「不育症と診断されたけれど、鍼灸で何かできることはあるの?」
「不育症の原因は何?鍼灸は本当に効果があるの?」
「不育症になりやすい体質ってあるの?」
このような疑問をお持ちのあなたへ、鍼灸師の視点から不育症と鍼灸治療について詳しく解説します。
不育症とは?
不育症とは、妊娠はするものの、2回以上の流産や死産、あるいは妊娠22週未満の早産を繰り返すことで、赤ちゃんを授かることができない状態を指します。
厚生労働省によると、不育症の定義は以下の通りです。
- 妊娠はするけれども、2回以上の流産、死産
- もしくは1回以上の妊娠22週未満の早産
- により赤ちゃんを得られない場合
不育症の原因
不育症の原因は様々ですが、大きく5つに分類されます。
- 受精卵や胎盤の遺伝子の問題
- 子宮内膜の問題
- 子宮筋の問題
- 子宮の形の問題
- 血液・ホルモンの問題
このうち、1.4.の問題は鍼灸治療の対象外となります。子宮筋腫や子宮奇形などが疑われる場合は、婦人科を受診し、専門医の指示に従ってください。
鍼灸治療でアプローチできる不育症の原因
・ 子宮内膜の問題
子宮内膜は、受精卵が着床し、赤ちゃんが育つために必要な場所です。鍼灸治療では、子宮内膜への血流を促進し、厚みのあるふかふかな子宮内膜を育てることを目指します。
・子宮筋の問題
子宮の筋肉が過度に緊張していると、受精卵が着床しにくくなったり、流産しやすくなったりします。鍼灸治療では、子宮周辺の筋肉の緊張を和らげ、リラックスした状態へと導きます。
・血液・ホルモンの問題
血液の循環が悪くなると、ホルモンが子宮や卵巣に十分に届かず、不育症の原因となることがあります。鍼灸治療では、全身の血流を改善し、ホルモンバランスを整えることを目指します。
東洋医学から見た不育症
東洋医学では、人間の身体は「五臓(肝・心・脾・肺・腎)」のバランスによって健康が保たれていると考えます。
不育症の場合、特に「肝」と「腎」の働きが重要となります。
- 肝:血流やホルモンバランスを調整する働きがあります。ストレスや不規則な生活は肝の機能を低下させ、不育症のリスクを高める可能性があります。
- 腎:成長・発育・生殖を司る働きがあります。腎の機能が低下すると、卵子の質が低下したり、子宮や胎盤の機能が低下したりする可能性があります。
鍼灸治療では、これらの臓腑のバランスを整え、妊娠しやすい体づくりをサポートします。
ストレスと不育症の関係
ストレスは、自律神経のバランスを乱し、血流悪化やホルモンバランスの乱れを引き起こします。これらの状態は、不育症のリスクを高める要因となります。
鍼灸治療は、心身のリラックスをもたらし、ストレスを軽減する効果も期待できます。
当院の不育症治療
当院では、患者様一人ひとりの体質や状態に合わせたオーダーメイドの鍼灸治療を提供しています。
- 丁寧なカウンセリングと検査
過去の妊娠・出産歴、流産・早産の状況、現在の体調、生活習慣などについて詳しくお伺いし、患者様一人ひとりの状態を把握します。
- オーダーメイドの治療プラン
体質や不育症の原因に合わせて、最適なツボを選び、鍼灸治療を行います。治療の頻度や期間についても、個別に相談しながら決めていきます。
- セルフケア指導
ご自宅でできるツボ押しや温灸の方法、食生活や生活習慣の改善点など、セルフケアについてもアドバイスいたします。妊娠しやすい体づくりを、一緒に目指しましょう。
- 心のケア
不育症は、身体だけでなく心にも大きな負担がかかります。当院では、患者様の心に寄り添い、不安や悩みを軽減できるようサポートいたします。
まとめ
不育症は辛い経験ですが、決して諦める必要はありません。鍼灸治療を通して、妊娠・出産の喜びを掴むことは可能です。
当院では、経験豊富な鍼灸師が、あなたの妊娠・出産を全力でサポートいたします。まずはお気軽にご相談ください。
武蔵小杉鍼灸接骨院
- ホームページ
- 住所:神奈川県川崎市中原区新丸子東2-926-15
- 電話番号:044-872-9434
- アクセス:JR武蔵小杉駅より徒歩4分
- 診療時間:月・土・日・祝日:9:00~19:00 水・木・金:10:00~20:00
- 休診日:年末年始
- ご予約・お問い合わせはこちらから
この記事へのコメントはありません。