みなさん、こんにちは。
神奈川県川崎市武蔵小杉駅で鍼灸接骨院をやっております武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。
いつもブログをご覧ぐださり、ありがとうございます。
本日は記憶力の低下、判断力の低下、朝までぐっすりと眠れない、自律神経の乱れ、鬱っぽい、そんな様々な症状の出る【脳疲労】について紹介していきます。
普段から頭がぼーっとしたりするような疲れで悩んでいる方は、是非最後までブログを読んでいってください。
目次
脳疲労が続く時の解消法だけを知りたい方は、目次の《脳疲労が続くときの解消法》をクリックしていただけたら、そこから飛んで見てもらえるようにしていますので、そこから見てもらえるといいと思います。
脳疲労についての説明
それでは紹介していきます。
まずは脳疲労とは何か?から説明していきます。
脳疲労とは脳が疲労している、脳が疲れてしまっている状態の事です。普段から脳は目や耳などの感覚器を使って大量に入ってきた情報を処理しています。
脳の働きと言われてもイメージが湧きにくいと思いますが、これを筋肉で考えてみましょう。
みなさんは、筋肉痛になった経験はありますか?
久しぶりに運動をしたり普段はしないような動きをした次の日などに、動くのもしんどくなるような筋肉痛になったりしますが、これと似たように脳も使い過ぎると炎症が起きて働きが低下してしまう事があります。
この働きが落ちた状態が【脳疲労】です。
脳には様々な働きがあります。
例えば計画すること、思考すること、判断や決断をすること。身体を覚醒させることや眠りにつくこと、喜怒哀楽の感情や情緒も脳が関係してきます。それだけではなく、外からの刺激(目や耳などの感覚器からの情報)なども全て脳へ届けられます。
ですので、脳の働きが落ちることで冒頭でも紹介しました、記憶力の低下、判断力の低下、朝までぐっすりと眠れない、自律神経の乱れ、鬱っぽい、そんな様々な症状が出てくることが考えられます。
これを【脳疲労】とよびます。
脳疲労の原因
次に、脳疲労の原因を紹介していきます。
脳疲労の原因は主に3つです。
- スマホの使い過ぎ
- 睡眠不足
- ストレス
です。ここからは、1つずつ解説していきます。
スマホの使いすぎ
脳は目や耳から情報を得ているんですが、特に視覚からの情報が多いです。
体外から入ってくる情報のうち、実に80%以上の情報が視覚から得られていると言われています。ですので、目を使うことが多いスマホの使用は、脳疲労と大きく関わってきます。特にここでは《使いすぎ》という表現をしていますが、スマホの平均使用時間は1日に平均4時間以上とも言われています。
1日に4時間も運動したら、そりゃ疲れますよね。
この私達が一日に受ける情報量は、一説によると江戸時代の人間の一生分とも言われています、
これが脳疲労の原因の1つ目、スマホの使いすぎです。
東洋医学では、目と血は深く関係があるのですが、目を使うことは血を多く消耗すると考えられています。昔は産後の女性は、本を読むことも止められていたという話も聞きます。とにかく休まなくてはいけない状態なんですね。
それだけ目を使うことは、身体にとっても負荷がかかることと言われています。
睡眠不足
次に睡眠不足です。
先程はスマホの使い過ぎによって、目からの情報が多くなって脳が疲労してしまう事を紹介しましたが、同じように脳が休む事も重要になってきます。
脳が休む事で大切なのが睡眠です。睡眠が足りないと脳が十分に休息する事が出来ないので、疲労が蓄積して、結果脳疲労になってしまいます。
これが脳疲労の原因の2つ目、睡眠不足です。
睡眠は人によって癖がありますね。これは体質でも変わってきますし、体調に左右される部分でもあります。お仕事で夜勤があり不規則になってしまう方もいらっしゃいますし、もともとロングスリーパーで平日の生活リズムでは到底満足いく睡眠はとれないという方など、睡眠不足になる原因は個人では解決できないことも多く解決が難しい部分でもあります。
ストレス
次にストレスです。
ストレスも脳疲労の原因の1つになります。
不安や精神的なストレスが増えると、自律神経の中枢の負荷が大きくなります。
脳には視床下部という自律神経をコントロールする場所がありますので、この不安やストレスが多いと、自律神経が乱れて、この視床下部に負担が多くかかるので、脳疲労の原因となります。
これが脳疲労の原因の3つ目、ストレスです。
この中のどれか1つが原因というよりは、これらが複合して脳が休めず回復できない状態が作られています。例えばストレスによって、不安や心配ごとからスマホを見る頻度が高まったり、考え事をしすぎて頭を休めることができなくなることも考えられます。
