みなさん、こんにちは。
神奈川県川崎市武蔵小杉駅で鍼灸接骨院をやっております武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。
いつもブログをご覧くださって、ありがとうございます。
本日は身体を温めるお茶、冷やすお茶について解説していきます。
温かいお茶は身体を温めたり、冷たいお茶は身体を冷やすイメージがあると思いますが、温度の問題だけではなくお茶の種類によっても身体を温めたり冷やしたりする効果があります。
あまりそういった観点でお茶の種類を選んで飲まれている方は少ないのではないかな?と思いましたので、本日はこちらについて書いていきますね。
目次
温める・冷やす
東洋医学では、物事を陰と陽に分ける考え方があります。
物事はなんでも陰と陽に分けることができるという考え方ですが、これは食べ物や飲み物にも当てはまります。
陰は冷やす、陽は温めるということになりますので、陰が強い食べ物は身体を冷やすもの、陽が強い食べ物は身体を温めるものと考えます。
これは、冷たい飲み物だから陰というわけではなく、お茶の種類で変わってきます。(もちろん温度でも温める、冷やすにつながってはきますが、今日はお茶の種類で話を進めていきます)
陰陽をお茶に当てはめる
陰と陽の考え方についてですが、ざっくりいうと、夏場の暑い時期に旬をむかえる食べ物や夏によく飲む飲み物は陰性が強く身体を冷やすと考えています。
逆に寒い冬の時期にとれる野菜や冬によく食べるようなものは、陽性が強く身体を温める作用があると考えます。
この考え方をお茶に当てはめると、これもまたざっくりとなんですが、お茶自体は陰性の強い飲み物と考えます。緑茶や夏場に飲む麦茶なんかは陰性なので身体を冷やす作用があると分類します。
緑茶の中には玉露や煎茶も含まれますが、これらも陰性で身体を冷やす作用があると考えますね。
それでは、お茶の中で陽に分類される身体を温めるお茶は何かといいますと、発酵している紅茶や鍋で炒っているほうじ茶ですね。
鍋で炒ることによって熱が加えられるとともに、水分が蒸発して減りますので陰性が減り陽性が強くなる感じですね。
また、発酵も陽性を強めるので身体を温めるお茶になります。
お茶の陰陽を生活に生かす
緑茶や麦茶は冷やす、ほうじ茶や紅茶は温めるお茶にも陰陽があることが分かったら、これをどのようにして活用していくのかといいますと、その方の体質だったり、その時の季節や何と一緒に食べるのかなどのバランスを考えて選んでいくのがいいのかなと思います。
具体的には、陰性の麦茶や緑茶と組み合わせる食べ物は、陽性の強い陽の食べ物を食べるときに組み合わせるのがバランス的に丁度いいと思います。陰性の飲み物に、陰性の食べ物を組み合わせると身体を冷やしてしまうことになります。なので、陰性の飲み物は陽の食べ物と一緒にとるといいですね。
具体的に陽性の食べ物というのは、肉類やチーズ、塩味の強い食べ物などです。こういった食べ物を食べるときは、陰性のお茶を選んで飲んでいただくと陰陽のバランスがとれていいですね。
反対にほうじ茶など、陽性の強いお茶と組み合わせるといいのは陰性の食べ物になりますので、具体的にはナスやトマト、アイスや甘い物などです。甘い食べ物は身体を冷やすといわれているので、陰性の食べ物になります。ナスやトマトは夏野菜なので陰性が強いですね。こういった陰性の食べ物には、陽性の飲み物を組み合わせていただくのがバランスがとれていいと思います。
また、冷え症など体の中に冷えがある場合は、陽性の飲み物を飲むことで身体に陽を取り入れて冷えの対策をするのがおすすめです。
食べ物、飲み物でこれだけ摂っておけば大丈夫です!!なんていうものはなくて、先ほども書きましたが体質だったり、季節、一緒に食べるものとのバランスが重要になります。
食べ物や飲み物の陰と陽は、調べてみるとなかなか面白いですので、気になる方は調べてみてください。
まとめ
お茶には身体を温める作用が強い陽性のお茶と、身体を冷やす陰性のお茶があります。
《お茶》自体は陰性の飲み物になりますが、その中でも陰性が強い、陽性が強いと分けることができます。
緑茶や麦茶は陰性で、身体を冷やす作用があるため、夏場に飲んでいただいたり、塩味が強いしょっぱい食べ物と一緒に飲んでいただくとバランスがとれます。
ほうじ茶や紅茶はお茶の中でも陽性のお茶で、身体を温める作用があります。
ですので、身体を冷やす作用のある陰性の食べ物と一緒に飲んでいただくのがおすすめです。陰性の食べ物は夏野菜や甘い物などです。
食べ物との食べ合わせだけでなく、体質や季節で飲むお茶を変えていくのがいいですね。
本日は、身体を冷やすお茶・温めるお茶について解説していきました。
体の深部から温めてくれる【生姜白湯の作り方】を紹介します。準備する物は3つ!