東洋医学

【腎臓の弱り】東洋医学から見た腎臓が弱ってるサインとおススメの食べ物やツボを紹介します

みなさん、こんにちは。

神奈川県川崎市武蔵小杉駅近くで鍼灸接骨院をやっております武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。

本日もブログをご覧くださって、ありがとうございます。

今回は【腎臓が弱っているサイン5選】こちらを解説していきます。

腎臓というのは、とても大切な臓器ですね。この腎臓が弱ると、身体や更には気持ちなど様々な部分に影響が表れてきます。

そこで、今回のブログは

  1. 腎臓が弱っているときのサイン5つ
  2. 腎臓が弱っているときの対処法
  3. 腎臓の機能を上げるオススメのツボ
  4. まとめ

の順番で解説していきます。

ご自身の腎臓が弱っているんじゃないかなと思う方は、ぜひ最後まで読んでいってください。

お時間がない方は、最後のまとめだけでも分かるようにしてますので、少しでもお力になれたら幸いです。

それでは、よろしくお願いします。

1.腎臓が弱っているときのサイン5つ

まず最初に腎臓について説明していきます。

東洋医学には【五臓の働き】というものがあります。五臓とは肝臓と心臓と脾臓と肺と腎臓の5つで五臓です。(鍼灸師は臓を抜いて肝、心、脾、肺、腎と呼びます)

身体の中でこれら5つの臓器と臓器に関係の深いツボのグループが働いていると考えます。

今回はその中の【腎臓】について書いていきますね。

それではさっそく、腎臓が弱っているサインをご紹介していきます。

①頻尿

東洋医学の腎臓の働きに、身体に必要なものが勝手に漏れでないように、そこにしっかり留める働きがあります。その作用を固摂(こせつ)と呼びます。

腎臓が弱ると、本来留めておくべきのものを、留めることができず流れ出てしまうと考えられています。

尿が膀胱に溜まること、血液が血管のなかに留まっていることは当たり前なのですが、それは身体に問題がないから当たり前なのであって調子が悪ければ漏れでやすくなります。膀胱であれば尿漏れや頻尿、血管なら内出血というかたちで表れます。(内出血は別なツボの作用が弱ると起きます)

そのため、腎臓が弱ると頻尿になりやすいといわれています。

特に夜間の頻尿ですね。本来は夜間は眠るための時間なので、起きないように尿量などを調節しています。しかし、腎が弱ると夜間の水分の調節ができないため夜間頻尿になってしまいます。尿以外の水分だと夜間に汗をかく寝汗(東洋医学では盗汗)も腎の弱りでなると言われています。

YouTube⇒【夜間頻尿】の原因と【夜間頻尿】のツボ

ブログ⇒【夜間頻尿】の原因とツボ

②耳鳴り

東洋医学では「腎は耳に開竅(かいきょう)する」と言われ、腎と耳は密接に関係していると考えています。耳そのものだけではなく、耳の機能なども含むため聴力も腎と関係しています。

ですから、腎臓が弱ると様々な耳の症状がでやすくなると言われていますね。

耳鳴りの中でもセミが鳴くような耳鳴りや低音の耳鳴りは腎の弱りが原因として対応することが多いですね。

③腰に力が入らない

東洋医学では【腰は腎の府】という言葉があります。

「府」は大切なものが集まっていたり、主要な人や物事が集まるのような意味があるため、腰には腎の気が集まっていると考えられています。

そのため、腎臓の力が弱ると腰に症状が出やすいとされています。

東洋医学での腎は骨を強くする機能もあるため、腎が弱ると骨も弱くなることから、腰や膝に症状が出やすかったり怠さが現れたりします。

このような状態を【腰膝酸軟】(ようしつさんなん)と言います。

④口が乾く

唾液は腎臓の元気と比例していると東洋医学では考えています。(唾液と涎(よだれ)は別々に考えています)

腎臓が弱ると唾液も減ってくるため、口の乾きを感じやすくなります。

腎は生命力、言い換えると寿命とも関係していますので唾液に関してよく例えで出すのは、赤ちゃん(生命力が旺盛)は唾液がどんどん出てくるのに対して年齢を重ねると口が乾き飲み物がないと食べ物が飲み込めなくなってしまうことですね。

これは、生命力が下がることで唾液の量も減ると考えています。

⑤不安感

上に書きました「五臓」ですが、それぞれに当てはまる感情があります。(臓器と感情がつながるとこがよく分からないと思う方も居ると思いますが…)

腎臓に当てはまる感情は【恐】になります。恐れるですね。

腎臓が弱ると恐れやすくなると考えますので、些細なことで怖(恐)がったり、びくびくしやすくなったり、不安感が強くなると言われています。

子どもの頃に平気だったものが、大人になるとダメになったりするのは腎が弱るからなんでしょうね。

以上5つが腎臓が弱っているときのサインとなります。

2.腎臓が弱っているときの対処法

腎臓をケアする方法としては色々あるのですが、今日は腎臓の機能を上げてくれる食べ物を5つ紹介していきますね。

腎臓の機能を上げてくれる食べ物として【黒い食べ物】がいいとされています。(五臓には色も当てはめられていまして、腎臓には黒が当てはまります)

具体的には

  1. 黒豆
  2. 黒ゴマ
  3. 黒キクラゲ
  4. ひじき
  5. 昆布

このような黒い食べ物を積極的に摂ることがオススメですね。

また、口が乾くのところでも説明した通り、唾液と腎臓が関係していますので、ゆっくりとよく噛んでたくさん唾液を出して食べるとより一層効果的です。

3.腎臓の機能を上げるオススメのツボ

これはですね、足にある【太渓】(たいけい)をオススメします。

太渓は腎臓のツボのグループの中の1つで、ツボの効果は益腎(えきじん)。腎臓の機能を高めてくれると言われています。

足にありますので簡単に刺激ができるので、とてもオススメです。太渓のツボの動画も過去に出していますので、太渓について詳しく知りたい方はこちら⇒【太渓】ツボの正しい探し方。手順は3つ!実際にやりながら説明します!の動画をご覧ください。

ツボ押しもいいのですが、お灸で温めてあげる方がより一層効果的だと思いますので是非チャレンジしてみてください。

YouTube⇒【お灸のやり方】自宅でのお灸のやり方を紹介します。

ブログ⇒【お灸のやり方】自宅でのお灸のやり方を紹介します

4.まとめ

腎臓が弱っているときのサインとしては

  1. 頻尿
  2. 耳鳴り
  3. 腰に力が入らない
  4. 口が乾く
  5. 不安感

の5つの症状がでやすくなります。

腎臓の機能を上げてくれる食べ物は

  1. 黒豆
  2. 黒ゴマ
  3. 黒キクラゲ
  4. ひじき
  5. 昆布

これらを唾液がたくさんでるように、よく噛んで食べることがより一層効果を高めてくれます。

腎臓の機能を上げるのにオススメのツボは足にある【太渓】(たいけい)。ツボの場所はこちらの動画を参考にしてください。

本日は腎臓が弱っているときのサイン5つについて解説していきました。

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