うつ

【パニック障害】発作を緩めるツボと、根本的に改善するツボについて解説します。

みなさん、こんにちは。

神奈川県川崎市武蔵小杉駅で鍼灸接骨院をやっております武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。

本日もブログをご覧くださって、ありがとうございます。

今回はですね、パニック障害のツボですね、こちらを紹介していこうと思います。

2つのツボを紹介するのですが、ひとつは発作が起きている時に使っていただきたい、パニック発作のツボ。

もうひとつは、パニック障害そのものを根本的に改善するのに使っていただきたいツボですね。この2つを紹介します。

パニック障害でお悩みの方は、ぜひ最後までブログをお読みください。

今、発作が起きそうな方や、目の前に発作で苦しんでいる方がいらっしゃる場合はパニック発作のツボ、神門をお読みください。

今日紹介するツボの良いところは、いつでも、どこでも、誰でも簡単に使えるツボですので、発作が起きた時や不安な気持ちが強い時などに思い出して使ってください。少しでもお役に立てたら嬉しいです。

目次

パニック障害とは

まずは、パニック障害とはですね。パニック障害とは、突然何の理由もなく心臓がバクバクする動悸やめまい、汗が出る発汗や息がしにくくなる窒息感、吐き気や手足の震えなどの症状が出てしまい、生活に支障をきたしている状態ですね。これをパニック障害といいます。

私も実際にパニック障害でお困りの方を施術したりすることもありますが、お話を聞いていると不安感がとても強いなという印象を受けますね。発作が起きたらどうしようとか、一度発作が起きた場所にいくのが心配だったり、とにかく不安感が強いです。

パニック障害の原因

※動画ではパニック発作の原因になっています。

東洋医学からみるパニック障害の原因は『心』(しん)の弱りと考えます。(こころの弱りではないです)

東洋医学では【五臓の働き】という考え方があります。五臓というのは『肝』(かん)、『心』(しん)、『脾』(ひ)、『肺』(はい)、『腎』(じん)の5つで五臓です。

この五臓は、ツボのグループの名前でして肝のツボのグループ、心のツボのグループなどがあります。それぞれのグループごとに、機能がありまして、この機能が落ちると心身に不調として信号が出されます。

パニック障害は『心』のツボのグループの機能が落ちることであらわれる信号です。

心の機能は、ばーっと血を全身に巡らせるはたらきと、精神を安定させる働きになります。心がストレスや疲労などによって、機能が落ちると精神を安定させることが難しくなり、結果パニック発作が起きると考えています。

パニック障害になってしまっている時点で、心の機能は弱っていますが、発作が起きていないときは何とか機能を保てています。

しかし、ストレスがかかったり、外出することで周囲へ気を配ったりして気疲れしたりすると、心の機能を保つゆとりがなくなり、発作に繋がってしまうということですね。

ですので、私が今回オススメするツボも心と関係するツボになります。

ツボの紹介

それでは、ここからはツボを紹介していきますね。

心の機能を良くしてくれるツボは

  • 神門(しんもん)
  • 内関(ないかん)

の2つです。

パニック発作のツボ、神門

まずは、神門から紹介していきます。

神門は心のツボになりますね。先ほど、五臓で説明したツボのグループが、心のグループになります。

東洋医学で心は『君主の官』(くんしゅのかん)と言われておりまして、生命にとってとても重要なところという意味を持ちます。

他にも、心は『神(しん)を蔵(ぞう)す』と言われておりまして、ここでいう神は、意識や精神という意味があります。人間が考えて、判断し、行動するという一連の行動の調和をはかっている、とても大切な機能を担っているのが心になります。

そんな神門のツボの効果は『寧神安神』(ねいしんあんしん)。精神を安定させて、不安や動悸を起こりにくくさせてくれます。

神門のツボの場所は

  • 手首の手のひら側
  • 小指側の凹み

です。

実際に探していきますね。

手首の手のひら側。こちらですね。

手首の手のひら側の、曲がりジワ上にあります。(※何本かあると思いますが、手に近いはっきりしたシワを選んでください)

手首の曲がりジワの真ん中に、反対の指を当てます。

反対の指を小指の方へ滑らせると、筋(スジ)で止まると思います。

そこが、神門になります。

パニック障害のツボ、内関

次にですね、内関のツボを紹介していきます。

内関は『心包』(しんぽう)というツボのグループに含まれています。

心包って聞きなれない言葉だと思いますが、東洋医学では心を包んで、心を守っているツボがあります。先ほども書きましたが、心のツボは生命にとってとても重要なツボとなり、心が大きなダメージを受けることで生命が終了することも考えられます。ですから、心に代わってダメージを受けてくれる、心を守っているツボがあるのです。それが、心包です。

心包は自律神経と関係してきますので、心包が弱ると鬱や食欲不振、不眠などの症状がでてきます。

内関はそんな心包を元気にしてくれるツボになります。

内関のツボの場所ですが

  • 手のひら側の手首のシワから親指2本分肘寄り
  • 2本の筋(スジ)の間

になります。

それでは、実際に探していきます。

手首の手のひら側に、内関はあります。

腕の真ん中らへんに、手首から肘にかけて2本の筋(スジ)が走っていますので、それを見つけます。

下の写真のように、内関を見つけてい側の手を反対の手で押さえ、内関を見つけたい方の腕の手首を曲げると筋(スジ)が浮き出ます。(※反対の手で押さえなくても、グーで握って手首を動かすだけでも浮き出ます)

2本の筋の間で、手首の曲がりジワから肘の方へ2寸上がったところが内関です。(※親指の横幅2本分2寸)

ツボの刺激の仕方

ツボを見つけたら、痛気持ちいいくらいの強さで10秒ほど刺激します。グリグリ~って感じで。

お灸なんかもオススメですので、シールでくっつく台座灸、有名なのはせんねん灸ですね。ツボにのせてやってみてください。セルフお灸のやり方と注意点についての動画とブログもありますので、気になったかたはそちらもチェックしてみてください。

ブログ⇒【お灸のやり方】自宅でのお灸のやり方を紹介します

    効果的なツボの押し方!鍼灸師が考えるツボ押しのコツ解説。

YouTube⇒【お灸のやり方】自宅でのお灸のやり方を紹介します。

     ツボの押し方のコツ

ツボの刺激は、押すにしてもお灸をするにしても、朝、昼、晩の3回、1日3回刺激していただければいいかなと思います。

おまけ

パニック障害で悩まれている方には、苦味のある飲み物がオススメです。苦味は心の機能を上げて元気にしてくれるので、気持ちを落ち着かせてくれる飲み物となります。

例えば、お茶、中でも緑茶ですね。他にも、ココアやコーヒーなどの苦味飲み物を、ホットで飲むのがオススメですね。気持ちが落ち着きやすくなると思います。

まとめ

まとめとしましては、パニック障害の東洋医学的な原因は『心』(しん)の弱り。

心は血液を全身に送る機能と、精神を安定させる機能があるので、ストレスや過労で心の機能が下がるとパニック発作が出やすくなる。

パニック発作が出ている時に、使っていただきたいツボは【神門】

神門のツボの効果は『寧神安神』(ねいしんあんしん)。精神を安定させて、不安や動悸を起こりにくくする。

パニック障害を根本から改善するのに、おススメなツボは【内関】

ツボは、痛気持ちいい程度に押すか、台座灸(有名なのはせんねん灸)などで温めてもいい。

本日はパニック障害にオススメのツボを2つご紹介しました。

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