へご相談ください
後鼻漏の改善には、ストレッチ以外にも、ツボ療法や食事療法なども効果的です。
当院では、後鼻漏の原因となる「脾」と「肺」の機能を高めるための鍼灸治療や、体質改善のための食事指導など、患者様一人ひとりに合わせた施術を行っております。
後鼻漏でお悩みの方は、ぜひ一度当院へご相談ください。
武蔵小杉鍼灸接骨院
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