今回は、舌の縁がデコボコしている「歯痕舌(しこんぜつ)」について解説します。
東洋医学では、舌の状態を見ることで健康状態を推察する「舌診」という方法があります。舌は粘膜で覆われ、多くの血管が集まっているため、血液の状態や体質を映し出す鏡と言われています。
健康な舌は、薄いピンク色で少し白い苔がある状態です。しかし、舌の縁がデコボコしていたり、ギザギザしている場合は注意が必要です。
歯痕舌の原因とは?
歯痕舌は、舌がむくんでいる状態です。舌がむくんで口の中で膨張し、歯に押し付けられることで、舌の縁に歯形がついてしまいます。
歯痕舌の原因は、大きく分けて次の二つが考えられます。
- 水分の摂りすぎ
- 暴飲暴食などにより、体内の水分が多すぎる状態です。
- 消化器の衰え
- 消化機能が低下し、水分の代謝がうまくいっていない状態です。
- 食欲不振や胃腸の不調がある方は、特に注意が必要です。
歯痕舌の対処法
歯痕舌の対処法としては、体内の余分な水分を排出することが大切です。
- 適度な運動
- 入浴で代謝アップ
- 冷たいものを控え、温かいものを摂る
- 消化器の機能を高める食材を摂る(例:カボチャ、サツマイモなど)
歯痕舌におすすめのツボ「陰陵泉(いんりょうせん)」
陰陵泉は、足の内側、脛骨(すねの骨)の後ろ側にあるツボです。
陰陵泉は、水分の代謝を促し、むくみを解消する効果があるとされています。また、胃腸の機能を整える効果も期待できます。
ご自宅でのお灸もおすすめです。お灸のやり方がわからない方は、過去にアップした動画をご覧ください。
YouTube【お灸のやり方】自宅でのお灸のやり方を紹介します
まとめ
- 舌の縁がデコボコしているのは「歯痕舌」といい、舌がむくんでいる状態です。
- 原因は、水分の摂りすぎや消化器の衰えなどが考えられます。
- 対処法としては、適度な運動や入浴、食生活の改善などがあります。
- おすすめのツボは、陰陵泉です。お灸で温めるのも効果的です。
武蔵小杉鍼灸接骨院では、歯痕舌をはじめ、様々な症状に対応した施術を行っております。お困りの症状がございましたら、お気軽にご相談ください。
武蔵小杉鍼灸接骨院
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