喉の奥にネバネバした不快な痰や鼻水がへばりつく後鼻漏を解消するために、体内の余分な熱を冷まして痰を下ろす「痰熱」対策の食材(ごぼう・大根・チンゲンサイ)と、皮まで丸ごといただく「一物全体」の食養生を解説する石丸院長

後鼻漏

【実録】喉の奥のネバネバ痰を解消!鍼灸師が教える後鼻漏に効く食べ物

みなさん、こんにちは。 武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。 本日もブログをお読みいただきありがとうございます。

本日は、過去の動画やブログでも非常に多くの患者さんからご質問をいただく「後鼻漏の不快なネバネバ痰に効く食べ物」についてお話ししていきます。

後鼻漏(こうびろう)とは、鼻水が前に垂れずに喉の奥へと慢性的に流れ落ちてしまう不快な症状のことです。喉の奥にドロドロした粘り気のある塊が張り付き、出そうとしても出ない、飲み込もうとしても引っかかるという切実なお悩みをよく伺います。

実は、健常な人であっても日常的に1日1リットルから1.5リットルほどの鼻水が無意識のうちに作られ、喉の奥へと静かに流れています。正常な人は鼻水がサラサラとしているため、喉に流れても全く気づきません。

では、なぜ特定の人は喉の奥に固まり、強い不快感を感じてしまうのでしょうか。その理由は「鼻水の粘度(ネバネバ度)」が高くなっているからです。

今回は、この粘り気のある痰が発生するメカニズムと、その不快な固まりをスーッと洗い流してくれる最高の食材について詳しく解説していきます。

東洋医学で紐解く「ネバネバ痰」の正体=痰熱(たんねつ)

なぜ、本来ならサラサラと流れるはずの鼻水が、喉の奥でドロドロのネバネバに変化してしまうのでしょうか。

東洋医学では、この粘り気の強い痰のことを痰熱(たんねつ)と呼びます。

お鍋にスープを入れて火にかけている場面をイメージしてみてください。最初はサラサラとした水分であっても、熱を加えてグラグラと煮詰めていくと、水分が飛んでどんどんドロドロの餡(あん)のように煮詰まっていきますよね。

お体の中でもこれと全く同じ現象が起きています。暴飲暴食やストレス、脂っこい食事などによって体内に「余分な熱」がこもってしまうと、鼻水やお体の水分が内側から煮詰まり、粘り気の強いドロドロとした痰熱へと姿を変えてしまうのです。このドロドロは落下するスピードが極めて遅いため、喉の粘膜にべったりと張り付いて離れなくなってしまいます。

つまり、このネバネバ痰を解消するためには、体内にこもった「余分な熱を引き算してあげる食材」をお食事に足し算することが最も重要なアプローチとなります。

ネバネバ痰を最速で引き算するおすすめ食材3選

体内の余分な熱を優しく冷まし、喉の不快な粘り気を解きほぐしてくれる最高の食材は以下の通りです。

食材1. ごぼう(牛蒡) ネバネバ痰に最もお勧めしたいのが「ごぼう」です。 ごぼうは古くから漢方や食養生において、喉の腫れや痛み、不快感を鎮める素晴らしい食材として重宝されてきました。ごぼうには体内に滞った余分な熱を優しく奪い去ってくれる消熱作用(熱を冷ます働き)があります。熱が引くことで煮詰まっていた痰がサラサラになり、喉のへばりつきがスーッと解けていきやすくなります。

食材2. 大根 大根も、体内の余分の熱を冷まし、お水の巡りを整えて不要な痰を下ろしてくれる優れた効果を持っています。消化を助ける働きも強いため、お腹に負担をかけずに痰熱を流してくれます。

食材3. チンゲンサイ(青梗菜) お野菜の中でも、チンゲンサイは胸や喉の周りにこもった熱を和らげ、胸のつかえ感や粘り気のある痰をスムーズに排出してくれる薬効を持っています。

・東洋医学の食べ方のコツ:「一物全体(いちぶつぜんたい)」 これらの食材をいただく際、東洋医学において非常に大切にされている考え方が一物全体(いちぶつぜんたい)です。

これは「食べ物は命あるものとして、アク抜きや皮むきを最小限にし、できる限り丸ごといただくのが最もバランス良くエネルギーを補給できる」という教えです。 ごぼうや大根であれば、皮を過剰に剥きすぎず、綺麗に洗って皮ごと調理したり、大根の葉っぱも一緒にいただいたりするのが理想的です。食材が持つ生命力のパワーを丸ごといただくことで、お体の解毒・排泄力はさらに高まります。

まとめ

喉の奥にへばりつくネバネバ痰をスッキリ解消するポイントは以下の通りです。 ・後鼻漏のネバネバ感は、体内の余分な熱で鼻水が煮詰まった「痰熱(たんねつ)」が原因 ・粘り気を解消するためには、お体の中にこもった余分な熱を引き算することが不可欠 ・一番のおすすめ食材は、古くから喉の不調に使われ体内の熱を冷ます「ごぼう」 ・そのほか、熱を和らげて痰を下ろしてくれる「大根」や「チンゲンサイ」も非常に効果的 ・皮や葉まで丸ごといただく東洋医学の「一物全体」の食べ方を意識すると効果倍増

お薬で表面的な症状を抑えるだけでなく、日頃の食卓にごぼうや大根といった優しい熱さまし食材を足し算して、内側からネバネバしない爽やかな喉を取り戻していきましょう。

以前ご紹介した「後鼻漏が悪化するNGな生活習慣5選(脂っこい食事と水分の摂りすぎ)」や「後鼻漏解消におすすめのストレッチ(首の経絡を伸ばす方法)」、さらには「後鼻漏に本当におすすめの飲み物(赤なたまめ茶の選び方)」なども、お体全体の巡りを高めて粘膜を健康に保つために深く繋がっている大切なお話ですので、ぜひ合わせて参考にしてください。

武蔵小杉で長引く後鼻漏や喉のへばりつき、慢性的な鼻炎でお悩みの方へ

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