みなさん、こんにちは。 武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。 本日もブログをお読みいただきありがとうございます。
本日は、雨の日や季節の変わり目に多くの方が悩まされる「なぜ天気が悪いと後鼻漏(こうびろう)が悪化するのか?その原因と対処法」についてお話ししていきます。
鼻水が前に出ずに喉の奥へ流れ落ちてしまう後鼻漏。 普段からつらい症状ですが、「雨が降ると一段と鼻水が喉へ垂れてくる」「天気が崩れる日は喉に痰がへばりついて不快感が強くなる」というお声を患者様からも非常に多くいただきます。
今回は、気圧の変化とお鼻の粘膜の知られざる関係を解き明かし、低気圧の日に急増する鼻水をその場ですっきり落ち着かせるセルフケアについて詳しく解説していきます。
正常な人でも1日1リットル!後鼻漏を感じる人と感じない人の差
そもそも鼻水は、健康な人であっても1日に約1リットルから1.5リットルほど自然に分泌されています。その大半は無意識のうちに喉の奥へと少しずつ流れて飲み込まれています。
では、なぜ後鼻漏として強い不快感を感じる日があるのでしょうか。 その大きな理由の一つが「分泌される鼻水の量が一時的に急増すること」です。
通常よりも過剰な量の鼻水が一気に作られて喉へ流れ込むため、喉の奥にへばりついたり、気道に引っかかって咳き込んだりして強い不快感として自覚されるようになります。そして、この鼻水の量を急激に増やしてしまう大きな引き金が「天気の悪化(低気圧)」なのです。
天気が悪いと後鼻漏が悪化する2大原因:血管拡張と自律神経
低気圧がやってくると後鼻漏が悪化する背景には、以下の2つのメカニズムが存在します。
原因1. 気圧低下による「鼻粘膜のむくみと血管拡張」 山の上など気圧が低い場所に行くと、ポテトチップスの袋がパンパンに膨らみます。これと同じ現象が人間の体内でも起きています。 天気が悪くなって気圧が下がると、身体の外からの圧力が減るため、血管が外に向かって広がります(血管拡張)。特にデリケートな鼻の粘膜は毛細血管が密集しているため、血管が広がって粘膜がむくみ、血管から水分がジワジワとにじみ出て大量の鼻水となって溢れ出してしまうのです。
原因2. 低気圧による「自律神経の乱れ」 気圧の急激な変化は、自律神経のバランスを大きく揺さぶります。自律神経は血管の収縮や粘液の分泌をコントロールしているため、天候の乱れによって交感神経と副交感神経のリズムが崩れ、鼻粘液の過剰分泌に拍車がかかります。
低気圧の後鼻漏をその場で鎮める!保冷剤を使った「鼻のアイシング」
天気が悪いことによる後鼻漏の正体は「血管が広がって水分が漏れ出ている状態」です。 したがって、対処法としては「広がった血管をキュッと引き締めてあげること」が最も理にかなっています。
そのために最も簡単で即効性があるのが、保冷剤を使った冷却ケアです。
・保冷剤アイシングの手順 手順1. 冷凍庫から小さめの保冷剤を取り出します(冷たすぎる場合は薄手のハンカチなどを巻いてください)。 手順2. 片側の小鼻の横(鼻の膨らみ周辺)に保冷剤を当て、そのまま「10秒間」優しく冷やします。 手順3. 次に、反対側の小鼻の横にも保冷剤を当て、同様に「10秒間」冷やします。
冷やすことで鼻粘膜の毛細血管が反射的に収縮し、血管からの水分の漏れ出しがストップするため、喉へ落ちていく鼻水の量がみるみる落ち着いていきます。
合わせて見直したい!雨の日の「湿度管理」と自律神経ケア
保冷剤での局所ケアに加え、お部屋の環境と生活リズムを整えることでさらに症状を安定させることができます。
・室内の湿度を40%〜60%に保つ 天気が悪い雨の日は、室内の湿度が過剰に高くなりがちです。快適で健康的な湿度の目安は40%〜60%とされています。部屋の湿度が60%を超えていると粘膜の鬱血を助長しやすいため、エアコンの除湿機能や除湿機を活用して適切な湿度を保ちましょう。
・日頃の自律神経リズムを底上げする 低気圧に負けないお身体を作るためには、朝決まった時間に起きて朝日を浴びる、栄養バランスの取れた温かい食事を摂る、十分な睡眠時間を確保するなど、日頃から自律神経の基礎体力を高めておくことが根本的な予防に繋がります。
まとめ
天気が悪い日の後鼻漏を乗り切るためのポイントは以下の通りです。 ・低気圧になるとポテトチップスの袋のように血管が広がり、鼻粘膜がむくんで鼻水が急増する ・気圧の変動によって自律神経が乱れることも鼻水の分泌を促す要因 ・広がった血管を引き締めるため、「保冷剤」を小鼻の横に当てて左右10秒ずつ冷やす ・エアコンや除湿機を活用し、お部屋の湿度を「40%〜60%」の適正範囲にコントロールする ・日頃から規則正しい生活と良質な睡眠を心がけ、低気圧に負けない自律神経を育てる
雨の日や台風の接近時に喉へ垂れる鼻水が気になったら、我慢せずに保冷剤でサッと鼻を冷やし、不快感のないスッキリとした呼吸を取り戻していきましょう。
以前ご紹介した「後鼻漏の特効ツボ(列欠と孔最の使い分け)」や「後鼻漏の鼻水・痰の絡みを撃退する首の特効ツボ(水突と天鼎)」、さらには「自律神経を整えて後鼻漏を解消する3つの方法(朝日・白湯・478呼吸法)」なども、粘膜の巡りと気圧変動に強いお身体を維持するために深く繋がっている大切なお話ですので、ぜひ合わせて参考にしてください。
武蔵小杉で天候による後鼻漏の悪化や慢性鼻炎、気象病でお悩みの方へ
「雨が降るたびに後鼻漏や頭痛、だるさがぶり返してつらい」「耳鼻科の薬を飲んでも天気が悪い日の不快感がスッキリ取れない」という方は、ぜひ一度当院へご相談ください。 当院の鍼灸施術では、表面的な鼻水だけを見るのではなく、東洋医学の丁寧な見極めによって、お一人おひとりの不調の大元である「気圧変動に影響されやすい自律神経の乱れ」「水分代謝の滞り(水毒)」「首肩の深層血流障害」をしっかり把握します。痛みのない優しい針とお灸で列欠や孔最、迎香、風池といった全身の最適なツボへアプローチし、内臓の水分コントロール力と自律神経の適応力を根本から引き上げることで、お天気に左右されることなく、毎日を快適に過ごせるお体作りを全力でサポートいたします。
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