睡眠障害や不眠の悩みを根本から改善するために、寝つきの悪さや眠りの浅さといったタイプ別の症状と、五臓(肝・心・脾・肺・腎)のバランスを整える伝統的な鍼灸治療の仕組みを解説する石丸院長

睡眠

【実録】不眠・睡眠障害を根本改善!東洋医学の五臓で紐解く鍼灸治療

みなさん、こんにちは。 武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。 本日もブログをお読みいただきありがとうございます。

本日は、当院でも非常に多くの患者さんからご相談をいただく「睡眠障害や不眠に対する当院の鍼灸治療」についてお話ししていきます。

統計によると、日本人の5人に1人が睡眠について何らかの悩みを抱えていると言われています。ひとことで睡眠の悩みと言っても、寝付きが悪い、眠りが浅い、夜中に何度も目が覚める、寝ても寝ても眠たいなど、そのお悩みは人によって様々です。

今回は、これらの睡眠トラブルを東洋医学の視点からどのように分類し、当院でどのような根本治療を行っているのかを詳しく解説していきます。

睡眠の悩みは五臓(内臓)からのアラーム

当院では、伝統的な東洋医学の理論に基づいて施術を行っています。東洋医学では、人間のあらゆる健康を支える5つの臓器(五臓:肝・心・脾・肺・腎)のつながりを非常に大切にしています。

睡眠障害や不眠の症状も、この五臓のどこが弱っているかによって現れ方がきれいに分かれます。

・寝ても寝ても眠い = 「肝(かん)」の症状 ストレスや怒りの感情と深く結びついているのが肝です。日頃のストレスが溜まりすぎると肝のバランスが崩れ、いくら寝ても疲れが取れずに眠気が続く状態になりやすくなります。

・夢をたくさん見て目が覚める = 「心(しん)」の症状 脳や精神の安定と深く関わっているのが心です。ここが興奮して熱を持つと、夜中に一晩中夢を見続けてしまい、脳が休まらずにハッと目が覚める原因になります。

・布団に入っても寝付きが悪い = 「脾(ひ)」の症状 東洋医学でいう消化器系(お腹)全般を専門に担当しているのが脾です。「お腹の調子が悪いのに、毎日ぐっすり熟睡できる」ということはなかなかありません。お腹がしっかり調っているからこそ、安心して深く眠れるのです。

・眠りが全体的に浅い = 「肺(はい)」の症状 呼吸器や自律神経、お肌のバリア機能を司っているのが肺です。肺の機能が落ちて呼吸が浅くなると、夜間のリラックスモードへの切り替えがうまくいかず、眠りそのものが浅くなってしまいます。

・夜中にトイレで何度も起きる = 「腎(じん)」の症状 水分代謝や泌尿器系、生命力の土台を司っているのが腎です。寒さや加齢、冷えなどによって腎が弱ると、夜中の尿意をコントロールできなくなり、睡眠が細切れになってしまいます。

眠りだけを見ず、全身の症状を総合的に治療する

当院の鍼灸治療における一番の特徴は、単に「眠るための施術」をするのではなく、お体の調子や他に抱えている不調を丸ごと総合的に見ていく点にあります。

例えば、寝付きが悪くて悩んでいる「脾(お腹)タイプ」の患者さんの場合、睡眠のツボだけでなく、同時にお腹の調子をしっかりと引き上げるツボを組み合わせて使用します。お腹が内側から元気になるにつれて、連動するように寝付きの悪さもスーッと解消されていきます。

また、寝ても眠いという「肝(ストレス)タイプ」の患者さんであれば、肝のツボを使って高ぶった気持ちを優しく落ち着かせ、自律神経をリラックスさせることで眠りの質を高めていきます。

このように、睡眠の悩みと体の調子は常に一枚の表裏として繋がっています。全身を総合的に調えて健康な状態へと導くことこそが、長引く不眠を根本から解決するための最大の近道です。

まとめ

当院における睡眠障害・不眠治療のポイントは以下の通りです。 ・睡眠の悩みは、東洋医学の「五臓」のどこが乱れているかによって原因が異なる ・寝付きの悪さは「お腹の弱り」、眠りの浅さは「自律神経の乱れ」が背景にある ・夜中のトイレによる中途覚醒は、水分代謝を司る「腎」の低下が主な原因 ・眠りだけを追うのではなく、全身の調子を総合的に見てツボを使い分ける

ご自身の不眠がどのタイプから来ているのかを知り、お体そのものを元気に変えていくことで、毎晩自然と深い眠りにつけるようになっていきます。

以前ご紹介した「冬の正しい睡眠方法(頭寒足熱を作る北枕のメリット)」や「夜間頻尿のツボ(腰の腎兪とお腹の水分)」なども、睡眠の質をワンランク高めるために深く繋がっている大切な養生法ですので、ぜひ合わせて参考にしてください。

