みなさん、こんにちは。
神奈川県川崎市武蔵小杉駅で鍼灸接骨院をやっております武蔵小杉鍼灸接骨院 院長の石丸です。
本日もブログをご覧くださり、ありがとうございます。
今回は【めまいのツボ】こちらを紹介していきます。
目次
日頃からめまいの症状で悩んでいる方は是非最後まで動画をご覧ください。
お急ぎの方は、まとめだけでも読んでいただければお力に慣れると思います。
目眩(めまい)とは
まずは、めまいとはですね。
めまいとは『目が回るような感覚がある症状があること』ですね。基本的には、その症状にも個人差があり原因も人によって大きく変わります。
そんな目眩の種類は
- ぐるぐると回る回転性のめまい
- ふわふわと浮いているような浮動性のめまい
- クラっとするような立ちくらみのようなめまい
ほとんどは、この3種類に分かれます。(時々、高いところから落ちるような感覚や視界だけが回ったり歪んだりするという方もいらっゃいますね)
それぞれ症状が異なる分、主な原因も変わってきます。
めまいの原因
回転性の目眩
回転性のめまいは、自分が動いていないのにも関わらず天井や壁がぐるぐる回っているようなめまいのことをいいますね。
この回転性のめまいの原因は耳に原因があることが多く、メニエール病、耳鳴り、突発性難聴などの症状と一緒にでることもあります。
浮動性の目眩
次に、ふわふわと浮いているような感覚の浮動性のめまいですね。
身体かふわふわ浮いているような感じや、あるいはゆらゆら揺れているような感じのめまいです。
このタイプの目眩は大きく分けて中枢性と末梢性に分かれるのですが、中枢性の場合は脳に異常があってめまいが表れます。異常というのは脳梗塞や脳出血、てんかんなどです。これは、本当に危ないですので、即病院ですね。脳に異常があるので、危ないです。
中枢性のめまいの『目眩以外の症状』は、たとえば
- 意識障害
- 嚥下(えんげ…食べ物や飲み物を飲み込むこと)機能の低下
- ろれつが回りにくい
- 激しい頭痛
- けいれん
などが挙げられます。めまいだけではなく上記のような症状もある場合はインターネットで症状を検索するよりも、一刻も早く救急車を呼んで救急隊員さんに指示を出してもらった方がいいです。
脳に異常がない場合は末梢性のめまいになりますね。主に精神的なストレスや自律神経の乱れなどが原因で起こると言われていますね。
クラっとするような立ちくらみのような目眩
クラっと一瞬だけフラついて、少し待てば治まる立ち眩みとも呼ばれるめまいですが、これは脳に流れる血液の量が一時的に不足してしまうことにより起こると言われています。
これも原因は血圧を調整する自律神経の乱れや、ストレス、疲労が原因で起こると考えられています。
ストレスや疲労などが原因で血圧の調整がうまくできず、動いたときや立った時に脳の血流不足が起きて立ち眩みが起こります。
東洋医学的な原因
目眩を東洋医学で考えると、ぐるぐる回るめまいや首を動かすと起きる回転性のめまいは肝臓の(ツボの)弱り。
ふらつきなどの浮動性のめまいは腎臓の(ツボの)弱りと言われています。
この肝臓や腎臓といいますのは、東洋医学では【五臓の働き】という考えがあります。五臓というのは肝臓、心臓、脾臓、肺、腎臓の5つで五臓です。
東洋医学では、この肝・心・脾・肺・腎の5つの五臓のバランスをみていくんですね。
ぐるぐると回る回転性のめまいは肝臓の弱りと考えますので、肝臓のツボを使って肝臓の機能が上がるように施術したりします。
ふらつきなどの浮動性のめまいは腎臓の弱りと考えますので、この場合は腎臓のツボなどを使って腎臓の機能を上げるように狙っていくわけですね。
クラっとする立ち眩みに関しましては、自律神経の乱れや疲れやすさを解決することが大切です。今回ご紹介するツボもいいのですが、こちらのブログや動画もチェックしてみてください。
YouTube⇒【自律神経失調症】絶対にやって欲しい朝の習慣!不眠などにも効果的
ブログ⇒【自律神経失調症】絶対にやって欲しい朝の習慣2つと効果的なツボをご紹介します!!
今回紹介するツボは、どの目眩にも使えます。
目眩に効果的なツボ
めまいにオススメなツボは、頭にある【顖会】(しんえ)です。
顖会の『顖』は頭蓋骨の大泉門(だいせんもん)を表し、『会』は集合するという意味です。いくつかの骨が集合しているということで、頭や顔の症状に使われるツボになります。昔からめまいに使われてきたツボになりますね。
そんな顖会のツボの場所は
- 前正中線上
- 前髪の生え際より上に2寸
です。
ちょっと実際に探してみます。
まずは、前正中線上ですね。前正中線上は身体の全面の中央、お臍と鼻を結ぶ線を頭の方まで延長させます。そして、前髪の生え際より上に2寸。生え際が分からない場合は、おでこにシワを寄せたときに動く部分と動かない部分の境目を見つけてください。
1寸は手の親指の横幅になりますので、生え際より上に親指2本分上がったところになります。その辺りを押してみてツーンと響くようなところが顖会のツボの場所になります。
そこを、人差し指や中指で優しく刺激します。大体10秒くらいですね、そんなに強く刺激しなくても大丈夫です。痛気持ちいいくらいの強さでグーっと優しく刺激します。
目眩が気になるときは、ぜひ使ってみてください。
注意点としましては顖会は頭蓋骨の中の大泉門という場所にあって、赤ちゃんはこの大泉門が閉じていないので、触ってはいけない場所になります。大泉門の閉じる時期は個人差がありますが、大体1歳半頃に閉じるといわれています。
大泉門が閉じていない赤ちゃんには顖会は使えませんので、触らないように注意してください。
まとめ
まとめとしましては、めまいには回転性のめまい、浮動性のめまい、立ち眩みのようなめまいの3種類がある。
その中でも浮動性のめまいで脳に異常があるものは鍼灸では対応できないので、すぐに病院へ行ってください。
東洋医学では、回転性は肝臓の弱り、浮動性は腎臓の弱りと考える。
めまいにオススメなツボは頭にある【顖会】(しんえ)。顖会の場所は①前正中線上②前髪の生え際より上に2寸上がったところ。その辺りを10秒ほど刺激する。
本日は目眩のツボ【顖会】をご紹介していきました。
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