みなさん、こんにちは。 武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。 本日もブログをお読みいただきありがとうございます。
本日は、過去にも多くのご反響をいただいている後鼻漏(こうびろう)シリーズから、非常に興味深いテーマである「後鼻漏の症状がある方におすすめのご飯を食べる時間」についてお話ししていきます。
「後鼻漏を良くするための食事の時間なんて関係あるの?」と思われるかもしれませんが、実は東洋医学の観点から見ると、非常に理にかなった明確な時間帯が存在します。
今回は、なぜご飯を食べる時間を変えるだけで喉のネバネバが楽になるのか、東洋医学の時間医学(体内時計)の考え方と、今日から実践できる具体的な時間帯・食材について詳しく解説していきます。
なぜ時間帯が重要なのか?東洋医学の体内時計「子午流注(しごるちゅう)」
後鼻漏の原因を東洋医学でおさらいすると、大元は「お腹(脾:ひ)」または「呼吸器(肺:はい)」の機能低下にあります。
有名な言葉に「脾は痰を発生させる源であり、肺は痰を貯蔵する器である」という一説があります。胃腸(脾)の消化吸収能力が落ちると、お体の中に処理しきれなかった水分が「痰(ドロドロした粘り気)」となって溜まり、呼吸器を通って喉へと流れ落ちてしまうのです。特に食後に後鼻漏の症状が悪化する方は、このお腹の弱り(脾虚)が原因です。
そこで活用したいのが、東洋医学の「子午流注(しごるちゅう)」という考え方です。 子午流注とは、24時間の中で各臓器に気血(エネルギー)が集中し、最も活発に働く時間帯を示した「東洋の時間医学」です。この臓器が元気な時間に合わせて食事を摂ることで、弱っていた消化吸収力が最大限に引き出され、痰の発生を根っこから抑えることができます。
後鼻漏解消に最高の朝食時間:朝9時〜11時(ブランチ)
お腹(脾)の機能が1日の中で最もピークを迎え、盛んに働く時間帯、それが「朝の9時から11時」です。
この時間は、東洋医学において「脾の時間」と決められています。この時間帯にお食事を摂ると、お腹の負担にならずに非常にスムーズに消化吸収が行われ、後鼻漏の元となる不要な痰を生み出さずにエネルギーへと変換することができます。
少し遅めの朝食(ブランチ)として、この9時〜11時の間に軽くお食事を摂るのが最も理想的なタイミングです。
・この時間帯に足し算したいおすすめ食材 お腹(脾)の働きを応援して元気に整えてくれるのは、東洋医学で「黄色くて自然な甘みのある食べ物」です。 ・かぼちゃ ・じゃがいも ・とうもろこし 朝9時〜11時の間に、温かいかぼちゃのスープや、じゃがいも・とうもろこしを使った朝食を召し上がっていただくのが最高のケアになります。
9時〜11時が難しい方は「朝7時〜9時」を狙う!
とはいえ、「朝の9時から11時は仕事の業務中や学校の授業中で、どうしても食事が摂れない」という方も多くいらっしゃると思います。そのような方は、「朝の7時から9時」の間にお食事を摂るようにしてください。
朝の7時から9時という時間帯は、子午流注において「胃の時間」にあたります。
胃とお腹(脾)は、東洋医学で表裏一体の関係(表裏関係)にあります。つまり、胃が活発に働く朝7時〜9時の時間帯にちゃんとお食事を入れてあげることで、連動してお腹(脾)の機能も元気に底上げされるのです。
一般的な通勤・通学前の朝食の時間帯ですので、まずは無理のない「朝7時〜9時」をターゲットにして、先ほどご紹介した黄色い食材(かぼちゃやじゃがいも等)を献立に取り入れてみてください。
そして、どちらの時間帯にお食事を摂る場合でも一番大切なコツは「ゆっくりとよく噛んで食べること」です。口の中でしっかり咀嚼して唾液を多く出すことが、ヘトヘトになった胃腸を保護し、後鼻漏の引き算に直接つながっていきます。
まとめ
食べる時間帯を整えて後鼻漏をスッキリ解消するポイントは以下の通りです。 ・後鼻漏の元となる「痰」は、お腹(脾)の消化吸収力が落ちることで作られる ・東洋医学の時間医学「子午流注」に基づき、臓器が最も元気な時間帯に食事を摂るのがベスト ・お腹(脾)のピーク時間である「朝9時〜11時(ブランチ)」に食べるのが最も効果的 ・お仕事等で難しい方は、表裏一体の胃の時間である「朝7時〜9時」の朝食を狙う ・その時間帯に、お腹を元気にする黄色い食材(かぼちゃ、じゃがいも、とうもろこし)を食べる ・一口一口をゆっくりよく噛んで食べ、唾液を出してお腹の負担を引き算する
1日や2日ですぐにすべての不快感が消えるわけではありませんが、お食事の「時間」と「内容」を意識して毎日コツコツ継続することで、お腹の機能は確実に整い、喉へ流れ落ちる粘り気は自然と楽になっていきます。
以前ご紹介した「後鼻漏が悪化するNGな生活習慣5選(お腹の冷えや早食いのお話)」や「後鼻漏解消におすすめのストレッチ(首の経絡を伸ばす方法)」、さらには「後鼻漏に本当におすすめの飲み物(赤なたまめ茶の選び方)」なども、お体全体の巡りを高めて粘膜を健康に保つために深く繋がっている大切なお話ですので、ぜひ合わせて参考にしてください。
武蔵小杉で長引く後鼻漏や喉のへばりつき、慢性的な胃腸の不調でお悩みの方へ
「朝起きた瞬間から喉の奥に粘り気が張り付いていて不快」「何年も後鼻漏が治らず、食事や仕事に集中できなくてツラい」という方は、ぜひ一度当院へご相談ください。 当院の鍼灸施術では、表面的な症状だけを追うのではなく、東洋医学の丁寧な見極めによって、お一人おひとりの後鼻漏の根本原因(お腹の弱りや水分代謝の停滞)をしっかり把握します。痛みのない優しい針とお灸で全身の最適なツボへアプローチし、内臓の働きと自律神経を根本から整えることで、不快なネバネバのない、スッキリと気持ちよく通る鼻と喉を取り戻すお手伝いを全力でサポートいたします。
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