「後鼻漏」とは、鼻水が喉の方に流れてくる不快な症状です。喉の奥にドロドロしたものが張り付く、粘りのある痰が出るなど、日常生活に支障をきたすこともあります。
今回の記事では、後鼻漏の原因と悪化させてしまう生活習慣を5つご紹介し、それぞれ具体的な改善策を解説していきます。
東洋医学で診る後鼻漏の原因
後鼻漏の原因は様々ですが、東洋医学では「脾」の働きが大きく関わっていると考えられています。
東洋医学では、「五臓」といって肝・心・脾・肺・腎の5つの内臓の働きで体調を考えます。
このなかの「脾」は消化吸収を担う臓器で、水分の代謝にも深く関わっています。
脾の働きが弱ると、体内の水分代謝が滞り、余分な水分が痰となって鼻や喉に溜まりやすくなるのです。
後鼻漏が悪化する生活習慣5選
脾が疲れてしまう生活習慣を続けていると、後鼻漏を悪化させてしまいます。
以下の習慣がご自身に当てはまるかチェックしてみてください。
①冷たいものの摂りすぎ
冷たい食べ物や飲み物は、脾を冷やし、働きを低下させます。
冷たい飲み物やアルコール、アイスなどは控えめにしましょう。
外食時など、冷たい水が提供される場合は、常温の水に変えてもらうなど工夫しましょう。
②脂っこい食事
脂っこい食事や味の濃い食事は、体内で熱を発生させ、水分代謝を滞らせます。
その結果、痰が生成されやすくなり、後鼻漏の症状が悪化します。
揚げ物やこってりしたラーメンなど、脂っこい食事は控えめにし、野菜や果物を積極的に摂りましょう。
③早食い
早食いは、食べ物をよく噛まずに飲み込んでしまうため、唾液による消化が不十分になります。
消化器官に負担がかかり、脾の働きも弱めてしまいます。
よく噛んで食べることで、消化を助け、脾の負担を軽減しましょう。
1口30回を目安に、ゆっくりと食事を楽しみましょう。
④運動不足
運動不足は、体内の水分代謝を悪くし、痰を溜め込みやすくなります。
適度な運動は、血行を促進し、水分代謝を改善するため、後鼻漏の改善に効果的です。
毎日軽い運動を心がけ、体内の水分代謝を促しましょう。
ウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲で継続できる運動を選びましょう。
⑤水分の摂りすぎ
水分の摂りすぎは、体内の水分バランスを崩し、痰の生成を促します。
必要以上の水分摂取は控え、適切な量を心がけましょう。
1日に必要な水分量は個人差がありますが、目安として1.5~2リットル程度をこまめに摂取しましょう。
後鼻漏でお悩みの方へ
後鼻漏は、放置すると慢性化し、日常生活に大きな影響を与える可能性があります。
当院では、後鼻漏の原因となる「脾」の働きを整える鍼灸治療や、生活習慣の改善指導を行っております。
後鼻漏でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
武蔵小杉鍼灸接骨院
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