鼻水や痰が喉に張り付く後鼻漏の症状を改善するために、東洋医学の肺や脾(胃腸)のタイプ別の原因を解説し、排膿(膿出し)作用を持つホットの「赤なたまめ茶」の効能を説明する石丸院長

後鼻漏

【実録】喉の奥に流れる鼻水をストップ!鍼灸師が勧める後鼻漏の改善法と飲み物

みなさん、こんにちは。 武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。 本日もブログをお読みいただきありがとうございます。

本日は、耳鼻科に通ってもなかなかスッキリせず、日常生活で人知れずツラい思いをされている方が多い「後鼻漏(こうびろう)の方におすすめの飲み物と対処法」についてお話ししていきます。

後鼻漏とは、鼻水が前に出ずに喉の奥へと慢性的に流れていってしまう症状のことです。喉の奥に常にネバネバとした痰の塊が張り付いているような強い違和感があり、口から吐き出すか、飲み込むしかなくなってしまいます。ひどい方になると、夜横になったときに喉へ流れて目が覚めてしまったり、食事が食べづらくなったりと、本当に大きなストレスとなります。

今回は、後鼻漏が起こる原因を東洋医学の2つのタイプから紐解き、日頃の生活での対策や、お体の回復を力強くサポートしてくれる素晴らしい飲み物を詳しく解説していきます。

東洋医学で見る後鼻漏の2大原因

一般的には風邪やアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎(蓄膿症)、あるいは自律神経失調症などが引き金になると言われる後鼻漏ですが、東洋医学ではお体の状態によって「肺(はい)」のタイプ、または「脾(ひ)」のタイプの2つに分けて考えていきます。

・自律神経や乾燥からくる「肺(はい)タイプ」 呼吸器系を司る肺は、お体全体の自律神経とも深い関わりを持っています。呼吸が浅い、喘息などの気管支の不調がある、あるいは自律神経が乱れやすいという方は、この肺の機能低下が原因になりやすいです。 肺は「乾燥」を非常に嫌う性質(燥を悪む)があるため、空気が乾燥していると鼻や喉の粘膜のバリア機能がガクンと落ち、後鼻漏の発症や悪化に繋がってしまいます。

・胃腸の疲れから痰を生む「脾(ひ)タイプ」 東洋医学でいう消化器全般(お腹)を専門に担当しているのが脾です。お腹を触るといつも冷えていたり、食欲が落ちていたり、特に「ご飯を食べた後に後鼻漏の症状がひどくなる」という方は、この脾の弱りが原因です。東洋医学には「脾は生痰の源(ひはせいたんのみなもと)」という言葉があり、胃腸の働きが低下すると、お体の中に処理しきれない余分なドロドロとした水分(痰)を大量に生み出しやすくなり、それが喉の奥の張り付きとなって現れます。

タイプ別に今すぐできる日常の引き算・足し算

ご自身の後鼻漏のタイプに合わせて、日常の過ごし方やお食事を少しだけ変えてみてください。

・肺タイプの過ごし方とお食事 お部屋が乾燥しないように加湿器をしっかりと活用したり、外出時や就寝時にはマスクを着用して粘膜に潤いを保つ乾燥対策を徹底しましょう。お食事では、肺を潤して元気に補ってくれる「白い食べ物」を日頃の食卓に意識して足し算してください。白ゴマ、白菜、白身魚などが優しくお体をサポートしてくれます。

・脾(胃腸)タイプの過ごし方とお食事 消化器に余分な負担をかけないことが一番の薬になります。お食事の際はゆっくりとよく噛んで食べることを心がけ、胃腸を内側から冷やしてしまう冷たい飲食物や、消化の悪い脂っこい食べ物はしっかりと引き算してください。お腹の機能を底上げしてくれる食材の色は「黄色」と決まっていますので、かぼちゃ、じゃがいも、トウモロコシなど、自然な優しい甘みを持った黄色い食材を日常的に取り入れるのが非常にお勧めです。