武蔵小杉で睡眠障害や長引く不眠、寝不足による疲労にお悩みの方へ

「お薬を飲まないと眠れなくて不安が募っている」「朝起きた瞬間から体がガチガチに重く、毎日が辛い」という方は、ぜひ一度当院へご相談ください。 当院の鍼灸施術では、伝統的な東洋医学の見極めによって、お一人おおひとの不眠の根本原因(五臓の乱れ)を丁寧に見つけ出します。全身のツボを使って自律神経を内側から優しく調えることで、お薬に頼りすぎず、朝までぐっすりと深く眠れる健やかなお体作りを全力でサポートいたします。

👉 睡眠・自律神経ケアの詳細はこちら https://musako-hari.com/price

体の芯や骨の奥から冷える症状を改善するために、温める力を補充する腰のツボ「命門(めいもん)」の位置をひじの高さから正確に探し出し、カイロを横向きに貼るポイントを実演する石丸院長【実録】体の芯から温まるカイロの場所!プロが勧める「骨の冷え」を溶かすツボ前のページ

【実録】夜中の3時〜5時に目が覚める原因!鍼灸師が教える「肺」の不調と快眠ツボ次のページ夜中の3時から5時の間に目が覚めてしまう中途覚醒の原因として、東洋医学の肺の機能低下を解説し、お腹を落ち着かせる白い食材や、足の裏の「失眠(しつみん)」、手首の「太淵(たいえん)」のツボの温め方を実演する石丸院長

ピックアップ記事

  1. 【9割の人が知らない】喉の痰のへばりつきを解消する意外な調味料とは?
  2. 【頻尿】夜間、日中合わせて悩んでる方は1日10粒〇〇食べてください!!
  3. 【痰】たったの《30秒》で喉に絡んだ痰をスムーズに出すツボを紹介します。
  4. 【後鼻漏】1日3回試してみて!!喉に張り付く痰を取り除くツボを紹介します。
  5. 【9割の人が知らない!】後鼻漏を悪化させる意外な原因とは?|武蔵小杉鍼灸接骨

関連記事

  1. 寝付きの悪さや途中で目が覚める睡眠の悩みを改善するために、かかとの中央にあるツボ「失眠(しつみん)」の位置と指圧法、ホット専用ペットボトルを使った安全な温灸ケアを実演して解説する石丸院長

    ツボ

    【実録】不眠・夜中の目覚めを解消!鍼灸師が教える快眠特効ツボ「失眠」とペットボトル温灸

    みなさん、こんにちは。 武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。 本日も…

  2. 夜中の3時から5時に起きてしまう中途覚醒を解消するために、肺の機能を高める白い食材(山芋、レンコン、大根)の摂取を推奨する石丸院長

    睡眠

    【実録】夜中の3時〜5時に目が覚める人必見!中途覚醒を解消する食べ物3選

    みなさん、こんにちは。 武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。 本日も…

  3. 夜中に何度も目が覚めてしまう中途覚醒を改善するために、東洋医学の肝の弱り(深夜1時〜3時の体内時計)やストレスとの関係、かかとにある快眠のツボ「失眠(しつみん)」をペットボトル温灸で温めるセルフケアを解説する石丸院長

    睡眠

    【実録】夜中に何度も目が覚める!鍼灸師が教える中途覚醒の原因(深夜1時〜3時の肝のSOS)と失眠温灸…

    みなさん、こんにちは。 武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。 本日も…

  4. 白湯

    【自律神経の乱れに】白湯で不眠解消!効果的な飲み方&作り方|武蔵小杉鍼灸接骨院

    「最近、寝つきが悪い」「日中だるい」「イライラしやすい」…

  5. 耳を温めることで副交感神経を優位にし、新部体温を下げて深い眠りへと導くナイトミンの使用法を解説する石丸院長

    睡眠

    【実録】耳につけるだけで熟睡!睡眠の質を劇的に変える「耳温活」のすすめ

    みなさん、こんにちは。 武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。 本日も…

  6. 白湯

    【武蔵小杉 鍼灸接骨院】寝つきをよくする飲み物|レモン白湯で不眠解消!

    「夜なかなか寝付けない…」「朝起きてもスッキリしない…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. 白湯

    【自律神経失調症】絶対飲んでほしい飲み物と効果的な飲み方をご紹介!!
  2. 唾液過多症を解消するツボ押しを解説する武蔵小杉鍼灸接骨院の石丸院長

    ツボ

    【唾液過多症】口に溜まってしまう唾液を解消するツボを紹介します。
  3. 逆流性食道炎の症状を和らげる「左下にして寝る姿勢」を実演解説する武蔵小杉鍼灸接骨院の石丸院長

    胃腸・消化器系

    【逆流性食道炎】寝る時の向きはどっち?胃酸の逆流を防ぐ「左下の法則」とNGな姿勢…
  4. 慢性的な疲れを解消するために、ビタミンやタウリンが豊富な豚肉、キウイ、牡蠣の摂取を推奨する石丸院長

    自律神経

    【実録】疲れが取れない人必見!鍼灸師が勧める疲労回復の最強食材3選
  5. 食べても食べても空腹感があるときに胃の機能を高めて食欲を落ち着かせるお腹のツボ「中脘(ちゅうかん)」の位置とおへそからの測り方を解説する石丸院長

    ツボ

    【実録】食べすぎ・異常な食欲を抑えるツボ!胃の働きを整える「中脘」の温め方
PAGE TOP