逆流性食道炎は、胃液や胃の内容物が食道に逆流し、炎症を起こすことで胸焼けや胸の痛みなどを引き起こす状態です。
主な症状には以下のものがあります。
- 胸やけ
- 酸っぱいものが上がってくる(呑酸)
- 口内炎や喉の痛み
- 食後の胸やみぞおち付近の痛み
これらの症状でお困りの方に向けて、東洋医学の観点から胃の機能を整えるセルフケアをご紹介します。
東洋医学から見る逆流性食道炎の原因
東洋医学では、逆流性食道炎の大きな原因の一つを「胃腸の弱り」と考えます。
本来、胃には消化物を下に降ろす「降濁(こうだく)」という働きがあります。しかし、何らかの原因で胃の機能が低下すると、下に降ろす力が弱まり、内容物が上に突き上げてきやすくなります。
胃が弱るパターンには、大きく分けて2つあります。
- もともと胃の元気が弱いタイプ: 逆流性食道炎を繰り返しやすい傾向があります。
- 負担が多くて弱るタイプ: ストレスや過食などの生活習慣が影響しています。
胃の機能を高めるツボ「中脘(ちゅうかん)」
逆流性食道炎のケアに最もおすすめなのが、お腹にある**「中脘(ちゅうかん)」**というツボです。
このツボには「和胃降逆(わいこうぎゃく)」という効能があります。「和胃」は胃の機能を整えること、「降逆」は上に上がってきたものを下げることを意味しており、まさに逆流性食道炎にぴったりのツボです。
中脘の見つけ方
中脘は、お臍(へそ)の真上、指4本分(4寸)の位置にあります。
- お臍に親指の横幅を合わせます。
- そこから上に親指4本分上がった地点が「中脘」です。
効果的なセルフケア方法:お灸のすすめ
中脘への刺激は、**「お灸」**で温めるのが最も効果的です。
市販の「せんねん灸」などの台座灸をツボに貼り、じっくりと温めましょう。1日に3回(朝・昼・寝る前など)継続して行うことで、胃の機能が安定しやすくなります。
※火傷には十分注意して行ってください。詳しいお灸のやり方については、過去の動画でも解説していますので、併せて参考にしてください。







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