「春眠暁を覚えず」とはよく言ったもので、春は日中も眠気に襲われやすい季節。 冬に比べて暖かくなり、過ごしやすいはずなのに、なぜか疲れが取れない、だるい、眠い…と感じている方も多いのではないでしょうか?
実は、春に眠くなるのには、ちゃんとした理由があるんです。 今回は、武蔵小杉鍼灸接骨院の鍼灸師が、春の眠気の原因やその対策について詳しく解説していきます。
なぜ春は眠い? 3つの原因
春に眠気が強くなる原因は、主に以下の3つが考えられます。
- 寒暖差 春は、冬のように寒い日もあれば、夏のように暑い日もあるなど、1年を通して寒暖差が最も激しい季節。 気温の変化に体がついていけず、自律神経のバランスが乱れやすくなります。 自律神経が乱れると、体のリズムも崩れ、夜寝つきが悪くなったり、日中に眠くなったりしてしまうのです。
- 環境の変化 春は、入学、卒業、就職、異動など、生活環境が大きく変化する時期。 新しい環境に適応しようと、体は緊張状態になり、自律神経の交感神経が優位になりがちです。 その結果、夜になってもリラックスできず、寝つきが悪くなったり、睡眠の質が低下したりします。 睡眠不足が続くと、日中の眠気や倦怠感に繋がってしまうのです。
- 肝の不調 東洋医学では、春は「肝」と関連が深いと考えられています。 肝は、自律神経のバランスを整えたり、ストレスを解消したり、血液を貯蔵したりする働きを担っています。 春の環境変化によるストレスや、寒暖差による体の負担は、肝に負担をかけやすく、肝の機能が低下すると、イライラしやすくなったり、眠りが浅くなったりすると言われています。
春の睡眠のコツ
春の眠気を解消するためには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか?
ポイントは、太陽のリズムに合わせて生活することです。
冬から春にかけて、日の出は早くなり、日の入りは遅くなっていきます。 この変化に合わせて、冬よりも少し遅めに寝て、少し早めに起きるように心がけましょう。 「少し」とは、30分程度を目安に調整するのがおすすめです。
春の眠気に効く食べ物
春に積極的に摂りたいのは、肝の働きを助ける「酸味」のある食べ物です。
特に、旬を迎える柑橘類がおすすめです。 甘夏、デコポン、伊予柑などを積極的に食べましょう。
甘夏, デコポン, 伊予柑
眠気を解消するツボ
東洋医学では、体の不調を改善するために、ツボを刺激する方法があります。 春の眠気に効果的なツボを2つご紹介します。
- 失眠(しつみん) かかとの裏の中央にあるツボ。 その名の通り、眠りのツボと言われ、不眠の改善に効果が期待できます。 温かいペットボトルや「あずきのチカラ」などで温めると良いでしょう。
- 太衝(たいしょう) 足の甲、親指と人差し指の骨が交わる所から、やや指先よりにあるツボ。 肝の働きを整える効果があり、春の眠気やイライラに効果が期待できます。 優しく押したり、お灸をしたりしてみましょう。
ツボの押し方やお灸のやり方については、過去の動画でも紹介していますので、参考にしてください。
最後に
今回は、春の眠気の原因と対策についてご紹介しました。
「最近、なんだか眠くて仕方がない…」と感じている方は、ぜひ今回の内容を参考に、生活習慣や食生活を見直してみて下さい。
それでも眠気が改善しない場合は、お気軽に武蔵小杉鍼灸接骨院にご相談ください。 患者様一人ひとりの状態に合わせた施術で、春の眠気を解消し、快適な毎日をサポートいたします。
武蔵小杉鍼灸接骨院では、その他にも様々な症状に対応しております。 お身体の不調やお悩みがあれば、お気軽にお問い合わせください。
武蔵小杉鍼灸接骨院
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