突発性難聴の症状に対して病院での早期受診を推奨した上で、耳の血流を改善するために耳たぶの裏にあるツボ「翳風(えいふう)」を刺激する方法を解説する石丸院長

ツボ

【実録】突発性難聴は時間との勝負!鍼灸を早期併用すべき理由と耳の特効ツボ

みなさん、こんにちは。 武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。 本日もブログをお読みいただきありがとうございます。

本日は、当院でも日々ご相談をいただくことがある「突発性難聴と鍼灸治療」についてお話ししていきたいと思います。 片方の耳が急に聞こえなくなる、耳が詰まった感じ(耳閉感)がする、キーンと耳鳴りがする、音が響く、場合によってはめまいを伴う……。

こうした突発性難聴の症状に対して、東洋医学ではどのように捉え、アプローチしていくのかを詳しく解説します。

突発性難聴はなぜ起こる?

突発性難聴は、耳の奥にある音を脳へと伝える「有毛細胞(ゆうもうさいぼう)」が、何らかの原因で傷ついたり壊れたりしてしまうことで起こると言われています。 その原因として、ウイルスの感染や、日常のストレス、過労、睡眠不足などが引き金になっているのではないかと考えられています。

最も大切なのは「時間との勝負」であるということ

突発性難聴の治療において、何よりも頭に置いていただきたいのは、とにかくスピードが命であるということです。

私のこれまでの経験上、発症してから1〜2ヶ月の間はお体の状態が変化しやすく、アプローチの効果が出やすい時期です。しかし、3ヶ月目を過ぎて症状が固定されてしまうと、そこからの改善は非常に難しくなってしまいます。

ですから、もしご自身や周りの方に突発性難聴のような症状が出たときは、まずは何よりも早く専門医(耳鼻咽喉科)を受診し、適切な処置を受けてください。そして、その病院での治療と並行して、できるだけ早い段階で東洋医学専門の鍼灸院へご相談いただくのがベストな選択です。

東洋医学で見る突発性難聴の原因

当院では、突発性難聴に対して、人間の体を支える5つの臓器(五臓:肝・心・脾・肺・腎)のうち、主に「腎(じん)」と「肺(はい)」の乱れに着目して施術を行います。

・耳の機能を担当する「腎」 東洋医学において、耳という器官は「腎」と非常に深い繋がりを持っています。体内の水分代謝や生命力の土台である腎の機能を鍼やお灸で高めることで、耳の回復力を内側から引き上げていきます。

・自律神経を整える「肺」 呼吸器を司る「肺」は、お体全体のバリア機能や自律神経の働きにも密接に関係しています。過労やストレスによって乱れた自律神経を肺のツボを使って整え、耳周辺への血流をスムーズにしていきます。

ただ耳の周りだけに針をするのではなく、こうした根本原因を見極めて手足のツボを使い、体全体の機能を上げていくのが当院のやり方です。

耳まわりの緊張をほぐす特効ツボ「翳風(えいふう)」

突発性難聴や耳鳴り、ふさがり感がある方にぜひ覚えておいてほしい、耳の裏にあるおすすめのツボをご紹介します。

・ツボの場所 耳たぶのちょうど真裏にあります。耳たぶの裏に指をあてると、すぐ後ろに「乳様突起(にゅうようとっき)」という骨のふくらみがあります。その骨のふくらみのすぐ前側にある、くぼんでいる部分が翳風です。

・刺激の方法 ここがガチガチに緊張している方が多いので、指の腹をあてて、口からゆっくりと息を吐きながら、痛気持ちいいと感じるくらいの強さで優しくグーーッと押していきます。 大体5秒間押したらゆっくり離す、というのを3セットほど繰り返してみてください。耳まわりの血流が促され、つっぱり感が和らいでいきます。

まとめ

突発性難聴に直面したときの重要なポイントは以下の通りです。 ・耳の症状はとにかく「時間との勝負」 ・まずはすぐに「専門医」を受診し、適切な診断と処置を受ける ・病院の治療と並行して、早期から「鍼灸治療」で腎や肺の機能を高める ・耳の裏にあるツボ「翳風」を息を吐きながら優しく押し、まわりの緊張をゆるめる

以前ご紹介した「顔面神経麻痺の考え方」や「プロが教えるツボの押し方のコツ」の呼吸法なども、お体全体の血流や回復力を高める上で非常に大切な共通の基礎となりますので、ぜひ合わせて参考にしてください。

武蔵小杉で突発性難聴や長引く耳鳴りにお悩みの方へ

「薬を飲んでいるけれど、耳の詰まりや聞こえにくさがすっきりしない」「発症してから少し日が経ってしまったけれど、できることはすべて試したい」という方は、ぜひ一度当院へご相談ください。 東洋医学の確かな理論に基づき、お一人おひとりの体質に合わせた丁寧な鍼灸施術で、耳とお体全体の回復を全力でサポートいたします。

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