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本日12月22日は2021年の冬至です。冬至は夜が長く昼が短い日つまり太陽が出ている時間が1番短く夜が1番長い日です。
冬至の日のおすすめの過ごし方
冬至の日のおすすめの過ごし方は柚湯に入ることです。冬に至ると書いて【とうじ】ですが、これは【湯治】ともかけているそうです。柚を入れる理由は諸説ありまして『融通が利く』ということや、柚は香りが強いので邪気を払ってくれると考えられています。
冬至の日おすすめの食べ物
寒くなると日が暮れるのが早くなってきたな~と感じると思いますが 、日が暮れるのが1年の中で1番早いのが冬至です。そして冬至を境にだんだんと日が延びていきますので、日の長さの折り返し地点となります。折り返しにちなんで、いろは歌の最後のひらがな《ん》の付く食べ物がいいとされています。例えば“にんじん” “だいこん” “れんこん” “かぼちゃ(なんきん)”
冬至はなぜ特別な日なのか
上記にあるように冬至は日の長さが1番短いことから陰が極まる日とされています。陰が極まると陽に転ずると言われますので、一陽来復…陽の兆しが見え始める前に身を清めるための入浴を結び付けたと考えられています。
youtube更新しました。
今回は【逆子の治療】についてまとめています。
当院の逆子に対する考え方や、治療法、逆子のお灸で有名な【至陰】のお灸のやり方のコツなども紹介しています。
逆子でお悩みの方はぜひ参考にしてください。
こんにちは、武蔵小杉鍼灸接骨院の石丸です。
鍼灸院では日々様々な悩みの方が沢山いらっしゃいますが、今回は【不眠】【睡眠障害】について東洋医学的な考え方、睡眠のタイプ別、オススメの食べ物、ツボの紹介をしていこうと思います。
不眠とは
「不眠症とは、入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害などの睡眠問題が1ヶ月以上続き、日中に倦怠感・意欲低下・集中力低下・食欲低下などの不調が出現する病気です。不眠の原因はストレス・こころやからだの病気・クスリの副作用などさまざまで、原因に応じた対処が必要です。
厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイトより引用」
厚生労働省のこの文を見てもわかりますが、一言で不眠と言っても色んなパターンと原因があります。
また現在日本で
は5人に1人が「睡眠で休養が取れていない」、「何らかの不眠がある」と回答しています。それほど不眠症や睡眠障害で悩まれている人は沢山いらっしゃいます。
東洋医学的な不眠の考え方
東洋医学の1つの特徴としまして、【五臓】という考え方があります。【五臓】とは【肝】【心】【脾】【肺】【腎】の五つからなり、体の中でこの五つがうまくバランスがとれている状態が健康だと考えます。ですので私達は不眠の症状をこの五臓のパターンに合わせて考えていきます。
タイプ別不眠症
では次に不眠症をタイプ別にわけていきそれぞれこの五臓のパターンにあてはめていきます。
- 入眠障害(寝つきが悪い) →肝のタイプ
- 中途覚醒(何度も目が覚める) →腎のタイプ
- 早期覚醒(早く目が覚める) →肺のタイプ
- 塾眠障害(眠りが浅い) →肺のタイプ
このように東洋医学だと分類する事ができます。
次にそれぞれのタイプ別に対処の仕方やおススメの食べ物、ツボなどを紹介していきます。
入眠障害(肝のタイプ)
肝のタイプの一番の原因はストレスです。日頃からストレス発散を心がけ運動をするなどして体を動かしましょう。また肝は目とも深く関係するので、このタイプの人は特に寝る前のスマートフォンやパソコンを控えるのをオススメします。
肝のタイプにオススメの食べ物は梅、ニラ、レモン、酢などがオススメです。
この肝のタイプに私がオススメするツボは足にある太衝(たいしょう)足の親指と人差し指の間にありますので、優しく押してあげてください。
中途覚醒(腎のタイプ)
腎のタイプの原因は加齢や冷えだと考えます。普段から冷えの改善を意識するといいと思います。
この腎のタイプにオススメの食べ物は【黒い食べ物】黒豆、黒ゴマ、海苔、昆布、わかめ、醤油などです。
腎のタイプに私がオススメするツボは足にある太渓(たいけい)足の内くるぶしとアキレス腱の間の凹みにありますので優しく押してあげてください。
早期覚醒、塾眠障害(肺のタイプ)
肺のタイプの原因に多いのは自律神経の乱れです。夜更かしや不規則な生活習慣の人に多い印象です。
まず生活習慣を見直すのがいいと思います。
