みなさん、こんにちは。
神奈川県川崎市武蔵小杉駅で鍼灸接骨院をやっております武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。
本日もブログをご覧くださり、ありがとうございます。
今回は、後鼻漏解消にオススメの鼻に関係するツボですね、こちらを2つご紹介していきます。
1つ目は慢性化した後鼻漏を解消するツボ、2つ目は急性の後鼻漏を解消するツボを説明していこうと思います。
ご自身の症状(状態)に合わせたツボを使うことで、より効果が上げられますので、自分がどちらのタイプなのかを見極めて、ツボを使ってみてください。
普段から後鼻漏の症状でお悩みの方も、ここ最近で鼻の症状が酷くなってお困りの方も、ぜひ最後まで読んでいってください。
慢性の後鼻漏
まず初めに紹介するのは、慢性化した後鼻漏の症状を解消するツボです。
これは腕にある【列欠】(れっけつ)というツボですね。
列欠は肺のツボのグループに属しています。東洋医学では、肺の機能の中に呼吸器(鼻、喉、気管支、肺)の機能全てが入っています。
列欠は、肺のツボのグループの中で【絡穴】(らっけつ※ツボの名前ではありません)という機能をもつツボになります。
※ツボのグループには大きく分けて『陰のグループ』と『陽のグループ』があります。陰のグループと陽のグループを結ぶツボが絡穴の役割にもなっています。肺は陰のグループです。肺と対になる陽のグループは大腸です。大腸も鼻と関係が深いツボになりますので、絡穴を使うことで肺としての鼻の機能、大腸としての鼻の機能を上げることができるのです。
絡穴の機能は、慢性疾患に対して効果があると言われておりますので、慢性的な鼻の症状である慢性後鼻漏には、鼻のツボのグループの中の絡穴にあたる列欠がオススメです。
慢性のツボの場所
それでは、さっそく列欠のツボの場所を探していきます。
列欠のツボの場所は、手を組んだときに人差し指が当たるところです。
実際にやっていきますね。まずは、左手の列欠を見つけていきます。
両手をパーに大きく開いていただいて、親指から人差し指にかけてのL字(右手は逆L字、左手はL字)の角部分同士(親指と人差し指の間の水掻き)がくっつくように手を組みます。
今回は左手の列欠をみつけたいので、左手の親指と人差し指の間に右手の人差し指が入るように手を組んでください。(※この時、右手の親指と人差し指の間には、左手の親指がいているのか正解です)
右手の人差し指に、親指寄の手首のボコッと出ている骨が当たるように伸ばします。(手首の骨は小指寄、親指寄それぞれに目立つ骨があります。その、親指寄の骨のことです)
右手の人差し指の先端が当たる部分が、左の列欠のツボの場所になります。
列欠のツボの場所を見つけたら、親指の方が押しやすいので、右手の親指で左手の列欠を刺激します。10秒くらいグーっと押します。
列欠付近は、押すと響く方もいれば、押しても何ともない方もいらっしゃいますので、反応は気にせず押していただけたらいいと思います。
次は右側の列欠を見つけていきます。
また、両手をパーに大きく開いていただきます。
右手の列欠なので、右手の親指と人差し指の間の水掻きに、右手の人差し指が来るように手を組みます。(※右手の親指と人差し指の間に左手の人差し指がきていて、左手の親指と人差し指の間に右手の親指がきていたら正解です)
左手の人差し指に、右手首の親指寄の骨が当たるように伸ばします。
左手の人差し指の先端が当たる部分が、右の列欠のツボの場所です。
また、親指に変えていただいて、親指で10秒グーっと刺激します。
急性の後鼻漏
次に急性の後鼻漏にオススメのツボを紹介していきますね。
それは、腕にある【孔最】(こうさい)というツボです。孔最も列欠と同じツボのグループなので、鼻のツボになります。
列欠は絡穴という機能をもつツボでしたが、孔最は【郄穴】(げきけつ)という機能をもつツボになります。
絡穴は慢性疾患に効果があるとご紹介しましたが、郄穴は急性の症状が出ているときに反応があり、同時にその急性の症状を治める効果があると言われています。
ですから、後鼻漏でも急に症状が出たときは郄穴である孔最がオススメになります。
急性のツボの場所
そんな、急性の後鼻漏解消にオススメの孔最の場所は、肘と手首の間にあります。
ポイントとしては
- 肘の曲がりジワの真ん中にある腱の親指寄の凹み
- 手首の曲がりジワの親指寄の凹み
- 1と2を線で結んだときの真ん中をみつける
- 3の真ん中より肘の方へ親指の幅あがったところ
に、なります。分かりにくいと思いますので、一緒に探していきます。
まずは肘の内側の曲がりジワを見つけます。
肘には立派な上腕二頭筋腱があると思いますが、その腱の外側(親指側)のくぼみを探します。
次に手首の内側の曲がりジワを見つけます。
手首の曲がりジワの真ん中あたりに、腱があると思います。その腱の、外側(親指側)のくぼみを見つけます。
肘のくぼみと、手首のくぼみを線で結び、真ん中を見つけます。真ん中よりも、親指の幅1本分、肘寄りに上がったところを見つけます。
そのあたりに響くところや痛いところがあると思いますので、そこが孔最のツボの場所になります。
孔最も10秒くらいグーっと押します。痛い方はあんまり刺激しすぎず、痛気持ちいいくらいの強さにしてください。
反対も同じようにやっていきます。
以上が後鼻漏解消にオススメのツボになりますね。
1回10秒、左右両方を朝、昼、晩と1日3回やってください。なかなか、1回では効果が分かりにくいと思いますが、繰り返し続けていくことで効果があらわれてくると思いますので、ぜひ継続してやってみてください。
過去に、後鼻漏を解消するオススメのストレッチやオススメの食べ物などの記事や動画もありますので、後鼻漏に悩まれている方はそちらも合わせて実践していただくとより効果的だと思います。
気になる方はチェックしてみてください。
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まとめ
まとめとしましては、慢性後鼻漏におススメのツボは【列欠】
急性後鼻漏におススメなツボは【孔最】
それぞれのツボを左右両方、朝、昼、晩と3回ほど痛気持ちいいくらいの刺激で押してください。
本日は後鼻漏解消にオススメの鼻のツボを紹介しました。