みなさん、こんにちは。 武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。 本日もブログをお読みいただきありがとうございます。
本日は、当院でもご相談が絶えない「後鼻漏(こうびろう)のツボ完全版まとめ」についてお話ししていきます。
おかげさまで、当院には後鼻漏や慢性上咽頭炎で悩む患者様が非常に多く来院されています。 地元神奈川県内だけでなく、東京、埼玉、千葉、静岡など遠方からも毎週のように時間と労力をかけて通ってくださる方が増えており、この症状で苦しんでいる方が世の中にいかに多いかを日々痛感しています。 そして、施術を受けられた方の多くが「こんなに楽になるなら、もっと早く知りたかった」とおっしゃいます。
耳鼻科で何ヶ月も薬を飲んでも改善しなかった方が、ツボの刺激によって劇的に変化していくケースは決して珍しくありません。 今回は、私が実際の施術現場で使っている後鼻漏の特効ツボを、お悩みの症状別に分類して完全公開いたします。
後鼻漏(こうびろう)とは?
後鼻漏とは、鼻水が前に出ず、喉の奥の方へ絶え間なく垂れ落ちてくる状態を指します。 鼻の前に流れてくるものを「前鼻漏(ぜんびろう)」、喉へ落ちてくるものを「後鼻漏」と呼びます。
鼻水が喉に落ち続けることで、常に喉に異物がへばりついているような強い不快感や違和感が生じ、咳き込みや睡眠障害、食事のしづらさへと繋がってしまいます。 この後鼻漏は、症状の現れ方によって刺激すべきツボが明確に分かれます。
臨床現場で実際に使う!症状別ツボ完全版
ご自身の最も気になる症状と照らし合わせて、最適なツボを活用してください。
タイプ1. 鼻水がサラサラと喉の後ろへ流れるタイプ 鼻水そのものの分泌を抑え、呼吸器の通りを改善するツボを用います。
・仮印堂(かいんどう) 鼻水が止まらない時や、鼻づまりがある時によく使う名穴です。 場所:眉間(眉毛と眉毛の間)から少し上へ進み、押してツーンと響くポイントです。 押し方:親指または中指の腹を当て、痛気持ちいい強さでじわーーっと「30秒間」押し込みます。
・上星(じょうせい) 宣肺(せんぱい=呼吸器の機能を高める)作用があり、頭部から鼻腔の通りをスッと広げるツボです。 場所:お顔の真ん中のライン上で、前髪の生え際から親指の幅1本分上がったところにあるくぼみです。 押し方:人差し指や中指の腹を当て、心地よく響く強さで「30秒間」押し込みます。
タイプ2. 喉の中央にネバネバした痰が張り付くタイプ 喉の粘膜を整えて、中央に固まる痰を外へスムーズに排出させるツボを用います。
・天突(てんとつ) 利咽(りいん=喉の炎症や調子を整える)作用に優れた代表的なツボです。 場所:左右の鎖骨の間にある、首の付け根の深いくぼみの中央にあります。 押し方:指先でくぼみの奥へ向かって引っ掛けるように優しく刺激します。このツボはお灸の温熱が抜群に効くため、市販の台座灸や温熱シートで温めるのも非常にお勧めです。
・膻中(だんちゅう) 下気(かき=詰まった気や痰を下方へ降ろして排出する)作用を持つツボです。 場所:左右の乳頭(胸の真ん中)を結んだラインの、ちょうど胸骨の上にあるくぼみです。 押し方:親指または中指を当て、息を吐きながら痛気持ちいい強さで「30秒間」優しく押し込みます。
タイプ3. 喉の「横側」に痰が張り付くタイプ 喉の外側や首筋に沿って痰がへばりつく場合、首を通る「大腸経(だいちょうけい)」の経絡を活用します。
・天鼎(てんてい) 清咽(せいいん=痰を取り除き喉を清らかにする)作用があり、首の横から鼻へと通る大腸経の要穴です。 場所:首を横に向けた時に浮き出る太い筋肉「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」の後ろ側のフチ、のど仏の少し下(輪状軟骨の高さ)の真ん中あたりにあります。 ほぐし方:人差し指と中指の腹を当て、コリコリと硬い部分を優しく円を描くように回しながら「30秒間」ほぐします。
・合谷(ごうこく) 天鼎と同じ大腸経に属し、首から上の炎症や粘膜トラブルを強力に鎮める万能穴です。 場所:手の甲側で、親指と人差し指の骨が交差する付け根の手前、人差し指寄りのくぼみです。 押し方:反対側の親指を当て、人差し指の骨のキワに向かってツーンと響く強さで「30秒間」押し込みます。
悪化を防ぐワンポイント:濡れマスクによる保湿
後鼻漏は、喉や鼻の粘膜が乾燥すると一気に悪化し、痰のへばりつきが強くなります。 ツボ押しと合わせて、就寝時や乾燥する環境では「濡れマスク」を着用し、吸い込む空気に適度な潤いを与えてあげると症状の緩和が一段と早まります。
まとめ
後鼻漏を解消するためのポイントは以下の通りです。 ・後鼻漏は症状の出方によってアプローチするツボを使い分ける ・鼻水が後ろへ落ちる人は「仮印堂」と「上星」を各30秒押して鼻腔を通す ・喉の真ん中に痰が張り付く人は「天突(お灸も有効)」と「膻中」で痰を排出させる ・喉の横側に痰が張り付く人は大腸経の「天鼎」と「合谷」を各30秒ほぐす ・粘膜の乾燥で悪化しやすいため、濡れマスク等で喉の湿度をしっかり保つ
長年付き合ってきたつらい喉のへばりつきも、ご自身の症状にピタリと合ったツボを刺激し続けることで、確実に呼吸や飲み込みが楽になっていきます。
以前ご紹介した「後鼻漏を解消する3つの方法(赤なた豆茶と胸鎖乳突筋ストレッチ)」や「天気が悪い日に後鼻漏が悪化する原因(粘膜のむくみケア)」、さらには「慢性上咽頭炎の解消法(天突温灸と生活養生)」なども、鼻と喉の粘膜環境を根本から立て直すために深く繋がっている大切なお話ですので、ぜひ合わせて参考にしてください。
武蔵小杉で長引く後鼻漏や喉の痰のへばりつき、慢性上咽頭炎でお悩みの方へ
「何年も鼻水が喉に垂れていてうがいをしても取れない」「病院のBスポット療法や抗生剤でも改善しなかった」という方は、ぜひ一度当院へご相談ください。 当院の鍼灸施術では、表面的な鼻水だけを見るのではなく、東洋医学の丁寧な見極めによって、お一人おひとりの後鼻漏の大元である「肺と胃腸の水分代謝異常」「首や喉周りの深層筋肉の過緊張」「自律神経の乱れ」をしっかり把握します。痛みのない優しい針とお灸で仮印堂や上星、天突、天鼎、列欠といった全身の最適なツボへアプローチし、粘膜の自己治癒力と水分の巡りを根本から引き上げることで、喉の不快感に悩まされない、毎日を快適で爽快に過ごせるお体作りを全力でサポートいたします。
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