鼻と喉の間の痛みや違和感、乾燥感、鼻から喉に鼻水が流れる後鼻漏、耳鳴り、めまい、睡眠障害、喉に絡む痰、声が出しにくい、鼻の奥が匂う、首のコリ、頭痛、倦怠感……
これらの症状がでている方、もしかしたら【上咽頭炎】かもしれません。放置しておくと、咽頭だけではなく、全身の離れた場所でも炎症を引き起こし、腎臓の症状や関節の炎症の慢性関節リウマチ、アトピー性皮膚炎などの皮膚の症状も引きおこします。
そんな厄介な【上咽頭炎】しっかりと治していきましょう。
みなさん、こんにちは。
神奈川県川崎市武蔵小杉駅で鍼灸接骨院をやっております武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。
本日もブログをご覧くださって、ありがとうございます。
今回は【上咽頭炎解消におすすめの飲み物】ですね、こちらを紹介していこうと思います。
このブログを読んでいただければ
- 鼻と喉の間の痛み
- 鼻と喉の間の違和感
- 鼻と喉の間の乾燥感
- 鼻から喉に鼻水が流れる後鼻漏
- 耳鳴り
- めまい
- 睡眠障害
- 喉に絡む痰
- 声が出しにくい
- 鼻の奥が匂う
- 首のコリ
- 頭痛
- 倦怠感
そんなツラい上咽頭炎の症状を解消するのにオススメの飲み物が分かりますので、普段から上咽頭炎で悩んでいる方は是非最後までブログを読んでいってください。
目次
上咽頭炎を解消する飲み物だけを知りたい方は、目次からとべますので必要なところだけ読んでください。
それでは、よろしくお願いします。
上咽頭炎とは
まずは、上咽頭炎とはですね。上咽頭炎とはどういう状態かというと、鼻の奥と喉の境目にある上咽頭という場所の病的な炎症です。これが、上咽頭炎のことです。ここの炎症がおこることで、痛みや痒み、またそれに付随するさまざまな不快な症状を引き起こすんですね。例えば、繰り返しにはなりますが……鼻と喉の間の痛み、違和感、乾燥した感じ、鼻から喉に鼻水が流れる後鼻漏、耳鳴り、めまい、睡眠障害、喉に絡む痰、声が出しにくい、鼻の奥が匂う、首のこり、頭痛、倦怠感とかですね。
この上咽頭炎の怖いところは、放置しておくと全身の離れた場所に炎症を引き起こし、二次疾患が発生することがあるんですね。その二次疾患とは、腎臓の症状、慢性関節リウマチ、アトピー性皮膚炎などの皮膚の症状も出てきたりします。
ですから、上咽頭炎は放置せずに、しっかりと治療するのが大切です。
上咽頭炎にも種類があって、風邪をひいたときに一時的に喉が痛くなる【急性上咽頭炎】と弱い炎症が慢性的に続き不快な症状が長引く【慢性上咽頭炎】に分かれますね。
慢性上咽頭炎の場合は、喉のイガイガ、後鼻漏、肩こり、頭痛、倦怠感、不眠などの不定愁訴が何年にもわたり続くこともあり、それが身体の負担になり更に症状が治りづらくなって、結果的に長期にわたって症状が長引く方が多いですね。
上咽頭炎の原因
それでは、ここからは上咽頭炎の原因を紹介していきます。
上咽頭炎の原因は、明確には分かっていないこともあるのですが、一般的に考えられているのが
- 細菌やウイルス感染
- 冷え
- 過労
- 睡眠不足
- ストレス
- 空気の乾燥
- 鼻の症状
- 口呼吸
- 後鼻漏
などが、原因として考えられていますね。
この、上咽頭炎を東洋医学的に解説していきます。
上咽頭炎は東洋医学では【肺】の弱りと考えています。ここでいう【肺】ですが、東洋医学には五臓の働きというものがあるんですね。五臓とはそれぞれ【肝臓】【心臓】【脾臓】【肺】【腎臓】の5つで五臓です。この中で、呼吸器の機能を担当しているのは【肺】です。五臓の肺は内臓の肺だけではな肺がく、気管や喉、鼻なども含まれます。ですから、東洋医学的な肺の機能が下がると、上咽頭炎が生じると考えるんですね。この、肺が弱った状態を《肺虚》(はいきょ)と呼んだりします。
