肋骨から脇腹、みぞおち周辺にかけての張りや苦しさを引き起こす胸脇苦満(きょうきょうくまん)の原因としてストレスによる「肝」の気の渋滞(気滞)を説明し、シソやセロリなどの香味野菜の活用や足の甲にあるツボ「太衝(たいしょう)」の位置を解説する石丸院長

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【実録】肋骨や脇腹の圧迫感がツラい!鍼灸師が教える胸脇苦満の原因と解消法

みなさん、こんにちは。 武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。 本日もブログをお読みいただきありがとうございます。

本日は、病院で検査をしても原因がはっきり特定されにくい「肋骨や脇腹の圧迫感・苦しさ」についてお話ししていきます。

みぞおちの脇から肋骨の下あたりにかけてパンパンに張っているような不快感があったり、指を入れようとしても張り返すような抵抗感や痛みがあったりして、呼吸が浅くなっている方が当院にも数多くご来院されます。

なぜこの肋骨周りの圧迫感が起きてしまうのか、東洋医学の視点からその根本原因をひも解き、今すぐできる発散法や食事改善、そしてお腹の巡りをスーッと通してくれる特効ツボを詳しく解説していきます。

肋骨周りがパンパンに張る「胸脇苦満(きょうきょうくまん)」とは?

みぞおちから肋骨のキワ、脇腹(東洋医学でいう記録部)にかけて苦しく詰まったような充満感がある状態を、東洋医学では胸脇苦満(きょうきょうくまん)と呼びます。

この状態になると、脇腹に指を入れようとしてもお腹の壁が固く張って指が入らなかったり、押されると不快な痛みや抵抗感を感じたりします。

この胸脇苦満を引き起こす大元の原因は、五臓の中の「肝(かん)」の働きが弱まることで起こる、体内エネルギーの滞り=気滞(きたい)です。

ストレスが招く「肝」の機能低下と気の渋滞(気滞)

東洋医学における「肝」には、体内の気(エネルギー)の流れをすみずみまでスムーズに調整・保持する疎泄(そせつ)作用という非常に重要なお仕事があります。

しかし、東洋医学のルールでは「肝」は「怒り・イライラ・強いストレス」の感情と非常に深い関係を持っています。過度なストレスやイライラを溜め込んでしまうと、この肝のコントロール機能がガクンと落ちてしまい、体の中で気の交通渋滞(気滞)が発生してしまいます。

行き場を失った気が、ちょうど肝の通り道である「肋骨から脇腹にかけてのエリア」にギュッと停滞してパンパンに膨らんでしまうため、胸脇苦満特有の苦しい圧迫感やお腹の張り感となって現れるのです。

ストレスの熱を逃がす!日常の引き算・足し算

お体の中で渋滞している気をスムーズに巡らせ、肝の負担を解消するための日常生活の工夫を取り入れていきましょう。

・体を動かして「気の発散」を足し算する 渋滞している気を外へ逃がしてあげるためには、お体をしっかり動かすことが一番の薬になります。 休日に軽い運動をして心地よい汗を流したり、気の置けない友人とたくさん喋って笑ったり、カラオケで大きな声を出して歌ったりしてみてください。声を外へ出すことやお体を動かすことは、東洋医学的に溜まった気を外へと弾き出す素晴らしい発散法になります。

・「香味野菜」を日頃の食卓に足し算する イライラや気の滞りをスーッと鎮めて巡りを良くしてくれるのが、香りの強い野菜(香味野菜)です。 ・シソ(大葉) ・セロリ ・三つ葉 ・パクチー これらの爽やかな香気を持つお野菜を日頃の食事に足し算してみてください。香味野菜に含まれる精油成分と香りの力は、東洋医学において滞った肝の気を優しく解きほぐし、胸の苦しさやイライラを内側から和らげてくれる高い薬効を持っています。

肝の機能を調えて気を巡らせる特効ツボ「太衝(たいしょう)」

胸脇苦満による脇腹の圧迫感を根本から引き算するために、最もお勧めしたい足のツボが太衝(たいしょう)です。

太衝は「肝」の経絡(ツボの道)における最も重要な場所であり、高ぶった肝の気を鎮めて整えてくれる平肝(へいかん)の効能を持っています。ここを刺激することでお体全体の気の渋滞が緩和され、肋骨周りの緊張がスーッと解けて息が吸いやすくなっていきます。

・太衝の場所とセルフケア 場所は、足の甲側にあります。足の親指と人差し指の骨のラインを足首に向かってなぞっていくと、2本の骨が合流するV字の手前に、指がピタッと止まる少し凹んだ場所があります。ここが太衝です。詳しいツボの探し方は過去の動画でも実演していますので参考にしてください。 親指の腹を当て、痛気持ちいいと感じる強さで5秒間じわーーっと押し込み、離すという動作を数回繰り返してみてください。また、指圧だけでなくお灸を使ってじんわりと温めてあげるのも、肝の巡りを整えるのに最高のケアになります。

まとめ

肋骨や脇腹の不快な圧迫感をすっきりと解消するポイントは以下の通りです。 ・肋骨や脇腹がパンパンに苦しくなる状態は、東洋医学で「胸脇苦満」と呼ばれる ・原因は、ストレスによって「肝」の働きが落ち、体内で気が交通渋滞(気滞)を起こしているため ・運動やウォーキング、友人とのお喋り、大きな声で歌うことで溜まった気を外へ発散させる ・食事では、イライラを鎮めて気を巡らせる「シソ・セロリ・三つ葉・パクチー」を食べる ・足の甲にある「太衝」のツボを指圧やお灸で温め、肝の気の巡りを根本から整える

お腹や脇腹の圧迫感は、お体からの「ストレスが溜まりすぎて気が滞っているよ」というSOSのサインです。お体をしっかり動かし、香りの良いお野菜でお腹を優しく労わってあげましょう。

以前ご紹介した「春が眠くて仕方がない原因(肝の弱りと柑橘類の食事養生)」や「スマホ見すぎによる寝付きの悪さを解消するレモン白湯(酸味と肝のお話)」、さらには「夜中の1時〜3時に目が覚める原因(肝と血のお話)」なども、肝の機能を調えてお体全体の巡りを正常に保つために深く繋がっている大切なお話ですので、ぜひ合わせて参考にしてください。

武蔵小杉で肋骨周りの圧迫感や慢性的な自律神経の不調にお悩みの方へ

「みぞおちや脇腹がずっと張っていて息苦しく、仕事や家事に集中できない」「ストレスが溜まるとお腹が張ってイライラし、睡眠の質も落ちてツラい」という方は、ぜひ一度当院へご相談ください。 当院の鍼灸施術では、表面的な張り感だけを見るのではなく、東洋医学の丁寧な見極めによって、お一人おひとりの不調の原因である「肝」の過緊張や気の滞りをしっかり把握します。痛みのない優しい針とお灸で太衝などの最適なツボへアプローチし、自律神経とお体全体の巡りを正常に整えることで、脇腹の圧迫感のない、毎日を軽やかで快適に過ごせる健康なお体作りを全力でサポートいたします。

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