頻尿

【夜間頻尿】の原因とツボ

こんにちは。武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。

寒くなってくると毎年患者さんから「夜中にトイレに起きてしまい満足な睡眠がとれない」「夜のトイレの回数が増える」などの相談をいただきます。ですので、本日は【夜間頻尿】の原因、対処法としておすすめの食べ物と効果的なツボをご紹介していきます。

 

 

1.夜間頻尿とは?

西洋医学での夜間頻尿の定義は『夜中に排尿のために1回以上起きなければならない症状』と言われています。1回は大丈夫なのですが2回、3回と起きる場合は夜間頻尿と言われるのですね。夜間頻尿は加齢に伴い増加することがよく知られていて、年齢のせいだから仕方ないと諦めている方も多いです。しかし、夜中に睡眠を妨げられることで体調に影響も出てきてしまうので対策できるならしたいところですね。

 

 

2.夜間頻尿の原因

東洋医学での夜間頻尿の原因は《腎》の弱りと言われています。頻尿の話なので腎臓が関係してくるのは想像がつくと思いますが、東洋医学での《腎》は西洋医学の腎臓とは少し考え方が異なります。

Q.東洋医学での《腎》の弱りとは何なのでしょうか?

A.東洋医学では五臓の働きという考え方があります。五臓というのは肝臓、心臓、脾臓、肺、腎臓の5つで五臓と呼ばれていて、私たちの体の中では日々この肝・心・脾・肺・腎のツボがしっかりと働いてくれています。この肝・心・脾・肺・腎のツボが上手く働いていると体調も良くとても元気な状態でいられるのですが、どれか1つでも弱ったり元気がなく働きが落ちると体調が悪くなるという考え方です。

と言うことで、夜間頻尿は尿のトラブルなので《腎》のツボのトラブルが多いと考えます。ちなみに、腎は老化とも繋がりが深いツボですので東洋医学でもやはり加齢と関係があります。

それと同じ頻尿でも日中の頻尿の場合は別なツボになりますので、今回は夜間の頻尿の話とさせていただきます。

 

 

3.夜間頻尿の対処法

夜間頻尿の対処法としましては原因にもなっております《腎》を強くするということが目標となってきます。では《腎》を強くするにはどうしたらいいのでしょうか?

よく言われるのが黒い食べ物を食べることです。上記にあります五臓にはそれぞれ配当されている色があります。《腎》には黒が配当されていますので《腎》を強くするには黒い食べ物を積極的にとると《腎》の働きをサポートしてくれます。具体的は海藻類、黒ゴマ、黒豆、きくらげなどが黒い食べ物として挙げられています。

《腎》は生命力や老化などと深く関わる、人間が生きる上で超重要なツボになりますので日頃からこれらの食品は摂取しておきたいです。

 

そして、より効果的な食べ方はよく噛むことです。よく噛んで唾液を出すことが《腎》の働きをより一層よくしてくれます。《腎》が弱ると唾液も出にくくなるため、なるべく噛むことで唾液腺を刺激していただきたいです。

 

 

4.夜間頻尿のおススメのツボ

私が夜間頻尿の方へおススメするツボは2つあります。

1つ目は腰にある『腎兪』。2つ目お腹にある『水分』というツボです。

1)『腎兪』のツボの位置は、両手を腰に当てて腰を反らせる姿勢をとった時の親指が当たるところ、その辺りが『腎兪』になります(今回の動画のサムネにもあります)。『腎兪』はとてもいいツボで“腎を癒すツボ”として腎臓の症状ではとてもよく使われます。ですから、夜間頻尿にお困りの方はまず『腎兪』が良いと思います。

2)次はお腹にある『水分』というツボです。『水分』のツボの位置はお臍の中心(お臍の端から端の真ん中)から1寸真上に(胸の方へ)上がったところにあります。1寸は親指の横幅です。人によって幅は変わりますので、自分専用の1寸となります。お臍の中心に親指を横向きに当てて胸の方に上がったところが水分のツボとなります(大体お臍のすぐ上らへんです)。この『水分』は水の症状によく効くと言われてますので、夜間頻尿だけではなくむくみなどの水に関係する症状でお困りの方におススメできるツボです。

3)刺激の仕方ですが、『腎兪』も『水分』もお灸の温熱刺激が向いています。せんねん灸などのシール付きの台座灸や棒灸で温めると良いでしょう。

自宅でお灸が難しければカイロなどで温めてもいいですし、私はレンジで温めるあずきの力をよく使います。こういった温めるものを使って、火傷に注意しながら腎兪や水分を温めるだけでもいいと思います。

 

 

5.まとめ

夜間頻尿の原因は東洋医学では《腎》の弱りと考えます。

夜間頻尿の対処法としましては《腎》を強めることとなりますので黒い食べ物(具体的には海藻類、黒ゴマ、黒豆、きくらげなど)を意識的に食べていただきたいです。

夜間頻尿におすすめのツボは腰にある『腎兪』とお腹にある『水分』です。『腎兪』の場所は腰に手を当てた時に親指が当たるところで、『水分』の場所はお臍の真ん中から上に1寸上がったところで、1寸は親指の幅です。『腎兪』も『水分』も温めるのが向いているツボなのでお灸もしくはカイロなどで温めてみてください。

 

 

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