武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。 本日もブログをお読みいただきありがとうございます。
本日は、気分の落ち込みや意欲の低下にお困りの方へ「うつを解消する頭の特効ツボ=四神総(ししんそう)」についてお話ししていきます。
厚生労働省の定義にもあるように、うつとは気分がひどく落ち込んだり、何事にも興味や喜びを持てなくなったりして強い苦痛を感じ、日常生活に支障が出る状態を指します。 強い抑うつ気分だけでなく、食欲不振、不眠、思考力や集中力の低下、疲れやすさ、強い倦怠感など、心と身体の両面にわたってつらい不調が現れます。
今回は、うつが生じる多角的な要因を整理した上で、頭にある伝統的な特効ツボを用いた自律神経・陰陽バランスの調整法と、心を元気にする食養生について詳しく解説していきます。
うつを引き起こす3大要因:環境・性格・遺伝(ホルモン)
うつ病の背景には、大きく分けて3つの要因が複雑に絡み合っています。
要因1. 環境要因 職場や家庭内の人間関係のトラブル、役割や役職の急激な変化、引っ越し、さらには大切なご家族やペットとの別れ(喪失体験)などが強いストレスとなって引き金になります。
要因2. 性格的要因 責任感が強く、何事も妥協しない完璧主義、几帳面で周囲への気配りを最優先にしてしまう真面目な方ほど、知らず知らずのうちにストレスを一人で抱え込みやすくなります。
要因3. 遺伝・内分泌(ホルモン)要因 妊娠・出産や更年期など、体内のホルモンバランス(内分泌系)の大きな変動や遺伝的な体質傾向も深く関係しています。
約1000年の歴史!脳と陰陽を整える頭の特効穴「四神総(ししんそう)」
このように心が限界を迎えている時、東洋医学で約1000年前から精神安定の名穴として活用されてきたのが「四神総(ししんそう)」です。
四神総は、自律神経調整の代表穴である頭頂部の「百会(ひゃくえ)」を中心にして、前後左右に親指1本分(約1寸)離れた4つのツボの総称です。
・前後のツボ(前神総・後神総)の役割 前のツボを「前神総(ぜんしんそう)」、後ろのツボを「後神総(こうしんそう)」と呼びます。 前神総・百会・後神総は、背骨から頭のてっぺんを通る「督脈(とくみゃく)」という主要な経絡の上に並んでいます。督脈は別名「陽脈の海」と呼ばれ、脳や脊髄の中枢神経の働きを直接コントロールして自律神経の乱れを鎮めます。
・左右のツボの役割 左右のツボは、東洋医学において「左=陽」「右=陰」を司ります。左右のツボを刺激することで、乱れてしまった身体の「陰陽(オンとオフ)のバランス」を調和させ、心身の緊張を均等に整えることができます。
四神総(ししんそう)の正しい探し方と10秒指圧法
四神総を見つけるためには、まず中心となる百会(ひゃくえ)を正確に取ることがポイントです。
ステップ1. 百会(ひゃくえ)を見つける 手順1. 両耳の先端(耳を前へペタッと折りたたんだ時の一番高い部分)を見つけます。 手順2. 左右の耳の先端を結んだラインと、お顔の中心を通る縦のラインが頭のてっぺんで交差する、少しくぼんだ場所が百会です。
ステップ2. 前神総(前側)を指圧する 百会から親指の幅1本分(1寸)「前(おでこ側)」へ進んだくぼみが前神総です。 人差し指と中指の腹を当て、痛気持ちいい強さで息を細く吐きながら「10秒間」じわーーっと押し込みます。
ステップ3. 後神総(後ろ側)を指圧する 百会から親指の幅1本分(1寸)「後ろ(後頭部側)」へ進んだくぼみが後神総です。 同様に指の腹を当て、痛気持ちいい強さで「10秒間」押し込みます。
ステップ4. 左右の神総を指圧する 百会から親指の幅1本分(1寸)「横(左側)」へ進んだポイントを見つけ、息を吐きながら「10秒間」優しく指圧します。 続いて、百会から親指の幅1本分(1寸)「反対の横(右側)」へ進んだポイントも同様に「10秒間」指圧します。
前後左右の4箇所を各10秒ずつ、強く押しすぎないよう心地よい刺激で行ってください。気分が落ち込んだ時や不安感が強い時に実践するのがお勧めです。
不安感が強い方へ!心を元気にする「補血(ほけつ)」食材
うつの症状の中でも、特に不安感や焦燥感が強く現れるタイプの方は、東洋医学でいう「血(けつ)」が不足している傾向があります。
東洋医学では「血は心を栄養する」と考えます。血液の栄養が不足すると脳や心が干からびた状態になり、不安や恐怖を感じやすくなってしまうのです。 日頃のお食事で、血をしっかりと補う「補血食材」を積極的に取り入れましょう。
・おすすめの補血食材 卵、にんじん、レバー、ほうれん草、ひじき、納豆や豆腐などの大豆製品
これらを毎日のメニューに加えることで、内側から血が満ちて心がどっしりと安定していきます。
まとめ
うつや強い不安感を和らげるポイントは以下の通りです。 ・うつは環境・性格・ホルモン変動などが複雑に重なり心身が消耗した状態 ・頭頂部の「百会」を中心とした前後左右の4穴「四神総」を活用する ・前後のツボ(前神総・後神総)で脳と脊髄(督脈)を整え、左右のツボで陰陽の調和を図る ・百会から親指1本分前・後ろ・左右の4点を各10秒ずつ痛気持ちいい強さで指圧する ・不安感が強い時は、心を栄養する「補血食材(卵・にんじん・レバー・大豆製品等)」を食べる
心が疲れてしまった時は、自分を責めずに頭のツボを優しくほぐし、温かい栄養を身体に入れて少しずつエネルギーを満たしてあげましょう。
以前ご紹介した「自律神経を整える最強の食材(朝の味噌汁習慣と具材選び)」や「夜中に目が覚める中途覚醒の原因と失眠温灸ケア」、さらには「寝る前30秒で自律神経を整える安眠のツボ」なども、脳の興奮を鎮めてメンタルを安定させるために深く繋がっている大切なお話ですので、ぜひ合わせて参考にしてください。
武蔵小杉でうつ症状や不安感、自律神経の乱れでお悩みの方へ
「気分の落ち込みが続いて仕事や家事が手につかない」「心療内科のお薬だけでなく、東洋医学の鍼灸で心と身体を根本から整えたい」という方は、ぜひ一度当院へご相談ください。 当院の鍼灸施術では、表面的な気分の波だけを見るのではなく、東洋医学の丁寧な見極めによって、お一人おひとりの不調の大元である「五臓(肝・心・脾)の疲弊」「気血の不足(気虚・血虚)」「自律神経と脳の過緊張」をしっかり把握します。痛みのない優しい針とお灸で四神総や百会、太衝、神門、内関といった全身の最適なツボへアプローチし、脳の緊張をほどいて心身の活力を根本から引き上げることで、不安感に振り回されない、毎日を穏やかに前向きに過ごせるお体作りを全力でサポートいたします。
👉 自律神経失調症・うつ・体質改善専門ケアの詳細はこちら https://musako-hari.com/price










この記事へのコメントはありません。