鍼灸師が驚いた!後鼻漏を救う魔法の飲み物「赤なたまめ茶」

ここで、後鼻漏による throat clearing(喉のつかえ)やへばりつきに悩む方に、ぜひ毎日飲んでいただきたいお勧めの飲み物をご紹介します。それは「なたまめ茶」です。

実はこれは、当院へ後鼻漏の症状で通われていた患者さんから「色々試したけれど、これが一番すっきりして効いた」とリアルに教えていただいたお茶なのです。 なた豆とはマメ科の非常に大きな豆で、その生命力の強さから『ジャックと豆の木』のモデルになったとも言われています。

このなた豆は、古くから漢方の世界でも広く重宝されており、お体の中に溜まった不要な膿(うみ)を外へと排出してくれる高い薬効を持っていることから「膿取り豆(うみとりまめ)」という別名があるほどです。そのため、副鼻腔の炎症や頑固な後鼻漏のネバネバをスッキリと洗い流すのにこれ以上ない最適な性質を持っています。 また、含まれているウレアーゼやコンカナバリンAといった優秀な成分には、腎臓の働きを高めてお水の巡りを良くし、むくみをスッキリさせる効果も期待できます。

・選ぶときのポイント:白ではなく「赤なたまめ茶」 市販されているなたまめ茶にはいくつか種類がありますが、食用に向かない毒性の強い品種を除くと、主に「白なたまめ」と「赤なたまめ」の2つに絞られます。 実際にいくつかの種類を飲み比べられた患者さんのリアルな実感として、ダントツで「赤なたまめ茶」が最も鼻や喉が楽になったとのことでした。赤なたまめは、しっかりと焙煎(ばいせん)されることで安全で香ばしい美味しいお茶になります。

・飲み方のコツ:必ず「ホット(温かい状態)」で飲む 冷やした状態のものよりも、湯気がしっかりと立つ温かいホットの状態で飲む方が、喉の粘膜の血流が劇的に良くなり、お茶の持つ排膿効果をさらに高めることができます。ぜひ温かい赤なたまめ茶を水筒などに入れて、日頃の水分補給として少しずつ飲んでみてください。

まとめ

喉の奥のへばりつきや流れる不快感を根本から解決していくポイントは以下の通りです。 ・後鼻漏は東洋医学では、自律神経や乾燥が原因の「肺タイプ」と、胃腸の弱りが原因の「脾タイプ」がある ・肺タイプは加湿器やマスクで乾燥を防ぎ、白ゴマなどの「白い食材」でお体を潤す ・脾タイプは冷たいもの・脂っこいものを控え、かぼちゃなどの「黄色い食材」でよく噛んで食べる ・鼻や喉の不要な膿をスッキリ洗い流すために、お茶は「赤なたまめ茶」を毎日の習慣にする ・なたまめ茶を飲むときは、粘膜の血流を良くするために必ず「ホット」でゆっくり味わう

なたまめ茶は非常に香ばしくて飲みやすく、毎日のライフスタイルに無理なく取り入れられる素晴らしい健康茶です。お体の内側から炎症を引き算していきましょう。

以前ご紹介した「花粉症や鼻づまりに効くツボ(鼻の通りを通す迎香のさすり方)」や「正しい白湯の作り方・飲み方(胃腸を調える温活習慣)」なども、お体全体の水分代謝を高めて粘膜の機能を正常に保つために深く繋がっている大切なお話ですので、ぜひ合わせて参考にしてください。

武蔵小杉で後鼻漏や慢性鼻炎、喉のへばりつきにお悩みの方へ

「喉にいつも痰が詰まっていて声が出しづらい、不快感で夜もぐっすり眠れない」「耳鼻科の薬を長く飲んでいるけれど、すっきり改善しなくて困っている」という方は、ぜひ一度当院へご相談ください。 当院の鍼灸施術では、後鼻漏の不快な症状をその場で和らげる専門のツボ(過去のブログでもツボの位置をご紹介しています)へアプローチするだけでなく、お一人おひとりの体質に合わせて「肺」や「脾」といった五臓の弱りを根本から丁寧に調えます。お体全体の水分代謝と自律神経を正常に整えることで、不快なへばりつきのない、毎日を美味しく快適に過ごせるお体作りを全力でサポートいたします。

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