みなさん、こんにちは。
神奈川県川崎市武蔵小杉駅で鍼灸接骨院をやっております武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。
いつもブログをご覧くださって、ありがとうございます。
今回は、私が思ういい鍼灸院を選ぶポイントについて紹介していきます。
普段からYouTubeなどで発信する機会があると『行きたいんですけど、遠くて行けないんです』や『鍼に行きたいんですけど、いっぱいあってどこに行ったらいいか分からないんです』と言われることがよくあります。
どうやってこの問題を解決しようかなと考えていたら、たまたまX(Twitter)のフォロワーの森田先生@harikyumoritaが【いい鍼灸院の選び方】という記事を書かれていまして、その内容がとても共感できたので、今回はそちらの内容を少し紹介させていただいて、私の感想なども交えつつ、私が思ういい鍼灸院の選び方を紹介していこうと思います。
鍼灸を受けてみたいけど、どこに行ったらいいか分からない方や、鍼灸に興味がある方は是非最後まで読んでいったください。
今回のブログでは私が思ういい鍼灸院を選ぶポイントを3つご紹介します。この3つさえ抑えればいい鍼灸院を選べると思いますので是非参考にしてください。
目次
それでは早速ご紹介していきます。
いい鍼灸院を選ぶポイント①
1つ目は【鍼灸の流派の把握】です。
これは本当に物凄く大切なので、最初に紹介します。
鍼灸は流派があって、流派によってやり方が全然違うんですよね。
ですので、その流派の特徴をしっかりと把握したうえで、ご自身の症状や好みに合わせてやってもらうのがいいと思います。
流派は大きく分けて3つありますので、今回はその3つの違いについても解説しますので、参考にしてください。
その3つというのは
- 中国鍼
- 経絡(けいらく)治療
- 現代鍼灸
の3つに分けられます。
簡単にですが、それぞれ解説していきます。
①中国鍼
まずは中国鍼ですね。
特徴は何といっても刺激が強めです。
太く長い鍼を使用することが多いです。
他の流派よりも刺激が強めなので、そのような強い刺激を好む方に向いています。
②経絡治療
次に経絡治療です。
使用する鍼は細めで、他の流派と比べて刺激は弱いことが多いです。全身のツボから内臓にアプローチしていきます。
鍼の刺激が苦手な方や、鍼が怖い方に向いていると思います。
ちなみに武蔵小杉鍼灸接骨院は、この経絡治療での施術になります。
③現代鍼灸
3つ目の現代鍼灸です。
これは、筋肉などへのアプローチを電気などを用いてやっていきます。
東洋医学的な観点よりも、西洋医学的な観点から考える鍼灸師の先生が多いので、東洋医学的な考えよりも西洋医学的な考えを好む方に向いていると思います。
このあたりの流派に関しては、その鍼灸院のホームページからある程度推測することができます。
中国鍼の場合は《本場の中国で修行してきました》というような文章が書かれていたり、中国出身の先生が多いですね。
経絡治療の場合は、ホームページに《経絡治療を実践しています》と書かれていたり、その先生のプロフィール欄に《経絡治療学会会員》などと記載されていたりします。このあたりで判断できると思います。
現代鍼灸は整骨院などで一緒に受けられることが多いです。パルスといった電気刺激を使うことが多いので、身体に刺している鍼にワニ口クリップがついていて、そこから電気のケーブルが伸びているような写真を使用している場合があります。そういったところは、現代鍼灸が多いと思います。
以上が1つ目のいい鍼灸院を選ぶポイント①【鍼灸の流派を把握する】です。
ここは本当に大切になってきますので、ご自身に合った流派を見つけられるといいと思います。
ここを間違えると鍼の刺激が苦手なのにすごく痛い思いをして、結果鍼が苦手になってしまったり、逆にすごくガンガン強めでやってほしいのに優しくチョンチョン程度の刺激でやられて何されてるか分からないみたいな感じになってしまったりもしますし、東洋医学的な話を聞きたいと思って行ったのに、西洋医学的な話しかされなかったりなど、自分が求めていることと違うことになったりするので、鍼灸の流派の把握はとても大切です。
いい鍼灸院を選ぶポイント②
2つ目は【家から近いこと】です。
これも本当に大切だと思います。通いやすさってとても重要なんです。
困ったときにすぐに行けることや、症状の改善のためにはある程度回数がかかる場合もあるので、通いやすい距離にあるっていうのもいい鍼灸院を探すポイントになってくると思います。
これは私個人としては、近ければ近いほどいいと考えますが、具体的には片道30分以上かかってくるとなると、定期的に通ったり、ぎっくり腰などで本当に動くのがツライときはしんどくて通院がおっくうになる可能性があります。
行かなくては何も始まりませんので、30分以内くらいで通えるのを目安に探してみてください。
いい鍼灸院を選ぶポイント③
3つ目は【自費診療でやっているとこと】です。
これは完全に個人的な考えで『私だったら』ということです。
健康保険を使って施術を受けると、安く受けられる印象があると思うのですが、鍼灸では保険で請求できる金額がある程度決まっていて、その金額がめっちゃ低いんです。
重要なことなのでもう一度言います。
『めっちゃ低い』
のです。
請求できる保険の金額が低くて、自費での支払う金額も安いとどういうことが起きるかというと、必然的に施術時間がぐっと短くなったり、本来必要な施術に使用する鍼の本数をかなり減らしたりします。
そうなると施術する側も100%のパフォーマンスを提供するのが困難になってきます。
料金の設定というのは、それぞれの鍼灸院の方が色んな思いを持って設定されていると思いますが、実際に鍼灸師である私が施術を受けに行くとなると、やはり自費でやっている鍼灸院を選びます。
もちろん、保険を使って一生懸命頑張っている先生方もたくさんいらっしゃいます。
これは、あくまでも私が選ぶならという判断基準です。
3つ目のポイントは、自費診療でやっている鍼灸院となります。
以上3点が、私が思ういい鍼灸院を選ぶポイントですね。
おまけ
先ほど、武蔵小杉鍼灸接骨院では《経絡治療》を実践していると書きました。
鍼が怖い方、痛みが苦手な方などに向いている優しい鍼とお灸の刺激のやり方になりますが、より優しい刺激を求める方は、子どもの鍼【小児鍼】ができる鍼灸院を選ぶと、痛みを感じることなく施術してもらえると思いますので、参考にしていただければなと思います。
まとめ
まとめますと、いい鍼灸院を選ぶポイントは
- 流派の把握
- 家から近い
- 自費診療
この3つが、私個人が考える鍼灸院を選ぶときの基準になりますが、このあたりを抑えていただくとご自身に合った鍼灸院を見つけられると思います。
本日は、いい鍼灸院を選ぶポイントについて解説していきました。