みなさん、こんにちは。 武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。 本日もブログをお読みいただきありがとうございます。
本日は、当院の患者さんからも多数のご相談をいただく「自律神経を整えて後鼻漏を解消する3つの方法」についてお話ししていきます。
鼻水が鼻の前に出ず、喉の奥へ垂れ落ちてくる後鼻漏(こうびろう)。 喉に痰がへばりついて咳き込む、異物感で息苦しい、食事や会話に集中できないといったお悩みは、実は自律神経の乱れと深く繋がっています。
今回は、後鼻漏と自律神経の密接な関係を整理した上で、お薬に頼りきらずにご自身で根本から体質を整えられる3大セルフケアについて詳しく解説していきます。
なぜ自律神経が乱れると後鼻漏が悪化するのか?
東洋医学では、五臓(肝・心・脾・肺・腎)の働きからお身体の状態を診ていきます。 その中で、呼吸器全般(鼻・喉・気管・肺)を担当しているのが「肺(はい)」です。
東洋医学における肺は自律神経のコントロールと非常に深く関わっており、肺の働きが弱まると自律神経が乱れ、自律神経が乱れるとさらに肺の機能が低下して鼻水の分泌異常が起こります。
このように肺のエネルギーが不足した状態を「肺虚(はいきょ)」と呼びます。 肺虚の方には、以下のようなはっきりとした特徴があります。 ・夜ベッドに横になると後鼻漏が悪化する ・就寝前になると喉へ鼻水が流れ込みやすくなる ・アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、喘息など呼吸器の持病がある ・空気の乾燥に弱く、季節の変わり目に喉を痛めやすい
これらに当てはまる方は、自律神経を整えて肺の力を取り戻してあげることが、後鼻漏解消への最短ルートとなります。
自律神経を整えて後鼻漏を解消する3大セルフケア
自然のリズムを取り入れ、肺と自律神経を同時に元気にする3つの習慣を実践していきましょう。
セルフケア1. 朝日を浴びて体内時計をリセットする 自律神経には、活動モードの交感神経と、休息モードの副交感神経があります。 この切り替えをスムーズにする最良の方法が、決まった時間に起きて朝日を浴びることです。
東洋医学の時間医学「子午流注(しごるちゅう)」では、臓器ごとに働きが最も活発になる時間帯が決まっています。 肺の機能がピークを迎えるのは「深夜3時から朝7時」の間です。 できれば朝7時までに起き、カーテンを開けてしっかりと朝日を浴びましょう。肺の気が目覚め、乱れていた自律神経のスイッチが心地よく切り替わります。
セルフケア2. 胃腸を温め副交感神経を優位にする「正しい白湯習慣」 お腹を温めてリラックスを促す白湯は、自律神経ケアに最適です。 白湯を飲むタイミングとして、特に効果的な時間が2つあります。
タイミングその1:朝の5時から7時(大腸の時間) 朝一番に白湯を飲んで胃腸を温めることで、排便のリズムを整えます。東洋医学では大腸と肺は表裏一体の関係にあるため、大腸が活発になると肺の機能も一気に底上げされます。
タイミングその2:就寝の30分前 温かい白湯をゆっくり1杯飲むことで副交感神経が優位になり、寝つきがスムーズになります。寝つきの悪さにお悩みの方は、レモン汁を少し垂らした「レモン白湯」もおすすめです。
白湯の作り方と飲み方のコツ: やかんのお水が沸騰したらフタを取り、大きな泡が出る火加減で3〜10分間沸かし続け、約50度まで自然に冷まします。 飲む時は「立ち上る湯気ごと吸い込むイメージ」でゆっくり飲んでみてください。肺虚の方は乾燥に弱いため、温かい湯気が鼻や喉の粘膜を直接潤してくれます。
セルフケア3. 肺機能をダイレクトに高める「478呼吸法」 自律神経の中で、唯一ご自身の意識でコントロールできるのが「呼吸」です。 深くゆったりとした呼吸を行うことで、肺の働きが活性化し、高ぶった神経がスーッと落ち着きます。
478呼吸法の手順: 手順1. 優しく目を閉じます。 手順2. 鼻から4秒間かけて、ゆっくり息を吸い込みます。 手順3. 息を吸い切ったら、7秒間息を止めます。 手順4. 口から8秒間かけて、細く長く息を吐き出します。
このサイクルを「4セット」繰り返します。 秒数は厳密でなくても大丈夫ですので、無理のない範囲で行ってください。朝、太陽の光を浴びながら深呼吸を行うとさらに高い効果が得られます。
まとめ
自律神経を整えて後鼻漏をスッキリ解消するポイントは以下の通りです。 ・後鼻漏は、東洋医学で呼吸器を司る「肺」の弱り(肺虚)と自律神経の乱れが深く関係 ・横になると悪化する、乾燥に弱いといった特徴がある方は自律神経ケアが必須 ・肺が活性化する朝7時までに起きて朝日を浴び、活動スイッチを入れる ・朝5時〜7時と就寝30分前に白湯を飲み、湯気を吸い込みながら粘膜を潤す ・「4秒吸う・7秒止める・8秒吐く」の478呼吸法を4セット行い、肺機能を高める
日々の生活に優しいリズムを取り戻し、身体の内側から自律神経と肺を整えて、鼻水が喉へ垂れない快適な毎日を取り戻していきましょう。
以前ご紹介した「後鼻漏の鼻水・痰の絡みを撃退する特効ツボ(水突と天鼎の押し方)」や「後鼻漏が悪化するNGな生活習慣5選(お腹の冷えと水分の摂りすぎ)」、さらには「自律神経が整ってぐっすり眠れるツボ(百会と中府)」なども、呼吸器と自律神経の調和を保つために深く繋がっている大切なお話ですので、ぜひ合わせて参考にしてください。
武蔵小杉で長引く後鼻漏や自律神経の乱れ、慢性的な鼻炎でお悩みの方へ
「夜横になると喉の奥に鼻水が落ちてきて熟睡できない」「薬を飲み続けても後鼻漏が根本から良くならず体質を改善したい」という方は、ぜひ一度当院へご相談ください。 当院の鍼灸施術では、表面的な鼻の症状だけを見るのではなく、東洋医学の丁寧な見極めによって、お一人おひとりの後鼻漏の大元である「肺のエネルギー不足」「自律神経の失調」「首肩や胸周りの緊張」をしっかり把握します。痛みのない優しい針とお灸で中府や水突、太淵といった全身の最適なツボへアプローチし、呼吸器の機能と自律神経のバランスを根本から引き上げることで、不快なへばりつきのない、毎日を爽快で快適に過ごせるお体作りを全力でサポートいたします。
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