肺のタイプにオススメの食べ物は【白い食べ物】白ごま、白菜、豆腐、白身魚等です。
肺のタイプに私がオススメのツボは手にある合谷(ごうこく)です。とても有名なツボですね。
手の甲の親指と人差し指の間にあるので優しく押してあげてください。
朝日を浴びるのもオススメ
睡眠で悩んでる人は朝日を浴びるのをオススメします。
朝日を浴びるとセロトニンというホルモンが分泌され、このセロトニンが睡眠ホルモンと言われるメラトニンの原料になるからです。
また朝日には体内時計をリセットしてくれる働きがあるので、不規則な生活をしている人には特にオススメです。
毎朝起きた時はカーテンを開けて朝日を浴びる習慣を取り入れてみてください。
不眠や睡眠障害の症状でお困りでしたら、東洋医学専門の鍼灸院、武蔵小杉鍼灸接骨院までご相談ください。
こんにちは、武蔵小杉鍼灸接骨院の石丸です。本日は鍼灸院でもよく来院される症状「座骨神経痛」について東洋医学的な視点でのご説明と、また対応するツボをイラストで紹介していこうと思います。
坐骨神経痛とは
「腰から足を下っていく痛みを特徴とする病状である。あくまで症状であり、病名ではない。Wikipediaより抜粋」
一言で「座骨神経痛」と言っても腰から足を下っていく痛みは座骨神経痛と分類されるようです。
これらの痛みは経験上湿布などではなかなか改善しないケースが多いように思います。
東洋医学で考える
東洋医学では【経絡】という考え方があり、体にいくつものツボの道が存在すると考えます。そしてこのツボの道【経絡】を使って座骨神経痛を分類することが出来ます。
座骨神経痛の分類
経絡で坐骨神経痛を大きく分類すると前、横、後ろに分類出来ます。
前
横
後ろ
それぞれツボの道があり
前=胃
横=胆
後ろ=膀胱
と分類されます。
前=胃のラインの痛み
前のラインの痛みは経絡では【胃】の道になります。
このラインは雨などの湿気が多い時期に痛みがでやすく、座っている姿勢や座った状態から立ち上がる時に痛みが出やすいと言われています。
このタイプの座骨神経痛にわたしがオススメするツボが足の脛にある【足三里】です。
このツボを痛気持ちいいいぐらいの強さで優しく押します。
横=胆のラインの痛み
横のラインの痛みは経絡では【胆】の道になります。
このラインは風が強く吹いている日に痛みがでやすく、歩く動作や動き始めに痛みが出やすいと言われています。
このタイプの座骨神経痛にわたしがオススメするツボが膝の横にある【陽陵泉】です。
このツボを痛気持ちいいいぐらいの強さで優しく押します。
後ろ=膀胱のラインの痛み
後ろのラインの痛みは経絡では【膀胱】の道になります。
このラインは寒い日に痛みがでやすく、立ち仕事の人、加齢による原因で痛みが出やすいと言われています。
このタイプの座骨神経痛にわたしがオススメするツボが足首にある【崑崙】です。
このツボを痛気持ちいいいぐらいの強さで優しく押します。
まとめ
- 東洋医学では座骨神経痛はツボの道(経絡)で考える。
- 坐骨神経痛の経絡は前(胃)、横(胆)、膀胱(後ろ)。
- それぞれツボは前(足三里)、横(陽陵泉)、後ろ(崑崙)。
- ツボは痛気持ちいいぐらいの強さで押す。
坐骨神経痛の症状でお困りでしたら、東洋医学専門の鍼灸院、武蔵小杉鍼灸接骨院までご相談ください。

そもそも【しゃっくり】とは
しゃっくりのツボ【膈兪】
私がしゃっくりの時によく使うツボは背中にある【膈兪】です。字がすこし違いますが「膈」とは「横隔膜」の事を指し、横隔膜の症状に効くツボと言われています。
この膈兪のツボの場所ですが、『第7・第8胸椎棘突起間の外1寸5分』
と説明されています。なんだか難しいですね…
頑張って図を書いてみたので、そちらを使いながら説明します。(下手なのはお許しください)
まず膈兪を探す上で大切なポイントが
①肩甲骨下角
②肩甲骨内側縁
です。
肩甲骨は三角形みたいな形をしており、その三角形の下のとんがり=下角になります。
この下角の高さ=第7、第8胸椎棘突起間になります。
次は外方1寸5分ですが、背骨と図に書いてある肩甲骨の内側縁までの距離が3寸になります。1寸5分はこれの半分の場所と考えます。
つまり、膈兪の場所は「肩甲骨下角の高さ、背骨と肩甲骨内側縁の半分の距離」になります。ポイントはやはりしっかり肩甲骨の位置を把握する事だと思います。
背中にあるツボなので、なかなか自分では刺激しづらい場所ですので、家族や友人にお願いして刺激するといいと思います。
本日は背中にあるしゃっくりのツボ【膈兪】を紹介しました。
なかなか最初は探すのは難しいかもしれませんが、知っておいて損はないツボですよ!
