喉の奥へ鼻水が流れ込み痰が絡む後鼻漏を改善するために、首の胸鎖乳突筋と輪状軟骨の高さにある2つのツボ「水突(すいとつ)」と「天鼎(てんてい)」の位置と10秒間の優しい指圧マッサージ法を解説する石丸院長

ツボ

【実録】喉へ流れる鼻水・痰の絡みを撃退!鍼灸師が教える後鼻漏の特効ツボ(水突・天鼎)

みなさん、こんにちは。 武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。 本日もブログをお読みいただきありがとうございます。

本日は、当院でも数多くの患者さんから切実なご相談をいただく「後鼻漏(こうびろう)解消におすすめのツボ2選」についてお話ししていきます。

鼻水が喉の奥へ流れ込んでくる、頻繁に咳き込む、痰が絡んで喉が引っかかる、ドロドロした異物感が喉に張り付いて気持ち悪いといった不快な症状が続くと、食事や睡眠が妨げられ、日常生活に大きな支障をきたしてしまいます。

今回は、後鼻漏が起こる東洋医学的な根本原因を整理した上で、喉の通りをスムーズにして不快な痰のへばりつきをスーッと引き算してくれる首の特効ツボについて詳しく解説していきます。

東洋医学で紐解く後鼻漏の2大根本原因

後鼻漏とは、鼻水が鼻の前に出ずに喉の奥へと慢性的に流れ落ちてしまう状態のことです。口から吐き出すか飲み込むしかなく、重症化すると息が吸いづらくなってしまいます。

東洋医学では、この後鼻漏を引き起こす大元の原因を以下の2つの弱りと考えます。

原因1. お腹(胃腸)の機能低下「脾虚(ひきょ)」 東洋医学には「脾(ひ=胃腸)は痰を発生させる源であり、肺(呼吸器)は痰を貯蔵する器である」という有名な言葉があります。 胃腸の消化吸収能力が落ちると、お体の中に水分がドロドロとした「痰」となって溜まり、呼吸器を通って喉へ溢れ出てしまいます。特に食後に後鼻漏が悪化する方はこのタイプです。

原因2. 呼吸器の機能低下「肺虚(はいきょ)」 東洋医学でお鼻や呼吸器を担当しているのが「肺」です。 肺のパワーが落ちると呼吸機能とともに体内の水分を全身へ均一に巡らせる力が低下し、サラサラとした水っぽい鼻水が過剰に分泌されて喉へと大渋滞を起こして流れていってしまいます。

この2つの原因を同時にケアするため、首を通る重要な経絡(ツボの道)を刺激していきましょう。

首の筋肉をほぐして痰を流す2大特効ツボ「水突」と「天鼎」

首の横を斜めに走る太い筋肉(胸鎖乳突筋:きょうさにゅうとつきん)には、胃の経絡と大腸の経絡が通っています。大腸と肺は表裏一体の関係にあるため、この首のラインをほぐすことで胃腸と呼吸器の両方を同時に元気にすることができます。

ツボ1. 喉の痛みを和らげ呼吸を整える「水突(すいとつ)」 水を飲み込む時に突き出る場所という由来を持ち、喉の腫れや咳、息苦しさを鎮めながら胃の機能を底上げしてくれる名穴です。 ・場所:喉仏(のどぼとけ)のすぐ下にある硬い輪のような軟骨(輪状軟骨:りんじょうなんこつ)の高さを確認します。胸鎖乳突筋の「前側のフチ」で、輪状軟骨と同じ高さにあるへこみが水突です。

ツボ2. 喉に絡む痰を取り除く「天鼎(てんてい)」 天鼎は「化痰(かたん=痰を取り除く)」という優れた効能を持ち、大腸の経絡を通じて肺の働きを助けてくれる特効ツボです。 ・場所:水突と同じく輪状軟骨の高さで、胸鎖乳突筋の「後ろ側のフチ」にあるへこみが天鼎です。

