「喉が締め付けられる」「喉がつかえる」「喉に何かできている」
このような症状で悩んでいませんか?病院では「咽喉頭異常感症」や「ヒステリー球」と呼ばれることもありますが、東洋医学では「梅核気」と呼ばれます。今回は、この梅核気について、その原因と鍼灸院の視点からみた3つの対処法をご紹介します。
梅核気とは?
梅核気とは、まるで「梅干の種が喉にあるような感覚」と表現される喉の不快感です。
- 喉の異物感、詰まる感じ
- 何かが喉に引っかかっているような違和感
これらの症状があり、検査をしても異常が見られない場合、梅核気である可能性があります。
梅核気はなぜ起こる?
梅核気の原因は様々ですが、主に以下の3つが考えられます。
- ストレス
- 自律神経の乱れ
- 生活習慣の乱れ
東洋医学では、これらの要因によって体内の「気」の流れが滞り、梅核気の症状が現れると考えます。
東洋医学から見た梅核気
東洋医学では、人間の身体には「気」と呼ばれるエネルギーが流れており、この「気」の流れが滞ると様々な不調が生じると考えます。この「気」の流れの滞りを「気滞」と呼びます。梅核気も、この「気滞」の一つと考えられています。
特に、ストレスや自律神経の乱れは、五臓のうちの「肝」の機能を低下させます。「肝」は気の巡りをスムーズにする役割を担っているため、「肝」の機能低下は気滞を招き、梅核気を引き起こす可能性があります。
鍼灸院がおすすめする梅核気の対処法3選
今回は、特に「肝」の機能を高める3つの対処法をご紹介します。
1. 肝の機能を高める飲み物
- 酸っぱい飲み物:レモンやオレンジなどの柑橘類は、肝の機能を高める酸味を含んでいます。ホットレモンやオレンジティーなどがおすすめです。
2. 肝の機能を高める食べ物
- 青色の食べ物:セロリ、パクチー、三つ葉などの香味野菜は、肝に良いとされる青色(緑色に近いものも含む)をしています。積極的に食事に取り入れましょう。
3. 適度な運動
適度な運動で軽く汗をかくことは、全身の循環を促し、気の流れをスムーズにするのに役立ちます。ウォーキングやジョギングなど、気持ちの良い程度の運動を心がけましょう。
まとめ
梅核気は、ストレスや自律神経の乱れなどが原因で起こる、喉の不快感です。東洋医学では、体内の気の滞りによって起こると考え、特に「肝」の機能を高めることが重要視されます。
今回ご紹介した3つの対処法を実践し、梅核気を改善しましょう。
- 酸っぱい飲み物を飲む
- 青色の食べ物を食べる
- 適度な運動をする
これらの方法を試しても改善が見られない場合は、一人で悩まず、ぜひ当院にご相談ください。
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最後に
梅核気は、放置すると慢性化し、日常生活に支障をきたすこともあります。「もしかして…」と思ったら、早めの対処が大切です。専門知識を持った鍼灸師が、あなたのお悩みに寄り添い、最適な治療法をご提案いたします。
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