みなさん、こんにちは。
神奈川県川崎市武蔵小杉駅で鍼灸接骨院をやっております武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。
本日もブログをご覧くださり、ありがとうございます。
今回は【体温を上げる方法とおススメのツボ】をご紹介していきます。
鍼灸院にくる患者さんの中には、体温が低い方、平熱が低い方もいらっしゃいます。それを改善させるために来るのではないのですが、慢性的な症状に悩まれている方で平熱が低いというのは珍しくはありません。
もしかすると、体温が上がることで、今身体にでている症状が楽になる可能性もあります。
そんな方々に対して、私がいつも説明していることをまとめてみました。
体温が上がらなくて、お悩みの方はぜひ最後までブログを読んでいってください。
体温とは
まずは体温についてですが、普段の体温って何度ぐらいがいいのでしょうか。一般的な健康な方であれば36.5~37.1℃程度がいいとされています。発熱の定義は37.5℃ですので、それよりは下になります。平熱が36.0℃以下を低体温といわれています。
自分の平熱を知りたい場合は3日間、朝、昼、晩と3回体温を測って、その平均を出すと平熱が分かります。
36.0℃以下の低体温ですと、免疫力が低下し風邪やインフルエンザにかかりやすく、代謝も下がるので老化や肥満の原因にもなりますし、疲れも抜けにくくなります。
女性ですと、月経不順や不妊の原因にもなるといわれていますので、低体温の方はしっかり改善されるのがいいと思います。
※妊活をされている方は、体温は高い方がいいことは耳にタコができるくらい聞いていることかと思います。ここで説明している体温は、脇の下で測る体温ですので、基礎体温とは異なります。しかし、妊娠出産に必要不可欠なホルモンは体内の血液中を流れていきますので、体温が高い=ホルモンの流れも良くなるということになります。ですので、平熱が低い妊活中の方は、筋肉量を増やすことは難しいことですが、それ以外は試せるものもたくさん紹介してますので、生活に取り入れてみてください。
体温を上げるメリット
ここからは、体温を上げるメリットを紹介していきます。メリットとしては
- 免疫力アップ
- 痩せやすい身体づくり
- 美容効果
などが考えられます。他にも挙げるとキリがないのですが、今回はこの3つを説明していきます。
まずは、一つ目は免疫力アップですね。これは、体温と免疫細胞の関係なんですが、体温が1℃上がると免疫力が5~6倍上昇します。反対に1℃下がると、免疫力が30%下がるといわれていますので、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。
ガン細胞は35℃台で最も活発に繁殖するといわれていますので、ガンの予防も期待できます。
二つ目は、痩せやすい身体づくりですね。体温が上がると、先程も説明しましたが免疫力が上がるためエネルギー代謝がよくなり痩せやすく、太りにくい身体になります。
体温が1℃上がるとエネルギーの消費が13~15%上がるといわれているため、痩せにくい人にはおすすめです。
三つ目の、美容効果。体温が上がると、血液の循環、血流がよくなっているので、血色がよくなり肌艶も良くなります。逆に体温が低いと、目の下にクマができたり、唇の血色が悪くなったりするので、美容にも良くないとされています。
体温を上げる方法
それでは、ここからは体温を上げる方法を4つご紹介します。
- 運動
- 食べ物
- 白湯
- お風呂
の4つになります。
一つ目の運動ですが、身体の熱量の6割は筋肉から発生してるといわれていますので、筋肉を増やすのがおすすめです。理想は、スポーツジムなどでトレーニングをすることですが、普段からそんな時間がとれない方は、移動の時はなるべく歩いたい、エレベーターやエスカレーターは使わずにできるだけ階段を使うなどを意識してみてください。