肺虚の方によく見られる症状としましては
- 咳
- 鼻炎
- 呼吸が苦しい
- 皮膚が弱い
- 息切れ
- 風邪をひきやすい
などがありますね。
肺の機能が落ちているので、喉や鼻などの症状がでやすく、炎症もなかなか治らない状態ですね。(※肺の機能が落ちると、喉や鼻など呼吸に関係する部分の粘膜の潤いも落ち乾燥している状態になり、尚更炎症が治まりにくくなります)
あとは、この肺に熱が入って症状がでる場合もあります。熱が入るので、そこに炎症が生じ、喉の上咽頭炎としての症状がでるわけですね。(東洋医学では、局所に熱や冷えが入るという考え方があります。例えば、胃に熱があると胃より上の消化器官に渇きがおこるので喉の渇きや歯肉の腫れ、また胃の熱は消化を促進させますので過食傾向になります。肺に熱が入ると呼吸器系の粘膜の渇き、または炎症がおきると考えられています。)
上咽頭炎の原因としては、こういったものが考えられます。
上咽頭炎解消にオススメの飲み物
では、ここからは、そんなツラい上咽頭炎を解消するのにオススメの飲み物を紹介していきます。
上咽頭炎解消におすすめの飲み物は【熊笹茶】(くまざさちゃ)ですね。あまり耳にしない名前のお茶ですよね。
熊笹とはチマキを包んでいる葉っぱのことですね。それをお茶として飲めるようにしたものです。
熊笹は昔から薬草として使われていて、さまざまな効果があるんですね。
熊笹の効果
- 傷の修復
- やけどの修復
- 粘膜の修復
皮膚、粘膜の修復が得意なんですね。ですので、喉の炎症の上咽頭炎解消にはピッタリなお茶になります。
その他にも、この熊笹茶は
- 胃腸症状
- 喘息
- 風邪
- 免疫機能のサポート
こんな効果がありますので、疲労などで下がった免疫力の回復にもオススメです。
この熊笹茶、お好きなように飲んでもらって構わないのですが、私が特におすすめする飲み方は粉末のものをお茶にして飲むことです。煮出すタイプもあるのですが、東洋医学では『一物全体』(いちぶつぜんたい)という考え方がありまして、食べ物は丸ごと全部食べた方が身体にいいという考え方です。野菜なら葉っぱも皮も全部、魚なら頭からシッポまで全部です。一物全体を食べることで、食べ物の命をそのままいただくことで、食べ物から生命力もいただくということですね。
そう考えると、煮出して飲むよりは粉末で熊笹全体を摂取できる方がいいんじゃないかと考えています。もちろん、粉っぽくて飲みにくかったら、煮出して飲んでも効果はありますので、ぜひ続けやすい方で試してみてください。
熊笹茶を飲む時の注意点としては、米アレルギーがある方と血を固まりにくくする薬を飲んでいる方には向かないです。
熊笹はイネ科の植物になりますので、お米の仲間になります。なので、米アレルギーがある方は熊笹茶は飲むのを控えてください。
その他にも、熊笹にはビタミンKによって血を固めて出血を抑える効果がありますので、お薬で血を固めないようにしている方は控えてください。
まとめ
まとめとしましては、上咽頭炎は放置し続けると全身の離れた場所に炎症をおこし、関節リウマチやアトピー性皮膚炎などを引き起こす可能性がありますので、しっかりと治療するのが大切です。
東洋医学的な上咽頭炎の原因は【肺】の弱り。東洋医学的な肺が弱ると、肺だけではなく鼻や喉、皮膚にも症状がでやすくなります。
上咽頭炎解消におすすめの飲み物は【熊笹茶】。煮出して飲むのもいいのですが、粉末で熊笹も一緒に摂取できる飲み方がおすすめ。(続けやすい方で長く続けるのが一番大切です)
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本日は上咽頭炎を解消する飲み物【熊笹茶】を紹介しました。
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