みなさん、こんにちは。 武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。 本日もブログをお読みいただきありがとうございます。
本日は、当院でもお悩みの方がとても多い「後鼻漏(こうびろう)」についてお話ししていきたいと思います。 後鼻漏とは、鼻水が喉の奥の方へ垂れてきてしまったり、喉の奥に痰の塊のようなものが張り付いて取れなくなったりする症状です。
口から出すか飲み込むしかなく、重症になると夜眠れなくなったり、食事が摂りにくくなったりと、日常生活で非常に強いストレスを感じる辛い症状です。
なぜ後鼻漏が起こるのか、東洋医学から見た2つの原因と、自宅でできる特効ツボのケアを詳しく解説していきます。
後鼻漏が起こる一般的な原因と東洋医学の視点
西洋医学では、風邪のあとやアレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)、自律神経失調症などが原因で発症するのが一般的と言われています。 東洋医学では、人間の健康を支える5つの臓器(五臓:肝・心・脾・肺・腎)のバランスを重視しますが、後鼻漏はこのうち「肺(はい)」または「脾(ひ)」の機能が弱っているサインと捉えます。
原因となるタイプによって、以下のように症状の現れ方や使うツボが変わってきます。
あなたはどっち?後鼻漏の2つのパターン
1. 肺(はい)の機能が弱っているタイプ 鼻や呼吸器と密接に関係しているのが肺です。肺の機能が落ちることで鼻水のコントロールができなくなります。 このタイプの人は、普段から呼吸が浅くて苦しくなりやすかったり、自律神経の乱れ、眠りの浅さなどを併せ持っていることが多いという特徴があります。
おすすめの食事: 東洋医学で肺に対応する色は「白」です。白ゴマ、白菜、大根など、白い食べ物を日頃から積極的に摂ることで肺の機能を助けます。
2. 脾(ひ:胃腸)の機能が弱っているタイプ 東洋医学における脾は、消化吸収を司ると同時に、体内の余分な水分をコントロールする場所です。ここが弱ると、体の中に「痰(余分な粘り気のある水分)」が生じやすくなり、後鼻漏を引き起こします。 このタイプの人は、食欲が落ちていたり、おへその周りを触ると冷えていたり、寝付きが悪いといった傾向があります。
おすすめの食事: 脾を元気にする色は「黄色」です。かぼちゃ、じゃがいも、とうもろこしなど、自然な甘みのある黄色の食材を取り入れるのが効果的です。
当院では、これら2つのうち、どちらのバランスが崩れて症状が出ているのかを丁寧に見極め、体全体にある適切なツボを使って根本から治していきます。
鼻の奥をスッキリ通すツボ「上印堂(かみいんどう)」
後鼻漏の不快な症状に悩まされている方に、ぜひ試していただきたいお勧めのツボが、お顔にある上印堂(かみいんどう)です。
・ツボの場所 まず、左右の眉毛のちょうど真ん中に「印堂(いんどう)」というツボがあります。その印堂から、ほんの少しだけ上の方向に指をずらし、優しく押してみてください。鼻の奥の方へツンと響くような、独特の痛みを感じる場所があります。そこが上印堂です。
・刺激の方法(温め方のコツ) 普段、私の治療ではこのツボへ直接針を刺して鼻の奥を狙うのですが、ご自宅で行う場合は「温める」のが非常に効果的です。
コンビニなどで購入した温かいホットペットボトルを眉間のあたりに当てて温めたり、電子レンジで温めて使う温熱ピローなどを活用してみてください。 なお、顔の皮膚は熱さを感じやすいため、お持ちのピローなどを少しぬるめに温めてから、心地よい温度でじわーっとケアしてあげるのがポイントです。ツボが温まることで鼻まわりの血流が良くなり、喉への不快な液だれが和らいでいきます。
まとめ
後鼻漏の解消に向けた大切なポイントは以下の通りです。 ・後鼻漏は「肺」の弱り、または胃腸である「脾」の不調が原因 ・呼吸の苦しさや眠りの浅さがある方は「白い食べ物」で肺を補う ・お腹の冷えや食欲不振がある方は「黄色い食べ物」で脾を元気に ・眉間の少し上にあるツボ「上印堂」をマイルドに温めて鼻の奥をスッキリさせる
以前ご紹介した「食欲を抑えるツボ(中脘のお腹温め法)」なども、胃腸の機能を底上げして体内の水分バランスを整えるために共通する大切な養生法ですので、ぜひ合わせて参考にしてください。
武蔵小杉で長引く後鼻漏や喉の張り付き感にお悩みの方へ
「耳鼻科に通っているけれどすっきりしない」「痰が喉に詰まって夜もリラックスできない」という方は、ぜひ一度当院へご相談ください。 当院の鍼灸施術では、上印堂などの特効ツボへのアプローチはもちろん、肺や脾の機能を根本から引き上げることで、不快な後鼻漏に悩まされない健やかな体作りをサポートいたします。
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