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【高血圧】50歳以上の方限定!動脈硬化による高血圧の本当の原因はこれ

みなさん、こんにちは。

神奈川県川崎市武蔵小杉駅で鍼灸接骨院をやっております武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。

いつもブログをご覧くださって、ありがとうございます。

本日は【50歳以上の高血圧】について解説していきます。

30代の高血圧でもなく、40代の高血圧でもありません。50歳以上の高血圧の方へ向けた内容です。

血圧に関する質問もよくいただきます。特に高血圧ですね。悩まれている方が多いようです。

そこで今回はこの内容で記事を書くことにしました。


目次


最初に高血圧とはですね。

日本高血圧学会の高血圧診断基準によりますと、診察室での収縮期血圧(俗にいう上の血圧)は140以上、または拡張期血圧(下の血圧)は90以上、この場合を高血圧と診断するといわれています。

高血圧の原因

高血圧の原因なんですけど、主な原因は《加齢に伴う血管の弾力性の低下》血管の壁が硬くなる俗にいう《動脈硬化》ですね。動脈硬化になると、血管の弾力性が失われ高血圧の発症や進行の原因になるといわれています。

動脈硬化の主な原因は、先ほど書いた通り加齢ですね。

東洋医学では、加齢による症状が出始める年齢があると考えています。

これは東洋医学独特な考え方で、女性は7の倍数で、男性は8の倍数で体調や体質に大きく変化があるといわれています。

女性ですと28歳で心と身体が最も充実し、35歳で少しずつ落ちてきて、42歳で白髪が少しずつ出始めて、49歳で閉経が訪れ、そこから生活習慣病などに注意してくださいといわれています。

男性は8の倍数なので、32歳で心と身体が最も充実し、40歳で少しずつ落ちてきて、48歳で白髪が増え始め、56歳で生殖機能が衰え始めるといわれています。

この生殖機能の衰えが、東洋医学の老化と関係してきます。

東洋医学では『老化は腎の弱りから』といわれていて、腎の働きと加齢はとても関係が深いと考えられています。

ここでいう《腎》は、東洋医学独特な《五臓の働き》という考え方の腎になります。

五臓とは《肝》《心》《脾》《肺》《腎》の5つで五臓です。五臓にはそれぞれ機能があり、しっかりと機能していると心身ともに健康でいられるのですが、1つでも機能が落ちてしまうと不調として心身にあらわれます。

この中でも《腎》は加齢に伴う症状ととても関係していると考えられています。

先ほど出てきました五臓それぞれに備わている機能ですが、腎の場合は尿関係の機能ももちろんあるのですが、他にも生殖機能も腎の機能になっています。

ですので女性だと49歳、男性ですと56歳、このあたりの年齢から腎が弱り始めて、腎の症状…いわゆる加齢に伴う症状が出始めてくるんですね。

高血圧の主な原因は、加齢に伴う動脈硬化によるものですので、東洋医学では腎の弱りと関係してきますね。

ですので、この腎の機能を上げるもしくは下げないようにすることが、加齢による高血圧の解消になると考えます。

関連記事⇒【腎臓の弱り】東洋医学から見た腎臓が弱ってるサインとおススメの食べ物やツボを紹介します

関連動画⇒【重要】腎臓が弱ってるサインと対処法やツボを紹介します

高血圧の解消法

それでは、ここからは50歳以上の方の高血圧の解消法をご紹介していきます。

私が考える50歳以上の高血圧の方におススメする解消法は2つです。

1つ目は塩の種類に気を付けること

2つ目は唾液を多く出すこと

この2つになります。

先ほど出てきました腎は、東洋医学では『塩辛い食べ物』がいいとされています。

五臓にはそれぞれ、元気にしてくれる味があります。

肝=酸味、心=苦味、脾=甘味、肺=辛味、腎=鹹味(しおからみ)です。

腎は鹹味なので、塩ですね。塩もただ摂ればいいって話ではなくて、塩の種類を気にしてください。

塩には【精製塩】と【天然塩】があります。

精製塩は文字通り精製されてる塩のことですね。

天然塩、または自然塩とも言いますが、これは精製されていない塩ですね。加熱処理などされていない自然な塩です。

この2つの違いはミネラルのバランスですね。

精製塩はその成分の99%以上が塩化ナトリウムに対し、天然塩の方はミネラルが多く含まれています。

塩分摂取量は高血圧の方の場合は、1日に6g未満が目標とされていますが、量だけではなく塩の質にも気を付けてみてください。

おすすめなのは、もちろん天然塩です。

2つ目の唾液を多く出すことは、唾液を多くだすと腎の機能が高まると東洋医学では考えられています。

こちらも五臓にはそれぞれ対応する体内の液体というものがありまして

肝=涙、心=汗、脾=涎(よだれ)、肺=涕(はなみず)、腎=唾(だえき)となっております。

私がおすすめする唾液が出やすくなる口の運動は

  1. 口を閉じた状態で右回りに舌を歯に沿って20回ゆっくり回す
  2. 同じように左にも20回ゆっくり回す

です。1日に何回やっていただいてもかまいませんし、どこでもできるので時間を見つけてやってみてください。

唾液が多いと、先ほど書きました老化を予防するだけではなく虫歯の予防や歯周病の予防、また消化を助けてくれるといったメリットがとても多いです。

高血圧のツボ

最後に50歳以上の高血圧に方におススメのツボをご紹介します。

ツボは足にある【復溜】(ふくりゅう)と【交信】(こうしん)です。場所は内くるぶしの上にあります。

足の内くるぶしの1番とがったところから、親指の幅2本分上に上がります。

そこが交信のツボの場所になります。

交信より少し後ろ、アキレス腱側に指を滑らせて止まるところの凹み、そこが復溜になります。

復溜も交信も温めるのが向いているツボになりますので、お灸もいいですしカイロなどで温めるのもいいと思います。

火を使わない温灸のやり方も過去に説明していますので、気になる方はチェックしてみてください。

是非試してみてください。

セルフケアの記事⇒【お灸のやり方】自宅でのお灸のやり方を紹介します

         【ペットボトル温灸】火を使わない、煙も出ない、お手軽簡単なお灸を紹介します。

セルフケアの動画⇒【お灸のやり方】自宅でのお灸のやり方を紹介します。

         【煙も匂いも出ない】火を使わないお灸を紹介します

まとめ

まとめとしましては、50歳以上の方の高血圧の主な原因は加齢による動脈硬化。

東洋医学では加齢によるものは、腎の症状が多いと考えます。

ですので、50歳以上の方の高血圧の方は、腎を元気にすることが対処法になります。

私がおすすめするのは①塩の種類を気を付けることと②唾液を多く出すことです。

塩の種類は、精製塩ではなく天然塩、これをおすすめしています。

唾液を多く出すのは、口を閉じて舌を歯に沿って20回ゆっくり回します。右に回したたら、次は左に20回回します。

50歳以上の高血圧の方に効果的なツボは、足にある復溜と交信です。

どちらも温めるのが向いているので、お灸をしたりカイロで温めたりしてみてください。

本日は50歳以上の高血圧に限定した内容で解説していきました。

腎に関する記事⇒【腎機能】東洋医学からみた腎の負担になる生活習慣3選を紹介します。

腎に関する動画⇒【注意!】腎臓が悪化する生活習慣3選を紹介します

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