水突と天鼎のセルフケアマッサージ法

首周りには大切な血管や神経が通っていますので、力任せに強く押し込むのではなく、指の腹で優しく揉みほぐすのがポイントです。

・マッサージの手順 手順1. お顔を軽く横に向けると、首に胸鎖乳突筋の筋がクッキリと浮き出てきます。 手順2. 喉仏の下にある輪状軟骨を見つけ、胸鎖乳突筋の前側にある「水突」に人差し指や中指の腹を当てます。 手順3. ツボ周辺のゴリゴリとした硬さを優しく円を描くようにほぐすイメージで「10秒間」優しくマッサージします。 手順4. 次に、胸鎖乳突筋の後ろ側にある「天鼎」に指を当て、同様に「10秒間」優しく揉みほぐします。

この首のツボマッサージを「朝・昼・晩の1日3回」行いましょう。首の緊張が緩んで喉の通りが良くなり、へばりついていた痰がスーッと下りやすくなっていきます。

まとめ

後鼻漏の不快な鼻水や痰の絡みをスッキリ解消するポイントは以下の通りです。 ・後鼻漏は、お腹(脾)の弱りや呼吸器(肺)の機能低下によって体内に痰が溜まるのが原因 ・首の胸鎖乳突筋の前側、輪状軟骨の高さにある「水突」で喉の腫れや胃腸の調子を整える ・胸鎖乳突筋の後ろ側、輪状軟骨の高さにある「天鼎」で喉に絡む痰をしっかり取り除く ・指の腹で強く押しすぎず、ゴリゴリを優しく「10秒ずつ」揉みほぐす ・朝・昼・晩の1日3回継続して行い、首周りの血流と気の巡りを高める

毎日の優しい首のマッサージでお体を通る巡りを整え、内側からスッキリと爽やかに通る喉と鼻を取り戻していきましょう。

以前ご紹介した「後鼻漏が悪化するNGな生活習慣5選(お腹の冷えと水分の摂りすぎ)」や「後鼻漏ネバネバ痰に効く食べ物(ごぼうや大根の熱さまし効果)」、さらには「後鼻漏解消におすすめのご飯を食べる時間(子午流注の活用)」なども、お体全体の巡りを高めて粘膜を健康に保つために深く繋がっている大切なお話ですので、ぜひ合わせて参考にしてください。

武蔵小杉で長引く後鼻漏や喉のへばりつき、慢性的な鼻炎でお悩みの方へ

「喉の奥に鼻水が落ちてきて仕事や睡眠に集中できない」「耳鼻科に通ってもなかなかスッキリ改善せず、喉の違和感を根本から解決したい」という方は、ぜひ一度当院へご相談ください。 当院の鍼灸施術では、表面的な症状だけを追うのではなく、東洋医学の丁寧な見極めによって、お一人おひとりの後鼻漏の根本原因(お腹の弱りや呼吸器のバランス、首肩の過緊張)をしっかり把握します。痛みのない優しい針とお灸で水突や天鼎、全身の最適なツボへアプローチし、内臓の機能と水分代謝を根本から引き上げることで、不快なネバネバのない、スッキリと気持ちよく通る鼻と喉を取り戻すお手伝いを全力でサポートいたします。

👉 後鼻漏・鼻炎・体質改善ケアの詳細はこちら https://musako-hari.com/price

口の中に唾液が溜まって飲み込めない仮性唾液過多症を改善するために、喉と舌の筋肉を鍛える「口腔体操」と舌を軽く挟んで飲み込む「ベロ出しごっくん体操」の手順を実演して解説する石丸院長【実録】口に溜まる唾液をスムーズに飲み込む!鍼灸師が教える唾液過多症の嚥下トレーニング2選前のページ

【実録】夜中のトイレ起き・頻尿を改善!鍼灸師が教える銀杏の抗利尿効果と温活食養生次のページ夜中に何度もトイレで起きてしまう夜間頻尿や日中の頻尿を改善するために、東洋医学で水分調整を司る「腎」を補い尿の回数を落ち着かせる銀杏(ぎんなん)の食べ方(寝る3時間前に5〜10個)と身体を温める食材を解説する石丸院長

