「喉に痰がへばりついて不快…」「痰が絡んで声が出しにくい…」
こんなお悩みをお持ちのあなたへ。
実は、どのご家庭にもある ある調味料 が、痰のへばりつき解消に効果的なんです。
その調味料とは… オリーブオイル です!
「え?オリーブオイル?!」と驚かれた方もいるかもしれません。
オリーブオイルは、「オリーブ」という果実を絞って作られる油のことです。
健康や美容に良いイメージがありますが、実は喉の粘膜の機能向上 にも役立つんです。
今回は、痰のへばりつきを解消する調味料「オリーブオイル」についてご紹介します。
普段から喉に痰が張り付いて困っている方は、ぜひ参考にしてみてください!
なぜオリーブオイルが痰に効くの?
オリーブオイルが痰の張り付きに効果的な理由は、痰が喉に張り付く原因とオリーブオイルの成分にあります。
痰が喉に張り付く原因
痰が喉に張り付く原因の一つに、 粘膜の機能低下 があります。
健康な人でも、喉では常に痰が分泌されています。
通常は、粘膜表面の繊毛運動によって痰は喉の奥へ運ばれ、気づかないうちに飲み込まれたり、少量ずつ排出されたりします。
しかし、 喉の粘膜の繊毛運動が弱まると痰をうまく排出できなくなり、いつまでも喉にへばりついた状態になってしまいます。
粘膜が乾燥したり細菌やウイルスに感染して炎症が起こると、この繊毛運動も低下してしまうので、ケアしてあげることが大切です。
オリーブオイルが効果的な理由
この粘膜の機能低下に効果があるのが、オリーブオイルです。
理由は2つ
- 粘膜保護効果
- 抗炎症作用
それぞれ説明していきます。
1.粘膜保護効果
オリーブオイルには保湿効果があり、喉の粘膜を乾燥から守ってくれます。
粘膜が乾燥すると、細菌やウイルスに感染しやすくなり、炎症が起こって繊毛の機能が低下してしまいます。
2.抗炎症作用
オリーブオイルをそのまま舐めると少しピリピリとした感覚がしますが、これはオレオカンタールという成分によるものです。
オレオカンタール には、 風邪薬などにも含まれていているイブプロフェン とよく似た抗炎症作用があります。
感染症などで粘膜が炎症を起こすと痰が張り付きやすくなってしまいますが、オレオカンタールが喉の炎症を抑えることで、粘膜の機能低下を防ぎます。
オリーブオイルが喉の粘膜を保湿し、さらに炎症を抑えてくれるので痰が張り付きにくくなります。
おすすめのオリーブオイル
痰の張り付きに特におすすめしたいのが、エクストラバージンオリーブオイルです。
オリーブオイルには大きく2種類があります。
エクストラバージンオリーブオイルとピュアオリーブオイルです。
この2つの違いは作り方にあります。
エクストラバージンオリーブオイルはオリーブの実を絞っただけのオイルです。
バージンとは”手付かずの”という意味で、加工を加えられていないもののことを指します。
反対にピュアオリーブオイルとは、エクストラバージンオリーブオイルに人工的な加工を施したもののことを指します。
粘膜の炎症を抑えてくれる成分であるオレオカンタールは熱に弱いという特性があります。
180度以上に加熱するとオレオカンタールの有効成分が失われ始めるといわれていますので、加工を施していないエクストラバージンオリーブオイルの方が痰の張り付きには効果的といえるのです。
効果的な摂り方は「生」
ご紹介したように、オリーブオイルに含まれるオレオカンタールは熱に弱い特性があります。
このオレオカンタールの効果を失わずに摂取するには、加熱せずに生で食べるのが最も効果的です。
一日の摂取量の目安は大さじ1~2杯(約15ml~30ml)とされていますので、これくらいの量をサラダなどにかけて食べるのがおすすめです。
また、そのまま飲むという人もいますので、苦手でなければやってみると良いかもしれません。
まとめ
オリーブオイルは、手軽に試せる 喉のケア の一つです。
日頃から痰の症状でお悩みの方は、ぜひオリーブオイルを食事に取り入れてみて下さい。
また当院では、喉の不調や痰に関するお悩みのご相談も承っております。
粘膜の機能を回復し、痰の張り付きを改善する鍼灸治療を行っておりますので、痰の張り付きでお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
武蔵小杉鍼灸接骨院
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