反対にスマホやゲームなど、目を酷使した状態で夜更かしをして脳を休めることができず、その結果ストレス耐性が低くなることもあり得ると思います。
脳疲労の解消法
それではここからは、そんな脳疲労を解消する方法を紹介していきます。
脳疲労を解消する方法は
- 目を閉じる
- しっかり寝る
- 何もしない
この3つが大切です。
1つずつ紹介していきます。
目を閉じる
まずは目を閉じるです。
これが一番大切な事です。スマホから少し距離を取って、目を閉じてゆっくり休みましょう。
脳疲労の原因でも紹介しましたが、脳が目から得る情報は非常に多いので、目を閉じるだけでも脳への情報は80%遮断出来ます。ですので、目を閉じることは、脳を休めるのに最も効果的な方法の1つです。
目を閉じるだけでも十分に休めているんですが、耳も一緒に休めると更に効果的です。人の声や騒音が耳に入らない、静かな環境ですと更に効果的に休めます。
是非やってみてください。
東洋医学では、目を休めることは血(けつ)の消耗を抑えることになります。
血の消耗を抑えることで、目以外の部分で血を使うことができるので、内臓の働きが良くなったり肌艶が良くなったりします。
血が足りないことによって睡眠の質が悪くなることもありますので、目を休めて血の消耗を防ぐことは、脳疲労にとってはとても重要なポイントになります。
しっかり寝る
次にご紹介するのは、しっかりと寝ることです。
睡眠不足も脳疲労の原因の1つなので、この睡眠をしっかりと取る事も脳疲労を解消するのに大切です。
睡眠もただ眠ればいいのではなくて、コツは寝る前にスマホを見ない事です。
寝る前にスマホを見る事によって、目から光の刺激が入って、脳が覚醒します。そうなると寝つきが悪くなったり、せっかく寝ているのに、睡眠の質が悪くなったりするような睡眠障害を引き起こします。
寝る前の準備としては
- 就寝の2時間前からスマホを見ない
- 21時以降はスマホの画面を暗めに設定する
この2点を意識されるといいと思います。
もともと睡眠がとりにくい体質の方もいらっしゃると思います。そういった方は、こちらで紹介している方法だけではなく、睡眠に関してより詳しく書いている記事がありますので、そちらを参考にしてみてください。
睡眠の問題は、人によってパターンが変わってきます。寝つきが悪い人もいれば、寝つきはいいのだけど途中で起きてしまう。起きてしまう原因も、何となく起きてしまう、トイレで起きてしまう、悪夢で起きてしまう、足がつって起きてしまう、咳で起きてしまう、寝汗で起きてしまう…中途覚醒の原因だけでもこれだけあります。
起きてしまう時間帯にも癖がでるところで、夜中の2時や3時に起きてしまう方、明け方の4時や5時に目覚めてしまう方などさまざまです。
東洋医学では一言で睡眠障害とは考えず、このような細かいところまで考えながら、体質を把握して症状改善に努めます。
睡眠に関する記事⇒【睡眠障害】原因は首だった!!毎日30秒でぐっすり眠れるようになるツボを紹介します。
【睡眠】つま先じゃないよ!!かかとを温めて眠りを取り戻すツボを紹介します!
睡眠に関する動画⇒睡眠障害【本当の原因ココ!】安眠のツボを紹介します
何もしない
3つ目の、何もしないです。
日頃から忙しくて、やる事に追われてしまっていると脳がオーバーヒートしてしまいます。
そうなる前に、ちょっと一息つく事が大切です。
ほんの少しの時間でも横になったりして、興奮した神経を緩めてあげる感じです。
お気に入りの風景や、リラックスできる景色を思い描く事もすごくいいです。普段からストレスが多い人は、積極的に何もしない時間というのを取る事を意識する事が大切です。
何もしない…案外難しいんですよね。理想の何もしないは、何も考えずぼーっと頭を休められることです。しかし、身体を休めたり目を休めることは簡単ですが、頭を休めることはなかなか難しいですね。何もしていない分、反対に考え事に集中してしまったり…
何もしていないときに頭を休めるコツとしては、そこで聞こえる音(家の中であれば冷蔵庫などの機械音だったり)だけに意識を向けたり、その時触れている床や椅子の感触に集中するなど、今ある感覚に意識を向けることで思考を止めやすくなりますので、頭を休めることが苦手な方は是非感覚に意識を向けて何もしない時間を過ごしてみてください。
以上が、脳疲労の解消法の紹介になります。
まとめ
脳疲労とは、目の使い過ぎやストレスで脳の負担が増えることや、上手に休息がとれずに脳に疲労が蓄積してしまいおきる。症状としては、記憶力の低下、判断力の低下、朝までぐっすりと眠れない、自律神経の乱れ、鬱っぽいなど様々な症状が出る。
脳疲労の解消法としては
- 目を閉じる
- しっかり寝る
- 何もしない
この3つが大切になります。
本日は、脳疲労について紹介しました。