「鼻水が喉に落ちてくる」「喉に何か張り付いている感じがする」といった症状に悩まされていませんか?
実はそれ、後鼻漏かもしれません。
後鼻漏とは、鼻水が鼻の奥に流れ込み、喉に落ちてくる症状のこと。
不快感や違和感だけでなく、咳や痰、口臭の原因になることもあります。
後鼻漏には様々な治療法がありますが、せっかく治療を受けても、知らず知らずのうちに悪化させてしまっては治療の効果も半減してしまいます。
そこで今回は、9割の人が知らない後鼻漏を悪化させる意外な原因とその改善策をご紹介します。
後鼻漏を自力でどうしても改善したいという方は、ぜひ最後までお読みください。
後鼻漏を悪化させる意外な原因…それは「口呼吸」!
後鼻漏を悪化させる原因、それは口呼吸です。
「え?口呼吸が後鼻漏と関係あるの?」と驚かれた方もいるかもしれません。
口呼吸が後鼻漏の症状を悪化させる理由は、以下の3つです。
1.鼻の粘膜の乾燥
口呼吸によって鼻の粘膜が乾燥し、鼻水の粘度が高まったり量が増えたりすることで、鼻水が喉に落ちやすくなります。
2.上咽頭の乾燥
上咽頭(鼻と喉の境目)が乾燥すると、感覚が過敏になり後鼻漏感を強く感じてしまいます。
また、乾燥した粘膜は炎症を起こしやすく、上咽頭炎になると炎症性の分泌物が多く出て、後鼻漏の症状が悪化します。
3.線毛運動の低下
線毛とは、気道の粘膜の表面に存在する微細な毛のような構造で、異物を排除する役割があります。
口呼吸による乾燥で線毛運動が低下すると、鼻の中に分泌物が溜まりやすくなり、後鼻漏の症状が悪化します。
後鼻漏を改善する3つの方法
口呼吸が後鼻漏を悪化させる原因だと分かりましたが、改善する方法はあるのでしょうか?
もちろんです! 今からでもできる簡単な3つの改善策をご紹介します。
1.鼻呼吸を意識する
口呼吸は習慣になっている場合が多く、無意識に口で呼吸してしまいがちです。
日常生活から鼻で呼吸をするように意識してみましょう。
2.舌の位置を正す
舌の筋肉が衰えると、口の中で舌の位置が下がってしまい、口が閉じにくくなります。 舌
の正しい位置は、口の上顎についている状態です。
普段から舌を上顎につけるように意識することで、口呼吸を予防できます。
3.口の周りの筋肉を鍛える
口の周りの筋肉が弱まると、自然と口が開きやすくなり、口呼吸になりやすくなります。
口の周りの筋肉を鍛えるには、「あいうべ体操」がおすすめです。
【あいうべ体操のやり方】
- 「あー」と口を大きく開きます。
- 「いー」と口を横に大きく開きます。
- 「うー」と口をすぼめて、できるだけ前に出します。
- 「べー」と舌をできるだけ下へ伸ばします。
「あいうべ」それぞれ1秒ずつで大丈夫です。
この体操を10回をワンセットで、1日3回やってみてください。
口周りの筋肉が鍛えられて、口呼吸が改善されます。
まとめ
今回は後鼻漏を悪化させる意外な原因と、その改善策をご紹介しました。
後鼻漏でお悩みの方は、ぜひこれらの方法を試してみてください。
やってみたけどなかなか症状が改善しないという場合は、ぜひ当院にご相談ください。
当院では、東洋医学的に後鼻漏の原因を考え、患者様一人ひとりに合った治療プランをご提案いたします。
お気軽にお問い合わせください。
武蔵小杉鍼灸接骨院
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