「夜中に目が覚めてしまう…」
そんな悩みをお持ちのあなたへ。実は、夜中の1時~3時に目が覚めるのは、東洋医学的に見ると「肝」の機能低下が原因かもしれません。
今回は、東洋医学の視点から、1時~3時に目が覚める原因やタイプ別の対処法、そしておすすめのツボについて詳しく解説していきます。
なぜ1時~3時に目が覚める?東洋医学の「子午流注」とは
東洋医学では、体の働きと時間の関係を表す「子午流注(しごるちゅう)」という考え方があります。子午流注では、1日24時間を12分割し、それぞれの時間に特定の臓腑が活発に活動するとされています。
そして、1時~3時は「肝」の時間。肝は、血液を貯蔵したり、解毒作用を担ったり、自律神経のバランスを整えたりと、重要な役割を担っています。
この肝の機能が低下していると、夜中の1時~3時に目が覚めやすくなると言われています。
1時~3時に目が覚める人のタイプ
1時~3時に目が覚める人には、主に以下の2つのタイプがあります。
1. 血虚タイプ
- 血液不足の状態
- めまいや立ちくらみ、顔色が悪い、爪が割れやすい、髪が抜けやすいなどの症状
- 舌の色が薄い
- 原因:生理や出産、目の使いすぎなど
2. 瘀血タイプ
- 血行不良の状態
- 目の下のクマ、顔色が暗い、肩こり、冷えやすいなどの症状
- 舌の色が暗い、舌の裏の血管がボコボコしている
- 原因:冷え性、ストレス、運動不足など
タイプ別の対処法
それぞれのタイプに合った対処法を行うことが重要です。
1. 血虚タイプの対処法
- 目の使いすぎに注意する
- 血液を作るのに必要な栄養素を含む、赤い食材を積極的に摂る
- トマト、イチゴ、人参、クコの実、レバーなど
2. 瘀血タイプの対処法
- 生活習慣を見直す
- 脂っこいもの、味の濃いもの、冷たい飲み物を控える
- 適度な運動をする
- ウォーキング、ヨガなど
おすすめのツボ
肝の機能を整えるツボとして、足の「太衝(たいしょう)」がおすすめです。
足のツボ「太衝」の位置
太衝は、足の甲、親指と人差し指の骨の間にあるツボです。
ツボの押し方など、詳しくはこちらををご覧ください。
【YouTube】【太衝】ツボの正しい探し方。手順は3つ!実際にやりながら説明します!
他の時間帯に目が覚める場合
- 3時~5時に目が覚める場合は、肺の機能低下が考えられます。当てはまる方はこちらも参考にしてみてください。
【東洋医学で解決】夜中の3時~5時に目が覚める原因と対処法|武蔵小杉の鍼灸院が解説
最後に
夜中に目が覚めてしまうのは、辛いものです。
しかし、原因とタイプを理解し、適切な対処法を行うことで、ぐっすり眠れるようになる可能性があります。
ぜひ、今回の内容を参考に、質の高い睡眠を目指しましょう。
武蔵小杉鍼灸接骨院では、不眠でお悩みの方へ、鍼灸治療や生活習慣のアドバイスなど、一人ひとりに合わせた施術を行っております。お気軽にご相談ください。
武蔵小杉鍼灸接骨院
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