ツボ押しの動画
https://youtu.be/cQMhF91oKMc
こんにちは、鍼灸接骨院院長の石丸です。

冷えの種類
まず一言で「冷え」と言っても様々な冷えがあると思います。体の芯から冷える冷えや末端の冷えなど。今回は特に足先の冷えに焦点を当てて話していきます。
足先の冷えは血がしっかり末端までとどいていない
私はよくこういう表現をします。実際血液は足先に届いていると思うんですが、必要な量がしっかりと届ききってないというイメージです。では何故血が足先に届いていないのか。
五臓の働き
東洋医学では【五臓】の働きというのをすごく重要視します。
五臓とは肝臓と心臓と脾臓と肺と腎臓、これが5つで五臓です。
体の中でこの五臓が働いてうまく巡っている状態は元気な状態、どこか元気がないと色んな不調が出ると考えています。

足の先に血を送る運動【足指回し】
こんにちは、武蔵小杉鍼灸接骨院の石丸です。本日はふらふらする、くらっとする、目が回る等のめまいの症状に対する鍼灸治療について書いていこうと思います。
めまい【目眩、眩暈】とは…
めまいはメニエール症候群、突発性難聴と関連している場合が多く、鍼灸治療もそれに応じて行います。
一言でめまいと言っても様々な分類があり、症状も様々です。
ぐるぐるまわる【回転性めまい】
周囲がぐるぐる回って見える回転性めまい、原因は耳や三半規管によるものが多く、頭や首を動かすと発症し、数分間じっとしていたら落ち着くといった特徴があります。
ふらつき、ふわふわ【浮動性めまい】
身体がふわふわと浮くような感じ、足元がふらふらする感覚、原因は様々ですが、精神的なストレスや自律神経の乱れが原因となると言われています。
めまいを東洋医学的に考える
東洋医学の考え方に「五臓の働き」があります。五臓とは【肝】【心】【脾】【肺】【腎】からなり、東洋医学ではこのバランスを重要視します。
この五臓を先ほどのめまいと当てはめると
回転性→【肝】
浮動性→【腎】
と考えます。
鍼灸治療では体全体の状態と何故その症状が出ているのかを重要視します。
めまい=めまいの治療
だけではなく、肝のツボや腎のツボ使い体全体の調子を上げていくのが大切と考えます。
オススメの食べ物
医食同源という考えがあり、東洋医学では病気を治療するのに食事を気を付けるのもとても大切だと考えています。
それぞれのめまいに対してのオススメの食べ物を紹介します。
回転性めまい
【肝】のタイプの人にオススメの食べ物は梅、よもぎ、セロリ、お酢など
浮動性めまい
【腎】のタイプの人にオススメの食べ物は黒豆、黒ゴマ、醤油など
めまいにオススメのツボ【顖会】(しんえ)
めまいにオススメのツボは頭にある顖会(しんえ)です。場所は頭の正中線上(真ん中)のライン、頭の生え際から上に親指の横の幅2個分上のところにあります。
めまいが出た時はこの顖会(しんえ)を痛くない程度に刺激します。
過去のツボの押し方のブログ
こんにちは、武蔵小杉鍼灸接骨院の石丸です。
本日は「頭痛は冷やした方がいいのか、温めたほうがいいのか」について書いていこうと思います。
このブログを読んでいるいる人は
- 頭痛がある
- 冷やせばいいか温めたほうがいいかわからない
- なぜ頭痛がおきるのか
という事に悩まされている方が多いと思います。
冷やした方がいいか温めたほうがいいか
このブログを読んでいただければ、頭痛は冷やした方がいいのか、温めた方がいいのかがわかると思います。また、なぜ頭痛が起きてどこに当てればいいのかをお伝えします。
頭痛の種類で冷やすか温めるかが変わる
結論から言うと頭痛の種類で冷やすのがいいのか温めるのがいいのかが変わってきます。
なので、自分の頭痛がどのタイプなのかがわかれば冷やせばいいのか、温めればいいのかがわかります。
温めた方がいい頭痛、緊張型頭痛
温めたほうがいい頭痛は「緊張型頭痛」と言われる頭痛です。特にこめかみ辺りの起きる事が多く、【孫悟空頭痛】と言われるようにキューっと締め付けられる様な頭痛と表現されます。
