みなさん、こんにちは。 武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。 本日もブログをお読みいただきありがとうございます。
本日は、当院でも日々ご相談をいただくことがある「顔面神経麻痺と鍼灸治療」についてお話ししていきたいと思います。 まぶたが閉じられない、おでこにシワが作れない、歯を磨いたときに泡が口からこぼれてしまう……。顔面神経麻痺は、ある日突然片側の顔に症状が現れることが多く、非常に驚き不安になられる方が多い症状です。
今回は、顔面神経麻痺の分類や、当院で実際に早期アプローチによって完治された患者さんの事例、そしておすすめのツボを詳しく解説していきます。
顔面神経麻痺の分類と、何よりも大切な「病院での受診」
顔面神経麻痺は、大きく分けると「中枢性(ちゅうすうせい)」と「末梢性(まっしょうせい)」の2つに分類されます。
- 中枢性 脳梗塞や脳出血、脳腫瘍などが原因で、脳の中にある神経の経路が障害されて起こるものです。おでこにシワが作れるかどうかなどの見分け方がありますが、このケースでは鍼灸での対応は難しいため、専門の医療機関での即座の対応が必要です。
- 末梢性 脳から出た顔面神経が、顔の表面に行くまでのルートのどこかで異常が起きている状態です。 原因不明とされながらも疲労やストレスが関係していると言われる「ベル麻痺」や、体内の帯状疱疹ウイルスが原因となる「ハント症候群」、その他に糖尿病による神経障害などがこれにあたります。
私たち鍼灸師が力になれるのは、この「末梢性」の麻痺になります。ただし、私たちは医師ではないため診断を行うことはできません。 ですので、症状が出たらまずは必ず病院(耳鼻咽喉科や神経内科など)へ行き、中枢性か末梢性かの正確な診断を受けていただくことが何よりも最優先であり、大切な最初の一歩となります。
当院での早期改善事例
当院には、病院での治療を始めて数ヶ月経っても症状が残っているため「さらに良くしたい」と来院されるケース(パターン1)と、症状が出た瞬間にご連絡をいただくケース(パターン2)があります。
特に、もともと別の症状で通われていた患者さんが、朝起きて麻痺の症状に気づき、すぐに当院へお電話をくださった事例があります。 私はすぐに「まずは病院へ行って診断を受けてください」とお伝えし、受診後に「末梢性のベル麻痺(あるいはハント症候群)」と分かってからすぐに当院での鍼灸治療をスタートしました。
病院から処方されたお薬をしっかり飲みつつ、当院で集中的に鍼灸治療を併用していった結果、1人の患者さんは約1ヶ月、帯状疱疹が原因だったご高齢の女性の患者さんは約2週間という短期間で、非常に綺麗に完治されました。
もちろん個人差はありますが、顔面神経麻痺は症状が出てからいかに早く病院の処置と鍼灸治療を掛け合わせられるかが、その後の経過を大きく左右します。
顔面神経麻痺におすすめの2つのツボ
当院で実際に施術を行う際にもよく使用する、麻痺の症状がある側(患側)へのお灸におすすめのツボをご紹介します。
・肩髃(けんぐう) 肩のツボです。腕を真横に水平に上げたときに、肩の付け根あたりにカチッと2つの凹みができます。その2つある凹みのうち、前側(胸に近い方)にある凹みが肩髃です。
・扶突(ふとつ) 首にあるツボです。首の横を走る太い筋肉(胸鎖乳突筋:きょうさにゅうとつきん)を確認します。のど仏(甲状軟骨)の一番高い部分から真横に線を引いたラインと、この太い筋肉のちょうど中央(厚みの真ん中)が交わるところが扶突です。
当院では、右側に症状があれば右側の、左側にあれば左側の肩髃と扶突にお灸をして、神経の回復を促し、お体全体の機能を高めていきます。
まとめ
もしご自身やご家族、大切な周りの方が顔面神経麻痺になってしまったときは、ぜひ以下の流れを頭の片隅に留めておいてください。 ・まずは何よりも早く「病院」を受診して診断をもらう ・中枢性ではなく「末梢性(ベル麻痺やハント症候群)」であれば、鍼灸の併用が非常に有効 ・病院の治療と鍼灸を「早期に併用」することで、回復のスピードや仕上がりがグッと良くなる
以前ご紹介した「プロが教えるツボの押し方のコツ」や「自律神経を整えるストレッチ」なども、お体全体の免疫力や血流を底上げして回復を助ける土台になりますので、ぜひ合わせて参考にしてください。
武蔵小杉で顔面神経麻痺や長引く後遺症にお悩みの方へ
「病院に通っているけれど動きが戻りにくい」「発症してすぐだけど、できることは何でも試したい」という方は、ぜひ一度当院へご相談ください。 東洋医学の確かな知恵に基づき、お薬の治療を妨げることなく、お身体が本来持っている神経の修復力を最大限に引き出す丁寧な施術でサポートいたします。
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