お灸

【過活動膀胱】の東洋医学的なタイプ別原因を解説!対処法、誰でもできる簡単なオススメのツボも紹介します!




このブログを読むと、ご自身の過活動膀胱のタイプが分かります。タイプによってツボが分かれますので、タイプの見分け方を解説。日常的にできる対処法や簡単なセルフケアもご紹介。

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みなさん、こんにちは。

神奈川県川崎市武蔵小杉駅で鍼灸接骨院をやっております武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。

本日はですね、質問をいただきましたのでその回答となります。

過去に尿意を抑えるツボ【液門】(えきもん)という動画とブログををあげました。

その動画にコメントで『液門は過活動膀胱にも有効でしょうか?』との質問をいただきました。

液門の動画やブログが気になる方はチェックしてみてください。

YouTube⇒尿意を抑えるツボ【液門】

ブログ⇒尿意を抑えるツボ【液門】

液門が過活動膀胱に有効かという回答なんですけども、私はそこまでの効果は出ないと思います。

液門は本当に緊急事態のときに、とりあえずその場をなんとか乗りきりたいというときに使っていただきたいツボになります。

緊急事態の時なので、やっぱりいつでもどこでも誰でも簡単に手軽にできる場所っていうのを選んでいるんですよね。だから、手の甲の中から考えました。

ここで言う緊急事態は基礎疾患がない場合になりますね。

過活動膀胱などは何かしらの原因があって、その症状として出ているものですので、そこまでの効果は期待できないんじゃないかなと思います。

そんなわけで本日は過活動膀胱のツボについてご紹介します。

このブログでは、

  • 過活動膀胱とは
  • 過活動膀胱の東洋医学的な原因
  • 過活動膀胱の対処法
  • 過活動膀胱のツボ
  • まとめ

この流れでご紹介していきます。

過活動膀胱のツボだけを知りたい方は、最後のまとめだけをお読みください。

それでは、よろしくお願いします。

 

過活動膀胱とは

まずは過活動膀胱とは何なのかといいますと、膀胱が過敏になって尿が充分に溜まっていなくても本人の意思とは関係なく膀胱が収縮する状態といわれています。

過活動膀胱で悩まれている方は800万人もいるといわれ、40代で増え始め加齢とともにどんどん増えていくと言われています。

原因は何なのかというと、膀胱に尿が溜まると脳に信号がいくんですが、この膀胱と脳の神経のトラブルが原因と言われています。

詳しい原因は分かっていないのですが、一般的に加齢やストレス、この辺りが原因ではないかと言われています。

 

過活動膀胱の東洋医学的な原因

東洋医学では主に腎、たまに肺の弱りと考えます。

腎とか肺とか何なのかと言うと東洋医学の考え方の1つとして五臓の働きと言うものがあります。

五臓と言うのは肝臓、心臓、脾臓、肺、腎臓の5つで五臓と呼びます。

この五臓は身体の中で肝、心、脾、肺、腎のツボとして様々な働きをしています。東洋医学ではこの五臓の働きを重要視します。

尿のトラブルは主に腎の働きが落ちておこることが多く、たまに肺の弱りもありますね。

腎と肺の見分け方として絶対にこれ!って訳ではないのですが、腎の場合は加齢と共に少しずつ症状が出るという傾向がありますので、少しずつ徐々に過活動膀胱の症状が出てきた場合は腎の弱りの可能性があります。

反対にまだまだ若いのに過活動膀胱で悩まれている方は肺の場合が多いと思います。

もう一つ見分け方のポイントとしては、どちらもトイレにいく回数自体は多いのですが腎の場合は尿の量も多いです。肺の場合トイレにすごく行くんだけど尿の量は少ない、あまり出ないのに行きたくなるタイプですね。

このように見分けることができます。

先ほども書きましたが、腎というのは加齢と共に少しずつ症状が出てくるのが特徴になります。

肺は自律神経とも関係してきますので、ストレスによって過活動膀胱の症状が出る方なんかは肺の弱りと考えることが多いと思います。

あと尿の症状全般的に冷えも原因の一つと言われています。

なぜ冷えが過活動膀胱の原因になるかと言いますと、身体が冷えていると汗をかきにくくなり身体の水分が外にでなくなりますので、尿として水分を出そうとするんですね。それと、寒いと膀胱の筋肉が縮みやすくなるからとも言われています。