原因は首のこりや肩こりによる事が多く、首や肩まわりの筋肉が硬くなる事により頭の血行が悪くなり頭痛が引き起こされます。 首のこりや肩こりの原因は眼精疲労やストレスによるものが多く、パソコン作業などが多い人によく見られます。
緊張型頭痛の人は首や肩周りを温める事で筋肉の緊張を緩和させ、頭の血流を上げる事ができます。
タオルを水で濡らし、電子レンジで1分程温めて蒸しタオルを作りそれを首や肩周りに当てるのも効果的です。
また姿勢が悪いのも原因の1つなので普段の姿勢を見直すのも効果的です。
緊張型頭痛の場合は、痛む部位を冷やすのは血流を下げる事になるので逆効果です。
冷やした方がいい頭痛、偏頭痛
冷やした方がいい頭痛は「偏頭痛」と呼ばれる頭痛です。ズキズキと脈打つ痛みがあり、拍動性の頭痛と表現されます。
視界がチカチカする、視野の中にキラキラした光の波ができる【閃輝暗点】と言われる前兆が起きる場合もあります。
原因は脳の血管が広がり、広がる事で血管が神経を刺激する事で発生すると言われています。
血管が広がる原因は気圧の変化、寝すぎ、疲労、ホルモンバランスなど様々です。
偏頭痛の場合はズキズキと痛い場所を冷やす事で、広がった血管を収縮させる事ができますので冷やすのをオススメします。
冷たいタオルや保冷剤のようなものを痛む部位に当てます。
偏頭痛の場合は、入浴やマッサージは血管を拡張させるので逆効果です。
まとめ
- キューと締め付けられる「緊張型頭痛」は首、肩周りを温める。
- ズキズキと脈打つ頭痛「偏頭痛」は痛いところを冷やす。
こんにちは、武蔵小杉鍼灸接骨院の石丸です。
職業柄よく患者さんに「どこのツボを押せばいいですか?」と聞かれる事があります。
ネットで調べてみても沢山のツボ押しの情報が溢れていて、どれを選べばいいか(押し方、力加減、コツとかあるの?等)わからなくなると思います。
そこで今回、私なりにツボの押し方を2つのポイントに絞って説明していきます。。
このブログを読んでいただければツボの押し方のコツがわかり、より効果的にご自宅でツボを刺激できると思います。
簡単に私の自己紹介
神奈川県の川崎市で鍼灸院をやっています。現役の鍼灸師であり、今まで延べ3万人を施術してきました。伝統的な鍼灸治療を施し、様々な慢性症状に鍼灸(ツボを使って)対応しています。
ブログを書くに至った経緯
よく患者さんにツボの事を聞かれるので、一度ブログにまとめました。「ツボはわかったけどどのように刺激したらいいの?」という方に向けて書いています。
では、さっそくみていきましょう。
①押す強さは【痛気持ちいい】ぐらいで
まずツボを押す強さですが【痛気持ちいい】ぐらいをおすすめしています。ツボを刺激したい時というのは大半のケースが「そこが弱っている状態」の場合が多いからです。私は鍼の師匠に「強い刺激は元気を抜く行為に当たるから気をつけるように」とよく言われました。ぐいぐいと痛いぐらいまで押す=元気を抜くと考えるので、ツボを刺激する時は【痛気持ちいい】ぐらいで留めておくのがベストだと思います。痛みの刺激は個人差がかなりあるので、自分にとって心地いい強さを見つけてみましょう。
②押す時は息を吐きながら
二つ目のポイントは息を吐きながら押す事です。ツボを刺激する時はリラックスしてる状態の方が効果が高いです。人は呼吸をする時に、息を吸う時は交感神経、吐く時は副交感神経に支配されます。よって、息を吐きながら押すことで、リラックスした状態で刺激することが出来るので、効果を高める事が出来ます。呼吸の仕方は
⑴鼻から吸って
⑵倍の時間をかけて口から吐く
これを意識するだけでOKです。
この⑵の口から吐いている時にツボを刺激するのが大切です。
まとめ
・ツボを刺激する強さは【痛気持ちいい】ぐらいで。
・ツボを押すときは【息を吐きながら】
食後は避けた方がいいですか?指とツボ押し棒どっちがいいですか?など言い出したらキリがないので、この大事な2点をしっかりと抑えるのが一番効率的に効果を出せるのではないかと思います。
皆さんの日々の養生の一助となれば幸いです。