みなさん、こんにちは。
神奈川県川崎市武蔵小杉駅で鍼灸接骨院をやっております、武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。
本日もブログをご覧くださいまして、ありがとうございます。
今回は『後鼻漏が悪化する生活習慣5選』こちらを紹介していきます。
このブログを読んでいただければ、後鼻漏が悪化する生活習慣が分かると思いますので、後鼻漏で悩んでいる方は是非最後まで読んでいってください。
ブログの流れとしましては、まず最初に後鼻漏の説明、次に後鼻漏の原因、最後に後鼻漏が悪化する生活習慣5選の順で進めていきます。
前半は過去のブログで説明していることと被っていますので、他の後鼻漏のブログを読んだことがある方や後鼻漏が悪化する生活習慣だけを知りたい方は最後の項目だけお読みください。
後鼻漏とは
まず初めに後鼻漏とはですね。
後鼻漏とは鼻水が喉の後ろの方に流れてくる状態ですね。鼻水が前に流れてくるのを前鼻漏、喉の方(後ろ)に流れてくるものを後鼻漏と言います。
喉の奥の方にドロドロしたものが張り付いている不快感や、粘り気のある痰、口臭などが症状として出ている方もいます。
症状としてよく相談されるのは、喉の奥の方にネバネバしたものが張り付いていて気持ち悪いや、ドロッとしたものが鼻から喉に流れてきて気持ち悪いなどの不快感が多いですね。
症状がひどいと夜も眠れなかったり、流れる鼻水の量が多くて食事がとりにくいこともあります。
後鼻漏の東洋医学的な原因
では次に後鼻漏の原因についてですね。
後鼻漏の原因の1つとして東洋医学では《お腹の弱り》が関係すると考えます。
東洋医学の考え方として五臓の働きというものがあります。
五臓とは肝臓、心臓、脾臓、肺、腎臓の5つで五臓と呼びます。
この中でお腹の機能を指すのは【脾】、つまりこの脾の機能が弱ることによって後鼻漏の症状がでたり、元々後鼻漏がある方はより悪化するケースがあると考えます。
ここからは、より詳しく東洋医学的な後鼻漏を解説していきます。
東洋医学では『脾は痰を発生させる源であり肺は痰を貯蔵する器である』という言葉があります。
本来、体内で必要な水分は胃の機能によって作られ、それが肺へ送られて全身に分配されると考えられています。この時、胃の機能の調子が悪いと水分の消化吸収が上手くいかずに痰が作られやすくなります。
先ほど説明した五臓は、各臓器の名前の付いたツボに関連の深い気候や感情、季節、時間、植物、関節など、それぞれ割り振られているものがあり、肝=木 心=火 脾=土 肺=金 腎=水との関係が深いと言われています。
後鼻漏の原因の脾は土と関係が深く、土は水はけが悪いとドロドロになったり水たまりができたりするじゃないですか。
脾のイメージはそんな感じなので、体内の土として考えます。
ですから、ドロドロになった土が痰というような見方をします。
つまりお腹の調子が悪いと、脾の調子が悪いため痰が溜まりやすく後鼻漏の症状が出やすくなるというわけですね。
この脾が弱った状態を【脾虚】(ひきょ)って言います。
脾虚の方に多い他の症状としては
- 疲れやすい
- お腹が張る
- 食欲がない
- 空腹感が無い
- 口内炎
- 体が重怠い
- 日中眠気が出る
- 内出血しやすい
などです。特に食後に後鼻漏の症状が悪化する方は、この脾虚タイプの可能性が高いですね。
これが後鼻漏の原因の1つ、お腹が弱いタイプになります。
後鼻漏が悪化する生活習慣5選
ではここからは、後鼻漏が悪化する生活習慣5選の説明をしていきたいと思いますね。
基本的には先ほど説明した、脾の機能が弱らないようにするイメージですね。
後鼻漏が悪化する生活習慣
①冷たい物
冷たい食べ物や冷たい飲み物は、お腹を冷やすと言われています。
お腹が冷えることは、胃の機能を担っている脾を冷やすこととなり結果的に胃の働きも低下します。
なるべくアイスなどの冷たい物や冷たいアルコールを控えるといいですね。
外食の時に出されるお水も、氷を抜いてもらうなど工夫していただいて、なるべく冷たい物を取らないようにしてください。
②油っこい物
東洋医学では痰のことを【痰湿】(たんしつ)と言ったりするのですが、痰湿とは一言で言うと水の停滞ですね。
水分代謝が滞り、体内に余分な水分が溜まります。その溜まった水分が蓄積していくことで痰となり、痰が集まってできた状態を痰湿と言います。
油っこい食べ物や味の濃い食べ物は体内に熱を作ると考えられているので、サラサラ流れていた水分が蒸発してドロドロした水分になっていき、結果として痰湿が作られるイメージですね。
ですので、普段から油っこい物や味の濃いものを控えるようにしていただくといいと思います。
③早食い
早食いなのですが、より詳しく言うと《噛まない》ことが胃に負担をかけて後鼻漏が悪化しますね。
食事をするときに、ほとんど口で噛まずに飲み込んでしまうことで唾液による消化がされないため他の消化器に負担をかけることとなります。
熱い物や冷たい物を急いで食べてしまうことでも胃に負担が増えると言われています。
口でよく噛むことで唾液の分泌を促し、唾液の持つ消化機能が利用できることと、よく噛んでいる間に食べ物が胃に適した温度になるため胃の負担を減らせると考えられています。
その他にも、唾液の分泌によって胃の消化酵素も出やすくなります。
具体的には30回噛むことが推奨されていますが、どうしても時間が無くて急いで食べないといけない時には最初のひと口目だけでもしっかり30回噛んで飲み込むようにしてください。
そうすることで、その後の咀嚼でも唾液が出やすくなります。
できることならば、最初から最後までよく噛んで食事を終えるのが理想的です。
④運動不足
後鼻漏の原因でも紹介しましたが脾は土の性質なんですね。
イメージは体の中の土です。痰がいっぱいできるっていうのは、この体の中の水はけが悪かったりして土がドロドロになってたり水たまりができるっていうイメージなんですね。
この土の水はけを良くするには普段から運動して体を活発に動かすことで体に溜まった水分を出して汗をかくとともに、体内の水や血をめぐらすことがとても有効と言われています。
普段から体を動かす癖をつけ、日々軽い運動を取り入れてみてください。
運動の内容はそこまでハードじゃなくても大丈夫です。
少々疲れを感じるくらいの運動量で、疲れを次の日に残さないようにしっかりと睡眠をとれるくらいで大丈夫です。
⑤水分の取りすぎ
水分を過剰に摂取することで、体の中で上手く循環しきれなかった水が痰に変化すると言われているので、水分の取りすぎには注意ですね。
どれくらいの水分を取ったらいいのかは人によって変わってきますので、はっきり言えないです。
過去にYouTube⇒水は2ℓ飲んだ方がいいのか?どういう人が2ℓ飲んだ方がいいのかという動画で、その人に必要な1日の水分量についても説明していますので、気になる方はチェックしてみてください。
まとめ
まとめますと、後鼻漏を悪化させる生活習慣5選は
- 冷たい物の取りすぎ
- 油っこい、味の濃い食事
- よく噛まない早食い
- 運動不足
- 水分の取りすぎ
これらが後鼻漏を悪化させる原因にもなりますので、後鼻漏でお困りの方は気を付けていただければいいなと思います。
⇓⇓後鼻漏の方におススメなセルフケアをご紹介しています⇓⇓
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本日は後鼻漏を悪化させる生活習慣5選の解説でした。