過活動膀胱の対処法

次はですね、過活動膀胱の対処法について紹介していきます。

食べ物編

一般的には頻尿などの改善は身体の冷えを改善する食べ物をとるのがいいと言われています。

具体的には

  • 生姜
  • ニンニク
  • ラム肉
  • 牛肉
  • ほうじ茶

こういったものを意識的にとってもらうのがいいと思います。

冷え対策

冷え対策も過活動膀胱には有効だと思います。特に足首の冷え対策がいいですね。

先ほど出てきました五臓の中で足首と関係するのが腎になります。(肝は股関節、脾は膝などあります)

ですから足首を冷やすことは腎の機能を下げてしまうので、足首を温かく保つための冷え対策は過活動膀胱に有効と考えます。

YouTube⇒【足先の冷え】足の血行改善!足先の冷えを改善するカイロの貼る場所を紹介します

ブログ⇒【足先の冷え】足先の血行が悪い、足先の血行を改善するカイロの貼り方のご紹介。

 

過活動膀胱のツボ

それでは、過活動膀胱のツボをご紹介していこうと思います。

過活動膀胱のツボは

  • 膀胱兪(ぼうこうゆ)
  • 中髎(ちゅうりょう)

の2つです。

膀胱兪はそのままですね。名前の通り膀胱の症状に効果があるツボとされています。

中髎は尿を出したりする神経と関連があるツボと言われています。

場所はですね、膀胱兪も中髎もどちらも仙骨という腰からお尻の間にあります。

まずは仙骨の場所の見つけ方です。

骨盤の真ん中の骨。このメモ用紙のあたりが仙骨です。

腰の骨(左右の腸骨)の下のこの辺りに仙骨があります。

下着に隠れるくらい低いところになります。

膀胱兪も中髎も仙骨にありますので、カイロなどで仙骨を温めるのが簡単でやりやすいですね。

コツは仙骨の真ん中あたりを温めるのがいいと思います。

仙骨は4つの穴が空いているのですが、膀胱兪は上から2番目の穴の高さ、中髎は3番目の穴になりますので、カイロで左右の2つのツボをまとめて温めるのがおすすめです。

次にですね、たぶん自分は肺のタイプの過活動膀胱だなーという人に向いているツボをご紹介します。

  • 尺沢(しゃくたく)

という腕にある肺のツボです。

尺沢は肺のツボの中でも水の性質をもつツボですので、過活動膀胱のツボとして選びました。

尺沢の場所は手のひらを上に向けていただいて、肘のこのシワのラインにあります。

この肘のラインの真ん中より親指側にいったところの凹み、ここが尺沢になります。

この尺沢ですね、ツボ押しをされてもいいと思いますし、お灸をされてもいいと思います。

ツボ押しをされる際は、あまり痛くない程度ですね。押して痛気持ちいいくらいでグゥーと押していただけるといいと思います。

YouTube⇒【お灸のやり方】自宅でのお灸のやり方を紹介します。

ツボの押し方のコツ

ブログ⇒【お灸のやり方】自宅でのお灸のやり方を紹介します

効果的なツボの押し方!鍼灸師が考えるツボ押しのコツ解説。

 

まとめ

まとめますと、東洋医学ではこの過活動膀胱にはタイプがありまして腎のタイプと肺のタイプ、このどちらかのタイプに分かれると思います。

腎のタイプは加齢と共に少しずつ出てくる過活動膀胱。

肺のタイプはストレスなどで自律神経の乱れでおきる過活動膀胱。

特徴としてはトイレの回数はどちらも多いのですが、腎のタイプは1回の尿量が多いのが特徴です。肺のタイプは尿量が少ないのにトイレの回数が多いのか特徴。

そういった見分け方もできると思います。

過活動膀胱の対処法としては冷えの改善がとても有効なので、オススメの食材は

  • 生姜
  • ニンニク
  • ラム肉
  • 牛肉
  • ほうじ茶

こういったものがおすすめです。

冷えるとトイレに行きたくなる原因の1つになりますので、冷えに気を付けること。特に足首の周りの冷えですね、こちらにご注意ください。

過活動膀胱にオススメのツボは、腎のタイプなら膀胱兪(ぼうこうゆ)と中髎(ちゅうりょう)。場所は仙骨にありますのでカイロなどで仙骨を温めるのがとてもいいと思います。

肺のタイプなら尺沢(しゃくたく)になります。場所は肘の曲がりシワの真ん中より親指寄りの凹み。ここが尺沢になります。こちらはツボ押しやお灸、カイロで温めてもいいと思います。

 

本日は過活動膀胱について解説していきました。

 

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