みなさん、こんにちは。 武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。 本日もブログをお読みいただきありがとうございます。
本日は、長引く喉のネバネバや不快感にお悩みの方へ「後鼻漏解消におすすめの食べ物」をご紹介します。
東洋医学では、お体に出ている病気や症状を日々の食事から改善し、健康を保つことをとても大切に考えています。この考え方を「医食同源(いしょくどうげん)」と呼びます。耳鼻科のお薬だけに頼るのではなく、毎日口にする食材を変えてあげることで、お体は内側から確実に変化していきます。
今回は、後鼻漏が起こる原因をおさらいしながら、お腹の弱りからくるタイプ、呼吸器の弱りからくるタイプ、それぞれの弱点を補って症状を改善に導くおすすめの食材を詳しく解説していきます。
後鼻漏を長引かせるお腹(脾)と呼吸器(肺)の弱り
後鼻漏とは、鼻水が前に出ずに喉の奥へと慢性的に流れ落ちてしまう不快な状態のことです。東洋医学では、この症状の背景にはお腹の機能を指す「脾(ひ)」、または呼吸器の機能を指す「肺(はい)」の弱りがあると考えます。
東洋医学には次のような言葉があります。 「脾(ひ)は痰(たん)を発生させる源であり、肺(はい)は痰を貯蔵する器である」
胃腸(脾)の働きが弱いと、食べたものをうまく消化吸収できず、お体の中に不要なドロドロの水分である痰を生み出しやすくなります。この弱った状態を「脾虚(ひきょ)」と呼び、特に食後に後鼻漏の症状が悪化する方はこのタイプに当てはまります。 一方、呼吸器(肺)の機能が低下すると、お水の巡りをコントロールできなくなり、溜まった鼻水や痰が喉へと流れやすくなります。これを「肺虚(はいきょ)」と呼び、咳や風邪の引きやすさを伴うのが特徴です。
それでは、この2つのタイプ別に、お体に力を与えてくれるおすすめの食べ物を具体的に見ていきましょう。
お腹の弱り(脾虚)タイプに嬉しい「黄色くて甘い」食べ物3選
胃腸を元気にして痰の発生を根本から抑えるためには、東洋医学で脾をサポートする性質を持つ「黄色くて自然な甘みのある食材」を摂るのが鉄則です。
食材1. かぼちゃ 黄色くて甘い食材の代表格です。かぼちゃの優しい甘みはお腹の働きを活発にし、お体を内側から温めてくれるため、冷え性がある方にも非常にお勧めです。また、鼻や喉の粘膜を丈夫にし、ウイルスやアレルギーに対する抵抗力を高める働きも期待できます。
食材2. じゃがいも 胃腸を丈夫に整え、食べ物の消化吸収をスムーズにして体力を補給してくれます。脾の弱りによる疲れやすさや、慢性的なエネルギー不足を感じている方にぴったりの食材です。余分な水分を排出するカリウムも豊富に含まれているため、むくみの引き算にも役立ちます。
食材3. トウモロコシ お腹の機能を高めて滋養強壮に貢献してくれます。食物繊維が豊富で便通を良くする効果もありますが、お腹が弱い方は消化に負担がかからないよう、特にゆっくりとよく噛んで食べることを意識してください。また、トウモロコシのひげは「南蛮毛(なんばんもう)」という生薬にも使われ、お水の滞りを排出する優れた働きがあります。
※そのほか、脾を助けるおすすめ食材: お米、もち米、栗、しいたけ、干し柿、みかん、カツオ、鮭、はちみつなどもお腹に力を与えてくれます。
呼吸器の弱り(肺虚)タイプを救う「白くて辛い」食べ物3選
呼吸器を労わり、バリア機能を高めて鼻水の処理能力を引き上げるためには、東洋医学で肺を潤し活性化させる「白くて適度な辛みのある食材」が力を発揮します。
食材1. 白ごま 肺を元気にする白い食材の中でも、特にお勧めなのが白ごまです。肺の機能を高めるだけでなく、繋がりの深い大腸を心地よく潤す作用を持っています。東洋医学では肺と大腸は表裏一体の関係にあるため、便通を整えることが結果として呼吸器や鼻の通りをスッキリさせることに直結します。
食材2. 大根 白い大根に含まれる優しい辛み成分は、肺の働きを呼び覚まして活性化するのにとても適しています。大根には食べ物の消化を力強く促進する酵素も豊富に含まれているため、胃もたれやお腹の張り感が気になりやすい方にも非常に相性の良い食材です。
食材3. 玉ねぎ 大根と同様に、適度な辛みが肺の機能をサポートしてくれる頼もしい食材です。玉ねぎに含まれる特有の成分には優れた抗炎症作用があるため、鼻や喉の奥で起こっている慢性的な粘膜の炎症を鎮めるのにも大きく貢献してくれます。
※そのほか、肺を助けるおすすめ食材: 白菜、白キクラゲ(喉や気道を潤し乾燥を防ぐ)、ネギ(温めて血行を良くする)、湯葉、ししゃも(丸ごと食べることで全体に元気を補給する)などがお勧めです。
まとめ
食事から後鼻漏を上手にコントロールしていくポイントは以下の通りです。 ・食後に症状が悪化する「お腹の弱りタイプ」には、かぼちゃ、じゃがいも、トウモロコシが効果的 ・咳やアレルギーを伴う「呼吸器の弱りタイプ」には、白ごま、大根、玉ねぎが効果的 ・脾(胃腸)を元気にするには、冷たいものを控え、一口をゆっくりよく噛んで食べる ・肺(呼吸器)を労わるには、白キクラゲなどで粘膜の乾燥を徹底的に防ぐ ・その日のお体の調子や、他の気になる不調に合わせた食材を毎日の食卓に組み合わせる
特別なスーパーフードを買いに走る必要はありません。普段スーパーで見かけるお馴染みの食材の中に、お体を救ってくれる素晴らしい薬効が眠っています。楽しみながら日々の献立に足し算してみてください。
以前ご紹介した「後鼻漏に本当におすすめの飲み物(赤なたまめ茶の効果)」や「後鼻漏解消の特効ツボ3選(神眠道・巨髎・迎香の刺激法)」、さらには「舌の縁がギザギザ・凸凹する歯痕舌の原因(胃腸のむくみ対策)」なども、水分代謝を根本から高めて粘膜の機能を正常に保つために深く繋がっている大切な養生法ですので、ぜひ合わせて参考にしてください。
武蔵小杉で後鼻漏や喉の粘り気、慢性の不調でお悩みの方へ
「喉の奥にへばりつく不快感が長引いていて、何を食べても美味しく感じられない」「セルフケアや食事に気をつけているけれど、後鼻漏がなかなかスッキリ改善しない」という方は、ぜひ一度当院へご相談ください。 当院の鍼灸施術では、お一人おひとりの体質に合わせて「脾(胃腸)」や「肺(呼吸器)」の乱れを丁寧に分析し、全身のツボから根本的にアプローチします。お体全体の気血の巡りと水分代謝を高めることで、ネバネバのない、スッキリと気持ちよく通る鼻と喉を全力でサポートいたします。
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