こんにちは、武蔵小杉鍼灸接骨院の石丸です。本日は鍼灸院でもよく来院される症状「座骨神経痛」について東洋医学的な視点でのご説明と、また対応するツボをイラストで紹介していこうと思います。
坐骨神経痛とは
「腰から足を下っていく痛みを特徴とする病状である。あくまで症状であり、病名ではない。Wikipediaより抜粋」
一言で「座骨神経痛」と言っても腰から足を下っていく痛みは座骨神経痛と分類されるようです。
これらの痛みは経験上湿布などではなかなか改善しないケースが多いように思います。
東洋医学で考える
東洋医学では【経絡】という考え方があり、体にいくつものツボの道が存在すると考えます。そしてこのツボの道【経絡】を使って座骨神経痛を分類することが出来ます。
座骨神経痛の分類
経絡で坐骨神経痛を大きく分類すると前、横、後ろに分類出来ます。
前
横
後ろ
それぞれツボの道があり
前=胃
横=胆
後ろ=膀胱
と分類されます。
前=胃のラインの痛み
前のラインの痛みは経絡では【胃】の道になります。
このラインは雨などの湿気が多い時期に痛みがでやすく、座っている姿勢や座った状態から立ち上がる時に痛みが出やすいと言われています。
このタイプの座骨神経痛にわたしがオススメするツボが足の脛にある【足三里】です。
このツボを痛気持ちいいいぐらいの強さで優しく押します。
横=胆のラインの痛み
横のラインの痛みは経絡では【胆】の道になります。
このラインは風が強く吹いている日に痛みがでやすく、歩く動作や動き始めに痛みが出やすいと言われています。
このタイプの座骨神経痛にわたしがオススメするツボが膝の横にある【陽陵泉】です。
このツボを痛気持ちいいいぐらいの強さで優しく押します。
後ろ=膀胱のラインの痛み
後ろのラインの痛みは経絡では【膀胱】の道になります。
このラインは寒い日に痛みがでやすく、立ち仕事の人、加齢による原因で痛みが出やすいと言われています。
このタイプの座骨神経痛にわたしがオススメするツボが足首にある【崑崙】です。
このツボを痛気持ちいいいぐらいの強さで優しく押します。
まとめ
- 東洋医学では座骨神経痛はツボの道(経絡)で考える。
- 坐骨神経痛の経絡は前(胃)、横(胆)、膀胱(後ろ)。
- それぞれツボは前(足三里)、横(陽陵泉)、後ろ(崑崙)。
- ツボは痛気持ちいいぐらいの強さで押す。
坐骨神経痛の症状でお困りでしたら、東洋医学専門の鍼灸院、武蔵小杉鍼灸接骨院までご相談ください。