みなさん、こんにちは。
神奈川県川崎市武蔵小杉駅で鍼灸接骨院をやっております、武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。
本日もブログをご覧くださり、ありがとうございます。
今回はですね、慢性疲労症候群を解消するツボを紹介します。
このブログを読んでいただければ
- 強い倦怠感
- 微熱
- 頭痛
- 筋肉痛
- 関節痛
- 脱力感
- 思考力の低下
- 抑うつ症状
などを伴う、つらい慢性疲労症候群を解消するツボが分かります。
日常的に慢性疲労症候群の症状でお困りの方は、ぜひ最後まで読んでいってください。
目次
慢性疲労症候群を解消するツボだけを知りたい方は、目次にリンクが貼ってありますのでそこからすぐに読めます。
慢性疲労症候群の説明
まずは、慢性疲労症候群とはですね。
慢性疲労症候群とはどんな状態なのかといいますと、日常生活に影響が出るほどの強い倦怠感、慢性的な疲労感が休養しても回復せず、そんな状態が6ヵ月以上も続いている状態です。
この、慢性疲労症候群の症状としましては、冒頭でも述べましたが強い倦怠感、微熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、脱力感、思考力の低下、抑うつ症状、このような症状がでてきますね。
上記のような症状で病院で検査をしても原因が分からなかったり、病院にかかるほどではないけれど疲労感が長期間とれない場合は、慢性疲労症候群の可能性も考えられます。
慢性疲労症候群の東洋医学的な原因
ここからは、慢性疲労症候群の原因について説明していきますね。
一般的には、慢性疲労症候群の原因は不明と言われています。
原因の可能性として挙げられているのが
- 生活環境
- ストレス
- 感染症
- 免疫異常
- 内分泌系の異常
などです。原因がはっきりと分からないため、多方面からの身体への負担が考えられていますね。
それでは、この慢性疲労症候群の原因を東洋医学で考えるとどうなるかといいますと【気の不足】が原因と考えます。
東洋医学で考える【気】というのは、人体を構成し、生命活動を維持する物質と考えているんですね。
この【気】が不足すると、組織や器官の働きが落ちます。
組織や器官の働きが落ちることで、感染症に弱くなっていたり、ホルモンの分泌が正常に働かなかったりしますので、倦怠感や無力感が出ることにつながってきます。
東洋医学では、気の不足している状態を【気虚】(ききょ)と呼びます。
つまり、慢性疲労症候群は慢性的に気虚な状態になってしまっていることで起こると考えられています。
慢性疲労症候群に効果的なツボ
それでは、本日のメインでもあります慢性疲労症候群を解消するツボの紹介に移ります。
今回紹介する、慢性疲労症候群を解消するツボは、先に説明した気の不足を解消するツボの紹介になります。
ツボの名前は【気海】(きかい)です。
気に海と書いて【気海】、気とは元気の元、海は集まるという意味があります。
気海のツボの効果は《補気》(ほき)といって、足りなくなった気を補充する効果のあるツボですね。
慢性的に気が不足している、慢性疲労症候群にはピッタリなツボです。
そんな気補充してくれる気海の場所は
- 全正中線上
- お臍(の中心)から1寸5分下(1寸=親指の幅)
になります。
それでは実際に探していきます。
まずは《全正中線》ですね。全正中線とはこちらの赤いラインです。鼻のてっぺんとお臍を結ぶ、身体の正面のラインです。
そして、1寸は親指の幅になりますので、1寸5分は親指1.5本分になります。
まずは、お臍の位置を確認します。
そうしましたら、お臍の中心に親指をあてて…
1寸5分(1.5本分)下に下がります。
そこが気海の場所になります。
ツボの使い方
気海は温めるのがおすすめです。
温め方は、以前紹介しましたペットボトル温灸が簡単にできて、いいと思います。
ペットボトル温灸の作り方
まずは、空のペットボトルに水を1/3入れます。
※注意!! 必ず、水から入れてください!ホット専用ペットボトルでも、熱湯を入れると変形する恐れがあります。
安定した場所で、残りの2/3に沸騰直前のお湯を注ぎます。
※注意!! ペットボトルの注ぎ口は狭いので、こぼさないように平らな安定した場所にセットしてください。万が一こぼれても、やけどしないように注意してください。
お湯をいれたら、蓋を閉めて振ります。
これで、ペットボトル温灸の完成です。
火も使わないので煙もなく、とても簡単にできますので、お灸をやったことがない方でもやりやすいのではないかなと思います。
関連記事⇒【ペットボトル温灸】火を使わない、煙も出ない、お手軽簡単なお灸を紹介します。
ペットボトル温灸が準備できましたら、気海に当てていきます。
キャップを持ち、ペットボトルの底の部分を気海に当てます。
当てて温かいなと感じたら、離します。
離してから5秒ほどたったら、また気海にペットボトル温灸を当てて、温かいなと感じたら離すというのを5回繰り返します。
5回やれば十分ですね。
気海が温まっているのを感じられると思います。
この5回1セットを、火傷に気を付けて、1日1回やってみてください。
すぐに効果は出ませんが、毎日続けていくと少しづつ効果が体感できると思います。
ぜひ、試してみてください。
まとめ
慢性疲労症候群は、倦怠感などのさまざまな症状が、半年以上続く状態のこと。
東洋医学では【気虚】が原因と考えている。
効果的なツボは気海。気海は足りなくなった気を補充してくれるツボ。
気海は温めるのが向いているツボなので、ペットボトル温灸で温めるのがおすすめ。
1日1回、1セットを毎日続けることが大切。
本日は、慢性疲労症候群解消におススメのツボを紹介していきました。