「鼻が詰まってつらい」「粘り気のある鼻水が止まらない」「匂いが分かりにくい」
このような症状でお悩みの方は、副鼻腔炎の可能性があります。
副鼻腔炎は、鼻の周りの空洞に炎症が起こることで、様々な不快な症状を引き起こします。
今回は、副鼻腔炎を解消するツボ【巨髎(こりょう)】について詳しく解説していきます。
巨髎を刺激することで、鼻の通りがよくなり、副鼻腔炎の症状を和らげることができると思いますので、お困りの方は読んでみてください。
副鼻腔炎とは?
副鼻腔炎とは、鼻の周りの顔の骨にある空洞(副鼻腔)に炎症が起こる病気です。
副鼻腔は、上顎洞、篩骨洞、前頭
洞、蝶形骨洞の4つに分かれており、それぞれに役割があります。
これらの副鼻腔に、ウイルスや細菌が感染することで炎症が起こり、副鼻腔炎を発症します。
また副鼻腔炎には、急性副鼻腔炎と慢性副鼻腔炎の2種類があります。
急性副鼻腔炎は、風邪などをきっかけに発症し、比較的短期間で治癒することが多いです。
一方、慢性副鼻腔炎は、急性副鼻腔炎が治りきらずに慢性化したり、繰り返すことで長期間にわたって炎症が続く状態です。
一般的に「蓄膿症」と呼ばれるのは、慢性副鼻腔炎のことを指しています。
副鼻腔炎の原因
副鼻腔炎の原因は様々ですが、東洋医学では「お腹の冷え」が大きな原因の一つと考えられています。
冷たいものの摂りすぎや、甘いもの、脂っこいもの、味の濃いものの食べ過ぎは、胃腸の働きを低下させますが、
その結果、体に老廃物(東洋医学では「痰濁(たんだく)」と言います)が溜まりやすくなります。
痰濁は粘り気が強く、停滞しやすいため、鼻づまりを悪化させたり、粘り気の強い鼻水を大量に分泌させたりします。
また、匂いのする鼻水や頭痛の原因にもなります。
副鼻腔炎を解消するツボ【巨髎(こりょう)】
副鼻腔炎の症状を和らげるには、顔にあるツボ【巨髎(こりょう)】が効果的です。
巨髎は、鼻水の排出をスムーズにし、鼻の通りを良くする効果があります。
副鼻腔炎の治療によく使われるツボで、特に鼻づまりや鼻水の症状に効果が期待できます。
「巨髎」の場所
- 同孔線上(瞳孔の真下から垂直に下ろした線)と、鼻の下縁から水平に引いた線が交わる点がこりょうです。
- 鼻の周りの空洞に刺激をするイメージで、ツーンと響くところを探します。
「巨髎」の押し方
- 中指を巨髎に当て、その横に人差し指と薬指を並べます。
- 軽く押しながら、上顎洞を広げるイメージで、上にグーッと持ち上げます。
- グーッと持ち上げる動作を10回ほど繰り返します。
「巨髎」の効果を高める方法
巨髎の効果を高めるには、鼻づまりを解消するツボ【迎香(げいこう)】も一緒に刺激すると良いでしょう。
迎香は、小鼻の脇にあるツボで、鼻づまりや鼻水の改善に効果があります。
当院では、副鼻腔炎の治療に巨髎や迎香をはじめ、様々なツボを組み合わせて施術を行っています。
副鼻腔炎でお悩みの方へ
副鼻腔炎は、放置すると慢性化し、日常生活に支障をきたすこともあります。
つらい症状でお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。
経験豊富な鍼灸師が、あなたの症状に合わせて最適な治療法をご提案いたします。
武蔵小杉鍼灸接骨院
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