人間の全身の筋肉のうち、下半身の筋肉が占める割合は60~70%といわれています。足の筋肉を鍛えれば、全身の60%以上の筋肉を鍛えることになりますので、とても効率がいいと思います。
二つ目は体温を上げる食べ物、身体を温めてくれる食べ物の紹介ですね。具体的には
- 生姜
- にんにく
- 羊肉
- ほうじ茶
などが、身体を温めてくれる食べ物としてはおすすめです。温めてくれる食べ物をとるのもいいのですが、冷やす食べ物をとらないというのも、重要になってきます。冷やす食べ物としては
- きゅうり
- すいか
- なす
等といった、夏場にとれて水分の多い食べ物は身体を冷やすものが多いです。
また、アイスや氷の入った飲み物やきんきんに冷えたビールなど、物理的に冷えた飲食物も避けた方がいいですね。
三つ目は白湯を飲むことです。以前、白湯の正しい作り方の動画でも解説しましたが、白湯には身体を温めてくれる効果があるので、体温を上げたい方にはおすすめです。
飲み方としては、朝ですね。特に5時~7時の間に、コップ1杯の白湯を飲んでいただくのがいいと思います。
白湯について詳しく知りたい方は、⇓こちら⇓からご覧ください。
ブログ⇒体の芯から冷える冷え性でお悩みの方必見!深部から温めてくれる【生姜白湯】を紹介します。
YouTube⇒【白湯】の正しい作り方。手順は3つ!白湯の飲み方も併せてご紹介します。
四つ目は、お風呂です。入浴することで、毛細血管にまで十分に血流が流れ、体温が高く保たれることが期待できます。最近はシャワーだけで済ます方が多いですが、お風呂はぜひしっかり浸かっていただいて、可能ならば10分~15分浸かっていただきたいですね。
体温を上げるツボ
最後に体温を上げるおすすめのツボを2つ紹介します。ツボの名前は【命門】(めいもん)と【温溜】(おんる)です。
東洋医学では身体を温める作用を【温煦作用】(おんくさよう)といいまして、これは人体の器官や組織を温める作用になります。この時に【気】を熱源として使い、この働きで体温を保っていると考えます。
この、温める元となる大事なツボが腰にある【命門】です。命門は第2腰椎(ようつい)と第3腰椎の間にあります。以前、身体の芯から冷える方向けで作った動画に、命門の詳しい位置を説明していますので、知りたい方はそちらを参考にしてください。
ブログ⇒【冷え】体の芯から冷える方専用!芯から冷える原因とおススメのカイロの場所をご紹介。
YouTube⇒【芯から温める】体の芯から冷える方必見!体の芯から温めるカイロの貼る場所を紹介します!
もう一つの体温を上げるのにおすすめなツボは、腕にある【温溜】です。温溜は『温かさが注ぎ溜まる』という意味があるように、温かさを入れるのにとても適したツボになります。場所は腕にありますので、温溜の詳しいツボの取り方も過去に動画で解説していますので、そちらを参考にしてください。
YouTube⇒手先の冷えを改善するツボ【温溜】の紹介
以上が、体温を上げるのにおすすめなツボの紹介でした。
まとめ
まとめますと、健康な方の体温は36.5~37.1℃くらい。36.0℃以下は、低体温。
体温は高い方が免疫力も高く、感染症などにもかかりにくい。
体温が高いことのメリットは・免疫力アップ ・痩せやすい身体づくり ・美容効果など。
体温を上げる方法としては・運動 ・食べ物 ・白湯 ・お風呂 の4つを紹介。
運動は下半身の筋肉を中心に鍛えるのが、効率が良い。移動の際にできるだけ歩いて移動したり、階段を使ったり、下半身の筋肉を意識的に使う。
食べ物は温める食べ物を食べるのもいいけれど、冷やす食べ物を避けることも大切。
白湯は朝、特に5時~7時の間に飲むのがおすすめ。
入浴はできれば10分~15分ほど浸かる。
体温を上げるツボは【命門】と【温溜】。
※ツボの使い方は、過去の動画を参照してください。(文章内に動画へのリンクあります)
色々紹介しましたが、1日や2日で変化はでにくいですが、継続していけば少しずつ変化がでてくると思いますので、頑張って続けてみてください。
本日は、体温を上げる方法やおすすめのツボを紹介していきました。