ピックアップ記事

  1. 【9割の人が知らない!】後鼻漏を悪化させる意外な原因とは?|武蔵小杉鍼灸接骨
  2. 【後鼻漏】1日3回試してみて!!喉に張り付く痰を取り除くツボを紹介します。
  3. 【後鼻漏】保存版!後鼻漏の本当の原因は自律神経の乱れ。解消セルフケアを紹介します…
  4. 【痰】たったの《30秒》で喉に絡んだ痰をスムーズに出すツボを紹介します。
  5. 【9割の人が知らない】喉の痰のへばりつきを解消する意外な調味料とは?

関連記事

  1. 突然の動悸や息苦しさ、強い不安感を伴うパニック発作を改善するために、手首の小指側にあるツボ「神門(しんもん)」と手首から親指2本分上にある「内関(ないかん)」の位置、指圧とお灸を用いたケア法を解説する石丸院長

    ツボ

    【実録】突然の動悸・予期不安を撃退!鍼灸師が教えるパニック障害の特効ツボ(神門・内関)

    みなさん、こんにちは。 武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。 本日も…

  2. 武蔵小杉の鍼灸師が解説する夜間頻尿に効果的な足裏のツボ「湧泉」の場所

    ツボ

    夜中に何度もトイレで目が覚める原因とは?

    武蔵小杉で自律神経を整える鍼灸を行っている当院でも、夜間頻尿のご相談…

  3. 口の中に唾液が溜まって飲み込めない唾液過多症(仮性唾液過多)を改善するために、喉仏の上にあるツボ「廉泉(れんせん)」と頬骨の下にある耳下腺のツボ「下関(げかん)」の位置と優しい指圧マッサージ法を解説する石丸院長

    ツボ

    【実録】口に唾が溜まる・飲み込めない!鍼灸師が教える唾液過多症の特効ツボ(廉泉・下関)

    みなさん、こんにちは。 武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。 本日も…

  4. キーンという高い耳鳴りとジー・ザーという低い耳鳴りの違いに合わせ、口を開けた時にできる耳の前のへこみ「聴会(ちょうかい)」と耳たぶの裏にあるへこみ「翳風(えいふう)」の位置と正しい押し方を実演して解説する石丸院長

    ツボ

    【実録】高音・低音の耳鳴りを撃退!鍼灸師が教えるタイプ別特効ツボ(聴会・翳風)

    みなさん、こんにちは。 武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。 本日も…

  5. 長引く副鼻腔炎(蓄膿症)によるドロドロした黄色い鼻水や鼻づまりを解消するために、頬骨の下にあるツボ「巨髎(こりょう)」の位置を瞳孔線と小鼻の下端から探し、指3本で上顎洞を持ち上げるマッサージ法を解説する石丸院長

    ツボ

    【実録】蓄膿症・黄色い鼻水をスッキリ!鍼灸師が教える副鼻腔炎の特効ツボ「巨髎」

    みなさん、こんにちは。 武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。 本日も…

  6. 自分の声が響く耳管開放症の症状を鎮めるために、耳の裏にあるツボ「翳風(えいふう)」を押す方法や、頭を下に下げるお辞儀の対処法を解説する石丸院長

    ツボ

    【実録】耳が詰まる・自分の声が響く耳管開放症を鍼灸で根本改善する方法

    みなさん、こんにちは。 武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。 本日も…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. 冷え

    【武蔵小杉】低体温は危険信号!免疫力アップ&ダイエットにも効果的な体温UPの方法…
  2. 睡眠

    【眠気】寝ても寝ても眠い!春が眠い原因と対策のツボをご紹介します。
  3. 妊活

    youtube更新しました【逆子の治療】
  4. 睡眠

    【中途覚醒】3時から5時の間に起きてしまう原因と対処法や効果的なツボを紹介します…
  5. 自律神経を整えるための理想的な睡眠時間の探し方について解説する石丸院長

    睡眠

    【実録】自律神経を整える理想の睡眠時間は?自分にベストな眠りを見つける方法
PAGE TOP