「キーン」「ジー」といった耳鳴りは、日常生活で大きなストレスを感じますよね。
当院にも耳鳴りの症状で来られる方が多くいらっしゃいます。
今回は、そんなつらい耳鳴りを改善するのに効果が期待できるセルフケア「鳴天鼓(めいてんこ)」をご紹介します。
鳴天鼓は、昔から耳鳴りやめまいの改善に使われてきた健康法で、自宅で簡単にできるマッサージのようなものです。
この記事を読めば、耳鳴りの原因や、鳴天鼓のやり方と効果、そして行う際の注意点まで理解することができます。
ぜひ最後まで読んで、耳鳴り改善にお役立てください。
耳鳴りとは?
耳鳴りとは、周囲に音がないにもかかわらず、耳の中で音が聞こえる状態のことです。
聞こえる音は人それぞれで、「ゴー」「ザー」といった低い音や、「キーン」「ピー」といった高い金属音など、様々な音がします。
人口の10~15%に見られるといわれ、多くの人が耳鳴りに悩まされています。
耳鳴りの原因
耳鳴りの原因は、主に内耳の異常と考えられています。
内耳は、音を感知する重要な器官です。
内耳の血流が悪くなったり、機能が低下したりすることで、耳鳴りが起こると考えられています。
その他にも、加齢、疲労、ストレスなども耳鳴りの原因として考えられます。
耳鳴り改善のセルフケア「鳴天鼓(めいてんこ)」とは?
鳴天鼓とは、後頭部にある骨の出っ張った部分(乳様突起)を指で弾くことで、耳鳴りを改善する健康法です。
頭の中でトントンと太鼓を叩く音が響くことから、「鳴天鼓」と呼ばれるようになったといわれています。
鳴天鼓を行うことで、頭部全体の血流がアップし、内耳の機能改善が期待できます。
鳴天鼓のやり方
鳴天鼓のやり方はとても簡単です。以下の4つの手順で行います。
- 両手で耳の穴をふさぐようにし、指先を後頭部に置きます。
- 両手の人差し指を中指の上に置きます。
- 少し力を入れ、人差し指をこすりながら弾くようにして、下へポンポンと後頭部を叩きます。
- これを30回繰り返します。
文章だけではちょっと分かりづらいかもしれません。
こちらの動画で鳴天鼓のやり方を解説していますので、参考にしてみてください。
【YouTube】【実践】耳鳴りの治し方 セルフケアを紹介します
コツ
- 中指を支点にすることを意識しましょう。
- 人差し指で後頭部を弾き、頭の中に振動を与えます。
- 叩く強さは、軽くトントンと叩くぐらいで大丈夫です。
注意点
- 手で耳を強くふさがないようにしましょう。耳を強くふさいでしまうと、鼓膜に負担がかかってしまう可能性があります。
- 30回を1セットとし、1日に数セット行いましょう。
耳鳴りが気になるときに行ってもOKです。
鳴天鼓を行うおすすめの時間帯
東洋医学では、体の働きと時間の関係を表した考え方があり、それを「子午流注(しごりゅうちゅう)」といいます。
子午流注によると、17時から19時は耳と関係が深い臓器が活発になる時間帯です。
そのため、17時から19時の間に鳴天鼓を行うのが最も効果的といわれています。
鳴天鼓の効果
鳴天鼓は、耳鳴りの改善だけでなく、めまいや物忘れ、眼精疲労などにも効果的といわれています。
これらの症状でお悩みの方も、ぜひ試してみてください。
まとめ
今回は、耳鳴り改善のセルフケア「鳴天鼓」をご紹介しました。
鳴天鼓は、いつでも簡単にできる健康法です。
ぜひ、今日から実践してみてください。
武蔵小杉鍼灸接骨院では、内耳の血流を改善する鍼灸治療も行っております。
セルフケアと合わせて行うとより効果的ですので、耳鳴りでお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
武蔵小杉鍼灸接骨院
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