「トイレが近い」「尿意切迫感がある」といった症状でお困りの方は、過活動膀胱かもしれません。今回は、過活動膀胱の原因と対処法、そして症状改善に役立つツボをご紹介します。
過活動膀胱とは?
過活動膀胱とは、膀胱が過敏になり、尿が十分に溜まっていなくても、自分の意思とは関係なく膀胱が収縮してしまう状態です。40代から増え始め、加齢とともに増加する傾向にあります。
主な症状としては、
- 頻尿:1日に8回以上トイレに行く
- 尿意切迫感:急に我慢できないほどの尿意を感じる
- 切迫性尿失禁:尿意切迫感の後に、間に合わず尿が漏れてしまう
などが挙げられます。
過活動膀胱の原因
過活動膀胱の原因は、膀胱と脳の信号伝達のトラブルと考えられています。加齢やストレス、冷えなどが原因として考えられます。
東洋医学では、過活動膀胱を「腎」と「肺」の働きの低下が原因と考えます。加齢とともに症状が現れる場合は「腎」タイプ、ストレスがきっかけで症状が現れる場合は「肺」タイプと分類されます。
過活動膀胱の対処法
過活動膀胱の一般的な対処法としては、
- 生活習慣の改善:水分摂取量を調整する、カフェインやアルコールを控える、禁煙する
- 薬物療法:抗コリン薬やβ3受容体作動薬などを使用する
- 骨盤底筋体操:骨盤底筋を鍛えることで、尿漏れなどを改善する
- 行動療法:膀胱訓練や尿意抑制訓練などを行う
- 手術療法:薬物療法や行動療法で効果がない場合に検討される
などがあります。
また、東洋医学の観点からは、冷えの改善が有効とされています。冷えは、膀胱の筋肉を収縮させやすく、過活動膀胱の症状を悪化させる原因となります。
冷えを改善するおすすめの食材としては、
- 生姜
- ニンニク
- ラム肉
- 牛肉
- ほうじ茶
などが挙げられます。特に、足首周りを温めることが効果的です。
過活動膀胱に効くツボ
過活動膀胱の症状改善には、以下のツボがおすすめです。
腎タイプの方におすすめのツボ
- 膀胱兪(ぼうこうゆ)
- 中髎(ちゅうりょう)
これらのツボは、仙骨と呼ばれる骨盤の中央にある骨の上に位置しています。仙骨を温めることで、膀胱兪と中髎を同時に刺激することができます。
肺タイプの方におすすめのツボ
- 尺沢(しゃくたく)
尺沢は、肘の内側にあるツボです。
このツボは、お灸やカイロなどで温めるのがおすすめです。
まとめ
過活動膀胱は、生活の質を大きく低下させる可能性のある疾患です。しかし、適切な対処法を行うことで、症状を改善することができます。
今回ご紹介したツボ療法は、ご自宅でも簡単に実践できる方法です。ぜひお試しください。
また、鍼灸治療では、過活動膀胱の原因となっている「腎」や「肺」の働きを整えることで、根本的な改善を目指します。症状でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
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過活動膀胱は、一人で悩まず、専門家にご相談いただくことが大切です。当院では、患者様一人ひとりの症状に寄り添い、丁寧な施術で症状改善のお手伝いをさせていただきます。
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