「喉に何か詰まった感じがする」「異物感があるのに何もない」といった喉のつまり感。
病院で検査をしても異常が見つからない場合は、咽喉頭異常感症の可能性があります。
東洋医学では「梅核気(ばいかくき)」とも呼ばれるこの症状。
原因の一つとして、ストレスによる自律神経の乱れが挙げられます。
今回は、喉のつまり感の原因と、その解消に効果的なツボについて詳しく解説していきます。
喉がつまった感じがして困っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
喉のつまり感(咽喉頭異常感症)とは?
咽喉頭異常感症とは、喉に異物感やつかえ感、締め付け感などを感じるものの、検査では原因が特定できない状態を指します。
具体的な症状としては、以下のようなものがあります。
- 喉の異物感
- 喉のつかえ感
- 喉の締め付け感
- 喉に何かできている感じがする
- 喉の渇きや乾燥感
- 胸のつかえ感
- 食べた物が飲み込みにくい
- 動悸
喉のつまり感の原因
喉のつまり感の原因は様々ですが、主な原因の一つにストレスによる自律神経の乱れが挙げられます。
東洋医学では、体の中に「気」や「血」が巡っているとされ、これらがスムーズに流れないと体の様々な場所で「渋滞」が起こると考えられています。
この渋滞が「喉」で起こると、喉のつまり感につながるというわけです。
「気」や「血」の流れをスムーズにするのは肝臓の役割ですが、肝臓はストレスや怒りの感情に弱い臓器です。
そのため、ストレスが多い人や怒りを感じやすい人は、肝臓の働きが低下し、「気」の流れが滞りやすくなるのです。
喉のつまり感を解消するツボ3選
喉のつまり感を解消するには、肝臓の機能を高め、「気」の滞りを解消することが重要です。
そこで今回は、肝臓の機能を高めるツボと「気」の滞りを解消するツボを3つご紹介します。
膻中(だんちゅう)
膻中は、体の真ん中のラインと、左右の乳頭を結んだラインが交差する場所にあります。
「気」の病に効果的なツボで、気の滞りを改善する効果が期待できます。
喉のつまり感だけでなく、胸の苦しさや息苦しさ、自律神経の乱れにも効果的です。
押し方: 30秒ほど押します。強く押しすぎないように、呼吸を止めずにゆっくりと押しましょう。
天突(てんとつ)
天突は、喉の症状によく使われるツボです。
体の真ん中のライン、鎖骨と鎖骨の間にあるくぼみにあります。
押し方: 人差し指で30秒ほど押します。喉に向かって押すのではなく、骨の方に押すように意識しましょう。
太衝(たいしょう)
肝臓の機能を高める効果があるツボです。
足の甲、親指と人差し指の間にあります。
押し方: 喉のつかえを感じるときに、この太衝をぐっと押してみましょう。
まとめ
今回は、喉のつまり感を解消するためのツボを3つご紹介しました。
ツボ押しはゴリゴリ押すよりも、ゆっくりじんわり押すほうが良いですので、セルフケアをする時は、やさしく押してあげてください。
当院では、喉のつまり感でお悩みの方へ、鍼灸治療も行っております。
気の滞りが改善されると喉の詰まり感も軽減していきますので、お困りの方は是非、お気軽にご相談ください。
武蔵小杉鍼灸接骨院
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